Takumaさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.0

初ヌーヴェル・ヴァーグ(ゴダール)
「洗礼」を受けた気分。
とりあえず感想としては、
この哀しくも美しく、
刹那的に生きる二人の破滅と永遠に至るまでの愛の逃避行の一部始終、
一回観ただけでは僕には完全
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.1

青春映画の傑作ですね。
ジョンが良いキャラしてて好きだった
公開当時よりも前の時代を描いた作品で、
劇中の何年か後のアメリカに暗い陰を落とすことになるベトナム戦争やケネディ暗殺が起こる前のお話しなので
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

5.0

個性豊かなアウトローたちがそれぞれ抱えた案件を解決する為に動いてたら、変な場所でリンクして、
血で血を洗うとんでもないカオスを生んだ、という物語。
映像や音楽、登場人物の描かれ方がめちゃくちゃカッコ良
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最悪の選択 Calibre(2018年製作の映画)

4.3

これはエゲツナイものを観てしまいました。
考えられ得るこの世の悪夢が次々と展開されます。。。
それが決して起こり得ない絵空事の類ではないので、(それも恐ろしくリアルに、痛々しく描かれる)自分の身に置き
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ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009年製作の映画)

4.0

ウソという概念が存在しない世界で、
人類史上初めてウソをつくことを「発見」した男のストーリー。うん、発想がおもろい。。。
平然と対面で「デブ」「負け犬」「嫌い」と言う人々。
創作物語も存在しないから、
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.8

余命僅かな二人の、警察やギャングからの逃亡の末のラストシーンは
今まで観た映画の中でも1、2を争うくらい好きなシーン。
まず設定からエモい。
ずっと二人を応援しながら観ていた。
今作のツッコミポイント
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

これだけ血が流れて、人間としてどこかしら破綻してる奴らの醜い言動や争いを目の当たりにしても尚、
最終的にはジメッとせずスカッとした後味になるタランティーノ作品の魔法はなんなんでしょう。

この一見矛盾
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.9

戦争映画という事で、
観る前からある程度覚悟はしていましたが、
いやぁぁ〜
人生においてこれほど壮絶で濃密な3時間を体験した事はありません。。。。
戦闘シーンでは、
観る側に対して微塵の容赦も感じられ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.7

「あなたの番です」にも出てきた交換殺人、
この時代からあったんですね〜
登場人物も設定も展開も入り組んでなくて、
単純明快で面白かったです。

マイルストーン(2020年製作の映画)

3.0

ベテラントラック運転手が腰を痛めた事から始まる悲哀に満ちた内容の歌って踊らないインド映画。
「え?これ以上の言及は無し?」と突然カットが切れたり、
逆に入れた理由のいまいちわからないカットが長く続いた
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

目先の事だけで淡々と殺す冷酷なサイコキラーがきわめて印象的ながらも胸糞ではあるが、
物語の締め方に人の暖かみを感じた分、この手の作品が苦手な人にも救いはあるかも。
とはいえ殺人犯二人に紛れちゃってます
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.6

スコセッシ監督の「ディパーテッド」の原作と知り鑑賞
いやもうプロットが面白すぎる。
ギャングの麻薬取引の潜入捜査官と、
ギャング側から警察に送り込まれたスパイ。
正反対の立場である二人のそれぞれの探り
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そして俺は、ここにいない。(2019年製作の映画)

3.4

主人公の髪型含め、
日本には馴染みの薄い単語や文化が頻出したので、彼の行動や考え方に感情移入して観る事は難しかったですが、邦題の通り、雰囲気のある哀愁漂う物語です。
今のところはこの程度の理解かなぁ〜
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.1

物語の全容をちゃんと把握できたかは怪しいですが、
理解力の低い自分でも
頭回転させつつハラハラして楽しんで観ることは可能でした
こないだ観た12モンキーズもそうだったけど、こういう作り込まれた少々難解
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静かなる男(1952年製作の映画)

4.0

主演ジョンウェインの渋みと、アイルランドの村の自然、そこに住む人々の素朴で大らかな魅力溢れるキャラクターを味わい尽くすための映画かと思って観たけど、ラスト20分くらい笑いっぱなしで印象が180度変わっ>>続きを読む

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

3.9

決してお行儀が良いとはいえないお父さんとのカンザスまでの最後の旅、
アメリカ大陸の綺麗な風景がお供のロードムービー、
ロックバンド、昔撮られた写真たち
好きになる要素が詰まっていた。
「だからこそ瞬間
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.5

(活弁入り視聴です
これホントに90年前の作品なんですか??!!!
時代を超えて社会に息づく普遍のテーマが
恐ろしいくらいの生々しさをもって
(後軽快な活弁も)
擦り切れたモノクロ映像に残っています。
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.3

終始一貫して独特な価値観によって淡々と描かれている
鉄道運転士にまつわる物語。
ヒューマンドラマmeetsブラックコメディか
あんまり見かけないタイプですね

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

嫁さんが清々しいくらいの切れ者サイコ
こんな恐ろしい人物と一緒にならない予防線だけでも、「結婚しない」という選択は悪くないと思わされてしまった

グーニーズ(1985年製作の映画)

2.4

物語の肝ともいえる宝探し中
多人数が比較的閉鎖された暗めな空間で好き勝手喋ったり動いてワチャワチャしてるから、今何がどうなってるのかの理解がメメントより難しかった

砂の器(1974年製作の映画)

4.0

人情味が心苦しくも感じる映画。
暖かいけど、痛い。。。
サスペンスとしての作りも良く出来ていて、
非常に見応えがあった

月世界旅行(1902年製作の映画)

2.6

世界初のSF映画としての資料価値だけでなく
宇宙船が顔を持った月に着陸(ぶっ刺さる)するという100年経ってもシュールな1シーンだけでも観る価値ありです。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

2.9

演出とかストーリーがあんまり自分にはピンと来なかったけど、端々に散りばめられたメッセージ性を持ったセリフたちにはハッとさせられた。
好きな映画かと言われたら違うけど名作だと思う
(ちなみに、よく比較さ
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

好々爺と捜査官の関係性が素敵やん。
クスリが割と全面的に出てくる映画で、
これほど老若男女観れそうな雰囲気ある作品も珍しい。

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.3

こんなぶっ飛んだ映画絶対に今じゃ作れない、、、、、
検挙されながらも撮影を続けた製作陣に拍手喝采、、、、!!!

トラベラー(1974年製作の映画)

4.6

ラストがあまりにも印象的だった、、、、
子供がメインの映画の中では
「友だちのうちはどこ?」に並んで一番好きかも

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.4

途中まで「気持ち悪い映画に手出してもうたなぁ〜」て思ってましたが、終盤の雨のシーンで泣いてしまいました。