オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 106ページ目

オーウェン

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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官(2009年製作の映画)

3.0

不法移民の問題はどこの国も複雑化しており、日本でも無視できないものになりつつある。
その現状を群像劇として描く。

グリーンカード取得のため体で迫ったり、家族で出身国が分かれるなどの矛盾が生まれてしま
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

2.9

トイ・ストーリーからのスピンオフとして、バズの単独作品が登場。
ウッディと出会う前の話であり、スペースレンジャーとして活躍していたころの物語。

バズといえばのザーグが悪のボスとして登場。
そしてバズ
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ザ・スナイパー(2005年製作の映画)

2.3

世界を股にかける殺し屋スナイパー。
しかし過去のトラウマから照準の際にはパニック症が起き、仕事をこなせなくなってきている。
そんな折にホテルである友人に知り合うことに。

原題は「THE MATADO
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ザ・ウォッチャー(2000年製作の映画)

2.0

キアヌの悪役は新鮮でしたが、似合ってない事も見事に証明されてしまった(笑)

一応サイコキラーという設定。
この男は殺す女性の写真を刑事にわざわざ送りつけ犯行予告。
その上で女性を拘束し殺す前にダンス
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エイリアン バスターズ(2012年製作の映画)

3.1

コメディ作品が未公開になるのは今に始まったことではない。
だから中身を気にしてはいなかったが、キャストの割には思ったほど笑う場面が少なかったように感じる。

スーパーの店長のエヴァンが店に来ると警備員
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ミュータント・ニンジャ・タートルズ2(1991年製作の映画)

3.0

アニメの実写版にしては随分幼かった1作目。

そこから反省をしたのか、大人でも見られるほどにオーソドックスな作りに変わっている。

シュレッダーも復活し、タートルズたちも相変わらずノリノリ。

しかし
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.1

キアヌの復活作であり、カンフーとガンを組み合わせたガン・フーなる言葉まで生み出した作品。

物語は至ってシンプル。
病気で亡くなった妻の形見とも言うべき犬。
その犬を殺されたため、元凄腕の暗殺者ジョン
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死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.8

最後まで見てどっかで見たような話だと思ったが、傑作の「ロスト・ボディ」のリメイクと知り合点がいった。

浮気していた彼女と本気になり元妻の殺害を新薬を使って実行したジンハン。
だがその死体が安置所から
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.0

ナチの時代に、ポーランドのワルシャワで逃れてきたユダヤ人を動物園に匿った夫妻のお話。

つまるところこれは「ホテルルワンダ」と同じような中身。
ただし見た後の印象が薄く感じるのは、男性と女性の違いがあ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.2

司馬遼太郎原作のあまりにも有名な新撰組の時代劇。

土方歳三がいかにして新撰組を設立しえたのか。
また隊長の近藤勇とは別に、裏方を束ねる鬼の副長として追ってきた役割とはいかに。

詳細を丁寧に追ってい
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ヒラリー・スワンク ストーカー(2011年製作の映画)

2.4

同じタイトルでロビン・ウィリアムズ主演の「ストーカー」というのがあった。
これも同じで見る前からある程度内容が分かってしまうのはどうなのか。

今作はストーカーされる側なのがヒラリー・スワンク。
住み
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パシフィック・ウォー(2016年製作の映画)

1.5

真珠湾攻撃の後のアメリカ海軍の極秘任務に就いたインディアナポリス号。
日本軍と対峙する中で魚雷が命中し艦は沈没。
艦長はじめ船員は太平洋の真っただ中に漂流する。

実話というのに引っ掛かりを覚えるのは
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サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

3.6

当時はソダーバーグ引退作ということだが、本人曰く休みを取りたいということなのでまた戻ってくるのだろう。
そんな監督の作品は新薬を巡るサスペンス。

エミリーは夫の刑務所暮らしによりうつ病で苦しんでいた
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.3

全編聾唖のストーリーで展開されるドラマ。

寄宿学校にやってきたセルゲイは聾唖専門の学校に入学する。
だがそこは不良の少年少女がたむろする巣窟であり、セルゲイも仲間に入るよう促される。

とにかくセリ
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俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル(1996年製作の映画)

3.2

まだアダム・サンドラーがブレイクする前の作品。

アイスホッケーの選手になろうと奮闘するも夢かなわずなハッピー・ギルモア。
祖母の家の差し押さえを食い止めるため、ゴルフ選手へと転身して賞金を稼ごうとす
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3人のエンジェル(1995年製作の映画)

3.1

3人組のドラッグ・クイーンが旅をする。この部分だけを捉えれば「プリシラ」とまるで同じ。
そのためか後発のこちらは劣ってしまうのはしょうがない。

代わりに当時ではスターであるパトリック・スウェイジやウ
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盗聴犯 死のインサイダー取引(2009年製作の映画)

3.5

後発の方が先にDVD化という、何とも分からないリリースのタイミングだが、この前者の方が出来は断然よく、3人の男たちのドラマがしっかりと練られている。

不正取引を監視・盗聴している3人の刑事。
それぞ
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.8

最初のほうはとぼけた感じで進んでいくが、終盤辺りから意外な真実が飛び出してきて、着地させる。

ライターの佐倉明日香は発作的に睡眠薬を大量摂取。
そのせいで隔離病棟に入院。そこは別名クワイエットルーム
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チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

