オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

オーウェン

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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.1

「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚。
いかにしてウィリー・ウォンカは出来上がったのか。青年になる前の時代を描く。

原作はないが、オリジナルの味は殺さずに、ウォンカの世界観そのままな町や工場が出
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

原作を読んでいたので結末やトリックを知っていたが、それをどう映像化したのか。

劇団の舞台練習という名目で高原のペンションに集められた男女7人。
雪山の山荘という舞台設定で4日間の研修が始まるが、1人
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

1作目はゾンビシリーズ最高のヒット作であるが、あれから10年経った2作目。
それにしてもよくこれだけのキャストが再登板を実現させたものだ。

ホワイトハウスを根城にして、今でもゾンビ退治に勢を出してい
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.0

ブラッド・ピットとロバート・レッドフォード役者として初共演だが、一緒に写ってるシーンが異常に少ない(笑)

正直前半がだらけていたが、後半のビショップを救う件から作戦内容までが中々に面白かった。

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寝取られ男のラブ♂バカンス(2008年製作の映画)

3.6

ジャド・アバトウは相変わらずの下ネタコメディ作品を送り出してきた。

OPからして強烈な画がやってくる。
恋人が別れ話をしているのだが、男は全裸で悲嘆にくれる。
しかもR-18なので普通に下半身が映し
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年製作の映画)

3.1

これは素直にハードボイルドとして見たが、やはり日本だと猥雑な部分が前面に押し出されるのはしょうがない。
外国みたく探偵がかっこ良く見えないのもしょうがない(笑)

石井監督の前作をまったく知らないので
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プリティ・ブライド(1999年製作の映画)

2.5

「プリティ・ウーマン」の夢をもう一度とばかりに主演男優女優監督が10年ぶりに手を組んだ作品。

しかし10年というのは予想以上に長い。
すっかりおじさんになったリチャード・ギアと明らかに老けたジュリア
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僕と彼女とオーソン・ウェルズ(2008年製作の映画)

3.1

ザック・エフロン主演なのでてっきりアイドル映画かと思ったが、冒頭から随分とオールディーズな音楽と服装。

これはタイトルロールにもなっているオーソン・ウェルズが出演した舞台「ジュリアス・シーザー」の時
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ツーフィンガー鷹(1979年製作の映画)

3.5

洗濯屋のボンクラ息子が親友の敵討ちのため、強くなろうとする。
でも全然強くならない。
そこで洗濯屋という特性を生かし、これを拳法に応用する。

ユエン・ウーピンとユン・ピョウの組み合わせという珍しいコ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.7

将也はやってきた転校生の硝子を苛めていた。
彼女は障害者でしゃべることが困難なため、クラスメイトからも嫌悪の対象として扱われていた。

普通こういう場合被害者が主役となるのだが、転換によって加害者が逆
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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇(2010年製作の映画)

2.3

設定は奇抜以外のなにものでもない。

新婚ながら倦怠期の夫婦が、ひょんなことから地獄ツアーという名の旅行に出ることに。
するとそこはまさに奇想天外な地獄。

樹木希林と片桐はいりのコンビにまずは驚かさ
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ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!(1995年製作の映画)

2.9

800億ドルといわれるハリマオの財宝。その場所を示す熊に鷹に猿の像。
これをめぐって争奪戦が繰り広げられる本作品。

宝にほとんどバックボーンがないのがマイナスと、栗貫ルパンの悪ノリがあちこちに見え隠
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サンコースト(2024年製作の映画)

3.5

ティーンエイジャーのドリスには自由に遊べない足枷が。
それが脳に腫瘍が見つかり死期が間近の弟。
母と暮らす生活の中で、弟が最期の時をホスピタルで過ごすことに。

ドリスの青春が弟によって潰されていると
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.5

「メメント」の原型を作っているのがこのクリストファー・ノーランのデビュー作だ。

監督や脚本など5役を務める。
おまけにメメントに通じる時間軸のいじりが入るサスペンスもの。

作家が創作のため人間観察
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チャイルド・プレイ/チャッキーの種(2004年製作の映画)

3.2

前作で産まれた子供が親を見つけるチャッキー5作目。

場所をハリウッドに移してもやってることは一緒。
人間に乗り移る目的を果たすため、チャッキー夫妻が人間を殺しまくる。

展開といい殺害方法といい、も
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マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

4.0

主演がシャー・ルク・カーンなのだからこれはボリウッド作品である。
だがその中身は大きく違いヒューマンドラマ。

アスペルガー症候群の男はアメリカ中を旅している。
目的はアメリカ大統領に会うため。その理
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三人の女(1977年製作の映画)

4.0

もともと群像劇が得意なロバート・アルトマンらしくないというか、静かに狂気を感じるサスペンスを撮っていたとは驚きだ。

冒頭から介護施設を写しているだけであり、そこにシシー・スペイセクがいるだけ。
それ
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寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

3.9

「裏切りのサーカス」で原作のジョン・ル・カレの映画化は再燃しそうな雰囲気。
まさか「寒い国から帰ってきたスパイ」が、すでに映画化されていたのは知らなかったが。

最後の任務を追えてロンドンに帰って来た
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リディック:ギャラクシー・バトル(2013年製作の映画)

