MinaMiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

MinaMi

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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.8

難しい。けど、面白い。メタファーだらけで時系列もバラバラ。謎だらけ。含みを持たせた謎を用意して、なんで?を考察させようとしてるのが腹立たしい。エヴァンゲリオンと同じ。でも解きたくなっちゃう。飽きさせな>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

なんとも言えず気持ちの悪い、見ると食欲の失せるグロテスクなカットが印象的に挟みこまれて、静かな映像に緊張感をもたらす。
不思議なカメラワーク。不穏な物語。非現実な展開と登場人物の醜い本音。『ロブスター
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

絶対自分好みの映画だろうと思ってずっと観たかったけど、観てみたら、本当に自分好みだった。
前半のビリーはすぐ大声をあげてキレだす理解不能なクズに思えて、がっかりしたのだけど、ボーリング場のシーンから、
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.0

新幹線ゆかりってなんやねん!
とんでもない日本像に爆笑しながら頭空っぽで楽しめる。
酔っ払ってつっこみながら観るなら最高のチョイス。
・脚本 6/10
・演技 5/10
・演出 7/10
・音楽 6/
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

2.9

石原さとみと永野芽郁の可愛さが9割。いい話なんだけど、あまりにもいい人しか出てこなくてリアリティがないのが残念。心がきれいな人は泣けるんだろうなあ。
・脚本 5/10
・演技 7/10
・演出 4/1
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

2.6

前半のギャグパートのよくわからなさと妙な勢いに慣れなくて気を抜いていたら、後半でまんまと泣かされた。さんまさんプロデュースだから仕方ないのかもしれないが、笑いは無理に入れることなかったんじゃないかと思>>続きを読む

世にも不思議なアメージング・ストーリー(1986年製作の映画)

3.1

80年代のアメリカが生み出した「世にも奇妙な物語」。セットの安さに初めは驚いたけどテレビドラマをつないだ映画とわかって納得。1話目の飛行機のお話、オチはなんでやねんって感じだが演出でドキドキさせるのが>>続きを読む

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.1

軽くて薄くてからっぽだけど、この年代のリアルを詰め込んでる。なによりウィノナが可愛いという点を評価したい。MTVとか若者の就職難とか90年代アメリカを感じる。自分の中のアメリカの原風景はこの時代な気が>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

2.8

なんか不思議。奇妙で、謎めいた世界観なんだけどなんかクセになる。極端に音が少ない分、絵に集中できる。気持ち悪さと芸術性の間を突くような絵。動きも奇妙。わかるようなわからないようなふわふわした生き物と世>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

坂本龍一、デヴィッド・ボウイ、内田裕也などのミュージシャンやコメディアン時代のたけしが演じているので本職の俳優にはない独特な雰囲気が漂っている。ロングズームの長回しなど、独特でアーティスティックな撮り>>続きを読む

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

2.4

アイデアひとつでホラーってちゃんと怖くなるんだなぁと感じた作品。おそらく低予算だし、撮影日数もそんなにかけてなさそう。怖がらせる仕掛けも昔ながらの風情があってある種王道なんだけど、設定とzoomらしい>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

奴に狙われたら絶対に命はない。Twitter大喜利でおなじみのジョンウィック初鑑賞。
意外と早めに復讐は果たすんだけど、バカ息子があまりに間抜けすぎてよくここまで生き延びたなぁと。みんな死ぬ時はあっさ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.6

スペイン内戦後の緊迫した状況下で生きる少女の空想と現実を交互に描く物語。「はてしない物語」のようでもあり、明確に違うのは切なくも残酷な現実。「パシフィック・リム」や「シェープオブウォーター」でもそうだ>>続きを読む

僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

2.3

たぶん原作は面白いんだろうなぁ。すごく悪いっていうほどじゃないんだけど、もうちょっと違えば名作になると思うんだけど、、、なんとも退屈。演出に緩急がないのと音楽がつまらないのが惜しい。
・脚本 5/10
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.4

清々しいほどつまらなかった!予想通りの展開!必要性のないキャラクター!圧倒的なリアリティの無さ!
福本先生のオリジナル脚本は面白かったのかもしれないが、それは福本漫画の絵柄だからこそ、遅々として進まな
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.8

ポンジュノとソンガンホの作品にハズレなし。本当にあった話を元にしているのがエグい。ゾディアックを思い出す。80年代後半のゆるくて粗雑な捜査現場。泥と血の臭いがしそうかリアルな演出。ちゃんと怖い。犯行の>>続きを読む