2.9

原作は3部作でありすでに既読なので、この場面があれだとか思い出しながら見ていた。
作りは悪くないし世界観もしっかり再現されている。
でも読後より面白いという観想は出てこない。

ロシアではなくソ連が舞
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パシフィック・ハイツ(1990年製作の映画)

3.3

ドレイクとパティは新居を購入し、余っている部屋を間貸しすることに。
カーターという男性に部屋を貸すのだが、家賃は一部だけで残りの金を払わずに信用だけで住み始めてしまう。
その後も入金がないまま次第に両
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名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)(2011年製作の映画)

2.3

DVD化されて見ると思うのは、よく劇場公開を延期せずにいられたということ。
最後のシーンで当時わずか1か月前の東北大震災を思い出さずにはいられない。
もちろん製作時はこんな事態を予測していたわけもない
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

2.3

911テロによって報復という名の攻撃が始まる。
タリバンに派遣されたアメリカ特殊部隊の12名は先陣を切って、敵の本体へと接触を図る。

12人VS5万という、大袈裟すぎる惹句。
でも映画を見ると、そこ
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.3

前のシリーズにあったリメイク作品が久々の新作。

公開時期が奇しくもロシアとウクライナの戦争に掛かるという偶然。
民衆のストライキによって、王政を奪い返すという物語はあまりにもタイムリー。

これが1
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サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.1

ジョージ・クルーニーの監督作だけど、展開の仕方といいキャラといい、コーエン兄弟が作るような映画だとずっと思っていた。
すると脚本にコーエン兄弟の名がありやはりと。

邦題まんまの映画であり、1950年
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.2

これももう20年前の作品になったのか。
確か見たときは結構面白かったと思うのだが、今見ると何か浮ついたラブコメにしか見えなかった。

猟奇的というタイトルだが、意味のある暴力です(笑)

前半のテイス
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

この前フランスで撮っていた是枝監督が今度は韓国で。
とはいえ場所は変わろうとも、その演出などは変わりなし。

赤ん坊を売買して斡旋するブローカー。
偶然拾ったその赤ん坊を何とか高値で売ろうとする男2人
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.0

ジェニファー・ローレンスの映画デビュー作ではあるが、やはり意志の強さは充分に感じられる役柄。

3姉妹が置かれたいかに過酷な環境かは、小さい妹が夜に新聞や酒を販売していくとこですぐに分かる。
お互いも
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センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(2012年製作の映画)

3.2

1はつまらないを通り越して、前に飛び出てくる不自然さが腹立つ出来であった。
この2は幾分抑えられており、純粋に冒険仕立てにしたのが良かった。

余計な前置きなしに冒険にスタートする分かり易さ。
島に着
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.2

「新感染 ファイナル・エクスプレス」のゾンビの集団と、いきなりの全速力はすごかった。
それを踏まえて前日譚を描くアニメ。

始まりが突然というのは変わりないが、駅から警察に街中まで次々ゾンビが増殖して
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日輪の遺産(2010年製作の映画)

3.5

原作は浅田次郎だが未読。
しかし史実にうまく肉づけをした創作部分が、戦争の悲劇をより際立たせている。

マッカーサーの資産を秘密の工場に隠匿せよとの命令が軍より下される。
受け持つのは真柴少佐と小泉中
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バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.5

シリーズとしてはなんと17年ぶりの3作目。

さすがに2人とも50歳を越えていて、どこがボーイズだと(笑)
年齢をネタにしており、ここら辺は「リーサル・ウェポン」などと同じく、時の流れを感じさせる。
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野火(2014年製作の映画)

4.2

出資が受けられなかったという話題だけで、戦争の真実が描かれているなと予想がつく中身。

基本的に被害者然とした戦争映画はよくできるが、加害者たる日本人の残酷さが描かれた作品はほとんど無いことに気付く。
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.2

巨大化が止まらないのキャッチコピー通り、遺伝子操作され巨大化してたゴリラとオオカミとワニがシカゴを襲う。

B級まっしぐらなバカっぽい設定だが、ここまで規模が大きくなると逆に潔いぐらい。
何しろ都市は
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ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ(2021年製作の映画)

3.1

タイトル通りに歌手のビリー・ホリデイが生涯を通じて国の連邦麻薬局と対峙することに。
それは黒人の公民権運動を「奇妙な果実」という自身の歌で扇動しようとしたから。

ほぼ晩年の頃の10年ほどが描かれるの
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雨鱒の川(2003年製作の映画)

1.0

観終わりこれは環境ビデオでも見せたいのかと思ってしまった。

やたらと映像はきれいなクセして、物語がスカスカ。
登場人物の誰にも共感できない。構成が下手と悪い事づくし。

現在と過去を何回入れ替えれば
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この国の空(2015年製作の映画)

3.0

太平洋戦争の末期。
8月15日に日本は終戦を迎えるが、庶民はそんなこと露しらず。
いつ終わるかもしれぬ戦争に怯える里子は、母と隣人の市毛などと暮らす日々。

戦争映画ではあるが、直接的な描写はない。
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