suminoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

爽快で笑える作品。
狂ったヤツが狂ったヤツをターゲットにする辺りがタランティーノの楽しさ。
知性の欠片もないが人生の絶頂を感じているヤツが吹っ飛ばされるのはスカッとするし、狂人が追い詰められてしょぼい
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.5

観て良かった。
・砂糖を食べると愛情と同じ感情が湧く
・砂糖は気分の浮き沈みや睡眠の質に影響する
・甘い食べ物を目にするだけで、脳が欲求する仕組みになっている。
・砂糖中毒の存在
・同じカロリー摂取し
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

飽きさせることなく展開していくストーリーがおもしろかった。
富を持つものは、持たざる者との間に境界線を引き自らは決して踏み込まないようにしている。
しかし、持たざる者にとっては境界線などない。きっかけ
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.2

残酷で美しい作品。先月Season2を見返して、その完成度の高さを再確認したが、映画はまた別のアプローチをしていて京アニの幅広い手法に驚かされた。
心と身体の距離の取り方は、見ていて緊張が伝わって来た
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.2

上映時間が長い分、キャラ全員の見せ場がいつもより丁寧で良かった。一騎当千からの合戦シーンは、めちゃくちゃ熱かった。マーベルで涙したのはこれが初めて。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.7

アイアンマンのギミックが楽しいし、ガーディアンズの登場シーンが最高だった。

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.3

「アベンジャーズの中で誰が1番強いと思う?」とファンが議論し合っていたと思うが、それを作品の中で戦わせ合っていたのがファンサービスだと感じた。
やっぱりアイアンマンのギミックシーンが好き。ジャガーノー
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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.2

アニメの手法とテーマが悪の華と重なる。
狭い箱の中でもがく思春期の衝動が互いに交差して展開していくのがおもしろかった。
振り返ればなんてないことでも、子供にとっては大真面目でそれが全てで。
もどかしく
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

ポスターに「愛は最強」とあるが、全く同じ事を大学の社会学で教えられ、驚いた記憶が蘇った。初めての授業でのことだったため、教室でこの先生は何を言い始めるんだ?と不思議になった。
また、何かの小説で読んだ
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.7

子供には色んな価値観があって、それぞれに世界が広がっている。大人になるにつれて、その価値観が薄れていったり壊されてしまう儚さがあったことを思い出した。
やけに小綺麗な町並みに登場人物は美男美女ばかり。
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

映画を観てしびれるという体験を久々にした。チームでの意地と意地のぶつかり合いの中、レースを通じて信念の強さを感じた。
ケン・マイルズという人物を今まで知らなかったのは、メディアは表向きしか伝えないから
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

5.0

凄い映画だった。今年観た中で1番の衝撃を受けた。
なんとなく観始めたが、途中から面と向かって主人公と対面しているような気持ちにさせられた。
あの感情を抱え切れずに逃げ出したくなる自分に気付かされる。主
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

表面上は柔らかいフィルターで観やすく仕上がっているが、フツフツと芽生えて来る感情を抱えながら観ていた。
「人は2ヶ月で交われる」という事実が、こんなにも感動的に描かれているのが素晴らしかった。
もし自
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.2

「必ず黒字にさせる!」という強い気持は感じた。女優のいい演技に対して、脚本が軽かった。原作を超えることはなかった。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

凄く良く出来たテンプレアクション大作だった。前作は1と2 しか観たことないが、ストーリーに違和感はなかった。
主人公の女性は3人の少佐。助っ人にバトーが暴れまわる。
スピーディーなアクションシーンの連
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.2

ホラーかと思ったらホラーコメディだった。音響はかなり気合が入っていて、音だけでドキドキさせてくるが、CGの演出が時折間抜けな感じがして笑ってしまった。
ラスト30分は、前作のホテルが舞台となりおもしろ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

5.0

劇場版で一番好き。互いの気持ちがぶつかり合い、それに呼応して動く巨体。
均等な物質が滑らかに動くだけで、感動させてくる作品。
かっこいいカットの連続で目が離せない。心理描写も巧みで、ウォークマンの件は
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

何度も観たし、今更また観なくてもいいかと思っていた。でも、テレビ放映の実況コメントと共に観たら面白いかなと視聴した。
何度観ても、テレビ版を見ていたあの頃の自分が蘇ってきて心が昂ぶる。
この作画とCG
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

予習なしで観てしまい、急な展開とあっさりした終わり方についていけなかった所があるが、映画としておもしろかった。
最高の表情とカッコいい演出に長く感じることはなかった。観終わってから、実際の事件のことを
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プロメア(2019年製作の映画)

4.2

観てて気持ちの良い映像を堪能できる作品。質量を無視し、カッコ良さに一点突破した動きと天才澤野の音楽が合わさって常にテンション最高潮。
ピンクと水色の心象風景も綺麗だった。
休日の目覚ましに観たい映画に
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

人間の醜い部分も描写し、美談になっていない所が良かった。キリスト教と科学という相反するテーマが描かれていておもしろかった。
「自分がALSじゃなくて良かった、、、」と安堵していることに気付く。あらゆる
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.2

観終わって感じたのは、断捨離欲2割と生活における幸せについて8割だった。
「これを買えばハッピーになれるよ!」と押し付けがましい広告が溢れている社会で生きていると、ついついその気にさせられてしまう。
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

始まりから終わりまで退屈だった。セリフが少ないため、表情と音楽と映像をボンヤリ眺め続けた。その効果なのかラストの1秒に、全身鳥肌が立って「不思議な体験をした」という感覚だけが残った。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

映像の新しい体験ができた。2Dから3Dへ、空間の全方向へ全てがシームレスに移行していく。こんなに凄いのは初めてで驚いた。
ドラッグを体験すれば、こういう感覚で物事が見えてくるのかもしれない。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

公開当時の印象は、ストーリーに振り回され過ぎて「なんだったんだ?」だった。それからもう一度観ようという気持ちになれなかった。
YouTubeで公開ということもあり、アクションシーンだけでもと観始めたら
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

噂通り面白かった!
カードバトルの件が最高潮。
関東圏に住んでればもっと楽しめたと思うと悔しいな。
これだけ振り切った作品で関西版作って欲しい。映画館行くから!!

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

おすすめできるミステリー作品。
親の執念というテーマと、斬新な観せ方でおもしろかった。しかし、観終わった後からジワジワと湧き上がる不気味さが現実につながっていく。

主人公は、PCに強く仕事も効率良く
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

願いが強く込められた作品だった。
大人から教えられた道徳を、教室で実行できる勇気が子供にあるのか。

序盤は子供の頃の自分を観ているようで辛かった。
不遇な主人公だけではなく、彼を取り巻く人物にフォー
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.7

観始めは違和感だらけだったが、細かな所もリアルに描かれた作画とテンポの良さで楽しめた。
子供が持つ「現実と夢の境界線のあやふやさ」をテーマにしていて、幼い頃同じような感覚が確かにあったことを思い出させ
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.6

アメリカンでパワフルな内容だった。
野心の塊が、爆発してる。
執念というバイタイリティには勝て無い気がした。
田舎の兄弟が始めたシステマチックなハンバーガーショップが、元だったという事実がおもしろい。
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