たとさんの映画レビュー・感想・評価

たと

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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.5

大人は判ってくれない。
そう呟く子どもだっていつかは大人になる。
ラストカットはそんな子どもが大人になると決意した瞬間(海まで逃げて来た、しかしこれ以上は逃げられない、だから腹をくくる)、そんなヌーヴ
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清作の妻(1965年製作の映画)

3.3

若尾文子が選ぶ自身の出演作でナンバーワンに挙げる本作

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

クリストファー・ノーランによる法廷劇だ。従来の、ノーランを評するに使われた枕詞『時系列』『SF』のイメージは後景に退いている(もう一点、『インターステラー』に顕著だが、詩-----登場人物間で異なる解>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

3.5

刑法第37条、緊急避難がテーマの映画。
冒頭、崖で宙吊りになる愛人(推定)、妻、一番下に夫。妻はナイフでザイルを切り夫を崖から落として愛人(推定)と助かるが、裁判で殺人か緊急避難かが問われる法廷劇。そ
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

3.4

まぁまず題名がええわな

職場である二階のバーへ向かうために階段を上る。
苦しみもあるが、それでも生きて行くために階段を上らなければならない。

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.3

んーーー
若尾文子の魅力はファムファタールではないかなぁ

探偵物語(1983年製作の映画)

3.1

んー
薬師丸ひろ子を軸にした下世話なアイドル映画という印象
松田優作じゃないと駄目だったという程でもないかも

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

-

役所広司目当てで観たが、竹中直人のキャラクターに惹きつけられた。こんな人物は竹中直人でないと演じられない

野獣死すべし(1980年製作の映画)

4.1

刑事が松田優作演じる伊達に目をつけた理由や、共犯者を見つけるタイミング、銀行強盗すればそこでお互いに好意を寄せている人と居合わせたり、強盗後の電車で刑事に出逢う等々あまりに御都合主義に運ぶプロットに鼻>>続きを読む

大学の山賊たち(1960年製作の映画)

3.6

『終』で始まって驚かせ、その後劇中劇だったと明かす、人を喰った冒頭から面白い

男5人女5人が雪山で出逢って遭難の恐れがあるのでおばけが出ると噂の山小屋へ避難。ラブコメが始まりそうであるが、遭難途中に
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電柱小僧の冒険(1995年製作の映画)

-

背中から電柱が生えているいじめられっ子がいじめから救ってくれた女の子にタイムマシンをプレゼントするもそれが作動してしまい25年後に。世界を支配している吸血鬼集団「新選組」と戦うようその時代で出会ったサ>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

4.1

敗者三部作の第一作目
度重なる不運に(恐らく映画の始まる前には子どもも亡くしている)落ち込むも自暴自棄にならずにお互い支え合いながら"善く"生きようとする
アル中になったが、施設から更生してきた元料理
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青春の蹉跌(1974年製作の映画)

3.8

原作は第一回芥川賞受賞者石川達三による『青春の蹉跌』。ただ、映像化に際して(ラストシーンへの)改変ぶりに激怒したとの事。

神代辰巳監督作品の一作目は何を観れば良いか教えてもらってDVDを貸してもらっ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.8

今日で一気に労働者三部作観たけど、これが一番重い

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

確かに男主人公はダサいかもしれない。けれど格好いい。
「新婚旅行に行かないか?」にヒューヒュー言うてしまった。むちゃくちゃ格好いい

それに最高の相棒

隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.3

面白かった
スター・ウォーズのC-3POやR2-D2の人物造形の元ネタなだけでなく、ジャバ・ザ・ハット、パドメ、パドメの影武者的な人物も観られた。

砂の惑星タトゥーイーン。敵陣での六郎太と田所兵衛の
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.7

唐突な佐川一政ネタにハテナと思いつつ、そのハテナ具合に笑ってしまった

七人の侍(1954年製作の映画)

4.6

むちゃくちゃ面白い。
何も言うことありません。これから何度も観返します。
『白黒』、『時代劇』、『207分』。いくらすごい映画だという評判でもやはりこの三幅対に敬遠してしまっていたが、本当にもったいな
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お早よう(1959年製作の映画)

4.1

面白い
子ども達の間で流行ってる額を押されたら放屁する遊び(中には漏らしてしまう者もいる)、英語の勉強をしている主人公兄弟の弟が事あるごとに習ったばかりの『アイラブユー』を言ったり微笑ましいシーンが多
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本日休診(1952年製作の映画)

3.6

開院から丸1年を記念して「本日休診」の札を入口に立て掛け、昼寝でもむさぼろうとしていると持ち込まれる様々な患者や問題。しかもそれらはもはや医者の領分ではない問題ばかり。解決に向かい一息つけるかと思うと>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

『瞳をとじ』るシーンが三度映される。
一度目はアナ(娘)が失踪していたフリオ(父親)と幾十年振りの再開を果たし、『私はアナ』と名乗りながら瞳を閉じる。アナは父親とまともに交流したことなど無く、電話越し
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