ブリング・ミンヨー・バック!(2022年製作の映画)

3.5

すごく音が楽しかった。映画館の椅子で揺れまくってしまった。(周りの方ごめんなさい)純粋に音を楽しんで作る人たちには敵わないし、誰も彼らから音楽を奪うことはできないと思った。民謡クルセイダーズのライブ行>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

きっと、テレビ用に撮られたライブ映像でしかなかったものを、編集の力でここまで芸術に昇華したんだと思う。クエストラブやるじゃん。どのアーティストもかっこよかったですがSLYがすごく好きになった。レコード>>続きを読む

ローカル・ヒーロー/夢に生きた男(1983年製作の映画)

3.9

真顔で面白いことをするイギリスらしいコメディ。80年代らしいインテリアや音楽が個人的に好き。ヒューストンの都会的な雰囲気も、スコットランドのちょっとひなびた海岸の町も観ているだけでウキウキする。ツッコ>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

2.3

ポスターイメージのオシャレなタイムトリップストーリーを期待したけど、やたら下品で、登場人物にまったく感情移入できなかった。
オチもふつう。残念。

・脚本 4/10
・演技 4/10
・演出 5/10
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長崎の郵便配達(2021年製作の映画)

3.0

ナガサキ、原爆、平和への祈り。大切なことだけど、ちょっと説教くさくて軽々しく観られないテーマだけど、娘が父を辿る旅というとても私的な文脈で語るから、いい意味で軽い。
ヒバクシャの谷口さんが伝える原爆の
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.4

・脚本 7/10
・演技 6/10
・演出 6/10
・音楽 8/10
総合点 27/40

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.6

・脚本 8/10
・演技 6/10
・演出 9/10
・音楽 8/10
総合点 31/40

E.T.(1982年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の、顔が映らない一部を切り取ったようなカットの連続で、世界にひきこむこれぞスピルバーグマジック。
クライマックスの空飛ぶシーンよりも、ハロウィンの夜のシーンが象徴的になっているけれど、あの時のエリ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

2020年代のキルビルという感じで好きです。フェミニズムに寄りすぎているわけではなく、女相手にも復讐するし、男でも改心してれば復讐しない。意志を持った復讐。
しかしちゃんとラストの証拠はしっかりあるの
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.8

韓国映画のエンタメ性の高さに拍手。面白かったー!
子どもと妊婦、か弱い女性をゾンビから守れるか定番だけどハラハラさせられる。ホラーかつサスペンス。「今、私たちの学校は」にしっかり受け継がれている韓国ゾ
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.5

あたたかい映画。サンタ役の老人の笑顔が優しくて説得力がある。子どもの夢を守るサンタクロースの存在を肯定するにも、ただ美徳として描くだけではなくて、それが商業的にも正しく、政治的な思惑もあり、情に訴える>>続きを読む

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

めでたしめでたし、じゃあないんだよ。人死んでるがな。
感情移入できないキャラクターたちだからまったくハラハラしなかった。でも、たまにはこういうジャンキーなホラーを見るのはよい。
・脚本 4/10
・演
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凶悪(2013年製作の映画)

3.4

こういう過激なお話は、映像にすると安っぽくなりがちだけど、役者がいいとリアリティが出て、ひきこまれるなぁ。
うわぁ、っていう人間の汚さ、優越感、不安を押し殺すために人を殺す。
空虚な現実を見たくなくて
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.0

80年代のキラキラ感が懐かしい。当時の少年マンガに強い影響を与えてそうなストーリーとキャラクター。ラストがものすごくあっけないけどそういう勢いの映画。面白いけど、今とは違う価値観を感じる。時代だなぁ。>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.9

鈴木亮平の迫力ある演技が冴える。役所広司のような厚みはないが、青さの残る刑事を演じる松坂桃李の眼力も印象的。
グロもありつつ、時々ユーモアが入るので疲れずに鑑賞できた。
犬を可愛がり続けてたのは、ちょ
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フライトナイト(1985年製作の映画)

2.8

This is 80年代B級ホラーって感じで楽しい。最終的に人間の死体出てるけど後日問題にならなかったのか。まあいいかー。80年代B級ホラーだし。
・脚本 5/10
・演技 5/10
・演出 7/10
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