ウーヘーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ウーヘー

ウーヘー

映画(156)
ドラマ(0)
アニメ(0)

二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

4.1

人の話を聞き、語り直すという体験は、日常生活においてはままあることだと思う。だが、もしその話の内容が震災の話であったとしたら、自分は果たして自分の言葉で語り直すことができるだろうか。
直接会って話を聞
>>続きを読む

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

4.2

小松菜奈見たさに見たけど、良い意味で裏切られた。

そもそも脚本がしっかりしてるんだろうけど、変に説明を入れこむようなこともなくて、とても丁寧に作り込まれた作品でした。

フィクションものは話のキーが
>>続きを読む

阿賀に生きる(1992年製作の映画)

4.2

大好きだ。

日常の強さというものを否応なく感じさせられた。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アナかわいすぎ。で感想を完結させても良いくらいアナかわいすぎ。

「映画を出せば売れる時代は終わって、その時代において一石を投じた作品」ということを聞いて、アナがおかしく(言い方はアレだけど)なったの
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

2回目。
全然記憶なかったけど、面白いイメージあったから再視聴。

親子って複雑な関係だよなー。
親同士はそれぞれが選択した結果だけど、子供は関係を選べないし。
親の都合で、離れ離れになる選択をさせら
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

わからなかったけど、
エンディングの桜流しで、
次作への期待がもてた。

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.1

大事なものが詰め込まれている、宝物のような作品でした。

不倫も愛が故と思うと、結婚ってなんなんだろうなって、独り身の私は考えてしまったりするのです。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

佐々木めちゃくちゃ面白えよ。
なんでいつもそんなに明るいんだよ。
辛い時は頼れよ。泣きたい時は泣けよ。

弱いやつほど強がって、
自分を隠すからわからなくなる。

いや、そもそもわかろうとしても無駄だ
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

また好きな作品が増えたや。

内容は複雑なんだけど、伝えたいことはシンプルで、心に爽やかな風が吹いたような。

最後の解釈は観客に委ねられたけど、
いずれにせよ理想的な結末にたどり着いたし、仮にあれが
>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.2

クソみたいな人生とかいうなー。
人生に差なんてないんだからさ。

とかってほんと詭弁ですね。
ドキュメント見て泣いて、ほんと恵まれてんだ。

エピローグでちょっと救われた感覚になったのは、あくまで自分
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

青春を突き進む女子高生。いいなぁ。
そんな感情を見守る年になってしまったことに寂しさを覚えつつ、楽しませていただきました。

心の雨が降り止まない各登場人物が、それぞれ人との関わりを持って前進していく
>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.9

悲しみは分け合えば半分。

って実際はそんなことなくて、一人一人に悲しみの大きさや感じ方は異なるし、そんな単純なものじゃない。

それでも事実として共有することは可能で、残された者同士で少しずつ感情を
>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.6

グレムリンの悪事が人間的で、最後の中国人?のおじさんが言ってたように、風刺的な作品だった。

それにしてもママが強すぎて笑った。
主人公が抜けてて弱くて、なのにヒロインが可愛くて、えーそこでチュー?な
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

IMAX上映されてたのを知りながら、一度見たしなぁと思ってずるずると上映最終日。
休みだし、暇だし、で見てきた。

結果、
これまで見送り続けた自分を恥じた。
この映画は家のテレビで見るもんじゃない。
>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

なにをやろうと、なにを言おうと、
全部自業自得と認識できていられるなら、
少なくとも人生に悔いはねぇな。

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.3

つくづく子供を産むことって大人のエゴでしかないなと思う。

絶対的に産まれた環境は大人になっても影響を及ぼし続ける。

光と影が交わることはないのだと、
ただただ虚しかった。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

人の手によって作られた、
血の通った作品だなぁ。

ずっと心地よい風が吹いているような、
そこから動きたくなくなるような感覚を覚えた。

愛を与えられた人は愛を与えられる。

とても愛おしい作品だった
>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.2

なんかもったいなかったなぁ。
題材としては絶対に面白いのに、演出のせいかいまいち入り込めなかった。
シームレスに話が続いてくれれば良いんだけど、途中途中で史実を急に織り交ぜたり、回想を挟んだりでもうち
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