2.9

前作の「リディック」から9年ぶりに帰ってきたシリーズ。
何でこんなにも間隔が空いたのかは分からないが、主演のヴィン・ディーゼルも40代後半に差し掛かり、心なしか筋肉に衰えが見える。

前作のラストでネ
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DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望(2023年製作の映画)

2.8

妹のドリューと姉のメイが毎年行っているダイビングに向かう。
空気ボンベを準備しダイブを始めるが、そこで落石によってメイが水底へ落ちていく。

ワンシチュエーションによる、水中もののスリラー作品。
サメ
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シュア・シング(1985年製作の映画)

3.5

多分ジョン・キューザックの青春ものといえば「セイ・エニシング」の方だろうが、この作品も実に爽やかな中身に仕上がっている。

クリスマスを西海岸で過ごしたいが学生の身では金がない。
そこで親友の男女がヒ
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影なき狙撃者(1962年製作の映画)

3.8

帰還兵が洗脳という形で牙を剥く。
しかもそれが親の手によるものであり、最後には大統領暗殺という目的にまでたどり着く。

絵空事に見えないのは、公開された翌年ケネディ大統領が暗殺されたことで奇しくも証明
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重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス(1973年製作の映画)

3.4

「フレンチコネクション2」にはジーン・ハックマンが出ていたが、相棒のロイ・シャイダーはいなかった。
1作目の後釜という感じに見えるのがこの作品。

スタッフも「フレンチ・コネクション」を引き継いでおり
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シャンハイ・ヌーン(2000年製作の映画)

3.0

ジャッキーのハリウッド進出は聞こえはいいが、香港時代と比べると温いアクションばかりでジャッキーも心の底から満足はしていないだろう。
「ラッシュアワー」はクリス・タッカーが稼いだだけ(笑)

その代わり
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.7

フィリピンから韓国へと輸送される船内には、凶悪な囚人が運ばれている最中。
だがそこで囚人たちの手錠が解かれ、刑事たちとの死闘が始まる。

話的にはよくある脱獄囚たちが暴れまわってというアクションだが、
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プロフェシー(2002年製作の映画)

2.0

邦題でなぜモスマンが削られたのか意味不明だが、そのモスマン=蛾男を目撃した人たちの奇妙な出来事を描く。

とにかく規模が壮大であり、いくら実話とはいえ脚色し過ぎの気がしないでもない。

この大げさな話
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どですかでん(1970年製作の映画)

2.5

形容し難い作品であり、黒澤監督の中でも確実に異色な部類に入る。

黒澤明初のカラー作品だが、この映画がカラーである意味は色彩表現にある。

現実なのか空想なのか。
戦後の民衆の嘆きや喜びをユーモラスに
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

1作目の電車での出会いからウィーンの街中の一日。
そして9年後パリの街中で偶然出会った2人はお互いの事情を話す。

まさかとは思ったが同じ9年後に3作目が出来上がった。
監督キャスト共々変わらないが、
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イエロー・ハンカチーフ(2008年製作の映画)

3.2

オリジナルを見た後に見たので、違いはよく分かるが骨格はほとんど一緒。
というかアメリカ的に変えられている。

転落に麻薬が絡むだとか、旅するのがオープンカーなど。
特に広大なアメリカ大陸の南部を走るな
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我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

3.8

戦争が終結し3人の復員兵が町に戻ってくる。
上官だったアルはすぐに銀行員に復職をするが、融資の決断に悩む。
フレッドは軍務以外の職に就いていないので働き口にも困るし、妻の夜の仕事にも気を揉む。
そして
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.5

「LIFE!」とビックリするくらいネタが被っているが、あちらほどファンタジーのような領域ではなく、地に足がついたような印象を受ける。

両作ともコメディ畑の俳優が出ているのが偶然ではないだろう。
サイ
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

1.5

公開当時から評判は悪かったが、見るとはっきり分かる保守的この上ない作りが。

100周年といえば聞こえはいいが、要は過去作の良いとこ取りなだけ。
これまで散々やってきた願いがどうのこうのという件。
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ウォークラフト(2016年製作の映画)

2.5

正直言って世界でこのゲームがブームだということも知らなかった。
そんなMMOだが、基本はRPGのようなの世界で展開される。

安住の地を目指すオークの侵攻に対し、抵抗をする人間たち。
一触即発の中、オ
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

ヴェネチアで賞を獲ったとか、そんなことは抜きにしてひとつの愛の形をじっくり見てほしい。
そして美しい余韻をかき消すような、また別の意味で続いていくような音がなんとも映える作品。

暴力と愛が混在した物
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ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発(2008年製作の映画)

2.1

まず物語よりも前に、よく加藤夏希にあれをやらせたな(笑)

洞爺湖サミットに便乗しているが、特撮を含めてパロディがありすぎてもはや何がパロディなのか分からない。

G8のそっくりさんはもう少し似せるべ
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君への誓い(2012年製作の映画)

3.2

ラストでこれは実話だったのかという驚きがあったが、中身はラブストーリーである。
ただ一方が記憶がないという条件付きだが。

夫婦であるペイジとレオは車の追突事故によって傷を負う。
レオは無事だったが、
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