清々しい作品でした。

ちゃんと記憶から消し去られた本人に会いに行って、その気持ちを汲んで、選択をしたという展開がとても良かった。

それと近頃コロナのおかげで音楽文化の価値が低く見られているというこ
>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.3

『約束は海を超えて』とかまじクソみたいなサブタイトルつけんなマジで、と暴言吐くくらいシリアスで、知らなかった歴史を垣間見ることのできる良作。

タクシー運転手まじカッケェってなるし、命を賭して守った過
>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

近頃現実厳しすぎて、仮想現実に生きる選択肢がリアルになれば、実際の人っていなくなるよ?と想起させられる作品だった。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.2

わたしにも愛する家族がいる。
きっと死際には1番に思い出すと思う。
でも、この機長にあっては、まず乗客の命、そのあとに家族、そのあとにようやく自分だった。

ただただ涙が溢れた。

想像もできない悲し
>>続きを読む

潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.9

「世界的なファッション雑誌ELLEの名編集長として名を馳せた、ジャンドミニックボービー氏はある日突如脳出血で倒れ、身体的自由を奪われるロックインシンドロームに陥る。そんな状態にありながら、唯一動かせた>>続きを読む

BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.9

愛が死期を早めうるとはなんと皮肉な病気か。

過激な行動、言動が生き急いでいることの現れのようで、
目を背けてはいけない事実であることを知りつつも、
見ていて苦しかった。

愛する人が病気で苦しんでい
>>続きを読む

どこへ出しても恥かしい人(2019年製作の映画)

4.3

あぁ自分をさらけ出して生きたい。

生傷の絶えない日々が生きているということが実感させてくれそう。

こんなにもカッコ悪いのにカッコ良い大人がいるんだな。
ひとまず競輪場行って負けてくるかなぁ。

僕はラジオ(2003年製作の映画)

4.2

外見とか仕草とか言葉とか、表面的な部分からじゃなくて、その人自身の本質を感じ取って、正しいことを行える人間っているんだよなぁ。

とても爽やかで、気分が穏やかになる映画でした。
こう思えたということは
>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.2

こういう人が人に影響を与えられて、自分を変えようとする映画好きなんだよなー。

眉間のシワが徐々に和らいでいって、子供のような顔になっていくジャックニコルソンがとても愛らしかった。

そして、ヘレンハ
>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.4

色々と考えさせられる映画であったが、
思ったのは誰しもがリチャード・ジュエルになりうる可能性を秘めているのだということ。

この作品はアトランタ五輪の裏で起きた爆破事件というスケールの大きな出来事を扱
>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

2.9

映画作品にうまく落とし込んで、という感じもあまり見受けられず、内容に没入できないままに淡々とストーリーが進んで終わった、という感想。

ミュージカルはきっと面白いんだろうけど。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.4

マット・デイモンがル・マンレースの映画ってアクションやばそうブチ上がりそう!

で見にいったら泣かされて帰ってきた。

臨場感のある映像と音楽だけで楽しめる上に、権力との争い、友情、家族愛とか好きな要
>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

序盤、思春期の少年少女が現実に翻弄されながら、理想を求め立ち向かい、ハッピーエンドを迎える青春映画なのかなー

の印象が吹き飛ばされた。

前情報なしで見たがために、エンディングで口が開きっぱなしだっ
>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.7

歴史に翻弄され、個人の信念を揺さぶられるような世界にあっても、友情や愛は確かに存在して、結局はそれに救われる。

ありきたりだけれど、そんなことを強く感じた。

あとやっぱり歴史学ぼうと思った。
知ら
>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

虚しいって感じる夜、誰にでもあると思うけど、そんな夜を想起させられる作品だった。

人が人を求めたり、仕事に奮起したり、趣味に没頭したり、人は生きる理由を外に求める限り、虚しいって感情からは逃れられな
>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.2

たとえ親になる覚悟ができても、結局1人と1人の人間にすぎないということを痛感させられる。

いくとこまでいくと具体的な理由は体裁でしかなくて、感情の問題になってくんだな。

無償の愛ってほんとに存在す
>>続きを読む