くりふさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.5

【少女ホイホイ】

アマプラ見放題にて。元はフィンランドの児童小説で、原作も映画もシリーズ化されているから本国では人気なのでしょう。この映画化第一作もかなりヒットしたご様子。

なかなか新鮮でした。画
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おかあさんにないしょ(2015年製作の映画)

3.5

【便所の落書きで学ぼう】

冠木佐和子による、トイレの落書きを教育番組風に偽装した如くのミュージカルアニメ。

監督本人による解説がフザケてます。

“夜の教育エンターテインメント映像です。お兄さんと
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.0

【俺はまだ本気出してないだけ】

並走上映もされている、Netflixデヴィッド・フィンチャーの新作。

ザ・ドジキラーのお話しで、予想通り配信で十分。わざわざ劇場行かなくてよかった。

狙いは明確で
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.5

【恋のぬかるみ】

シネマブルースタジオにて。

エリック・ロメールはロクに見ておらずまだ、体系的に語れませんが、本作は取り急ぎ、グダグダなのにフシギと、豊かな映画みがありました。

危うい三角関係へ
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プシュパ 覚醒(2021年製作の映画)

4.0

【森の泥棒、街の縄張り】

「熱風!! 南インド映画の世界」の上映にて。森のダイヤともいえる“紅木”の殺伐争奪戦。

これも面白かった。手慣れた仕上がり。見慣れたせいもあろうけど、南インド映画も底上げ
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ロックド・イン/囚われ(2023年製作の映画)

3.0

【人は欲と易さに流れゆく】

Netflix新作インスタントサスペンス。えっちな名を持つファムケ・ヤンセン姐さん投入なら、ゼッタイ化け物役だろうと少し期待したので、見ました。

元々、ゼニア・オナトッ
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大空に乾杯(1966年製作の映画)

3.0

【結局は大地に乾杯】

アマプラ見放題にて。

57年差のカルチャーギャップが楽しそうだから見てみた。ドジでノロマな亀の吉永小百合がスッチーいやCAを目指す話か…と思ったら、ドジのままスグ飛びます飛び
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夜に忍び寄る影(2020年製作の映画)

3.0

【狼の即物】

アマプラ見放題にて。掘り出し物らしいという評に出会ったので、見てみた。

ドイツ製、美術にどれだけお金をかけないか?に挑んだようなファンタジー。名前からだと監督は女性らしく、実際、ある
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

3.5

【終わらぬデッドマン・ウォーキング】

アマプラ見放題にて。

主要なキャスト・スタッフが同じ前作『飾窓の女』を見たのはもう10年前。本作よりは集中できていた気がする一方、今なら感想も変わるだろうとも
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ヤマドンガ(2007年製作の映画)

4.0

【ドンガ大爆笑】

JAIHOで見る予定だったがタイミング逸し配信終了…。迷ったが「熱風!! 南インド映画の世界」での上映に行ってみるとおぉ、コレも劇場でよかった!概ね、面白かったよ。

全編ほぼ、ダ
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.0

【ハスラーズの心はノーペイン】

Netflix新作、実話ネタの医療詐欺だっふんだストーリー。

不勉強で、オピオイド危機をわかっておらず、歪んだ基礎知識としての学びはありました。患者の救いになるとは
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カンダサミ家のお騒がせライフ:トンデモ家族旅行(2021年製作の映画)

3.0

【南ア印系ダンナはインドよりスナオか?】

Netflixにて。本作の続編が配信始まったので、人気あるならどんなもんかとこの前作を。

本作は2年前の配信開始で、インド映画と思って見始めたが、まるで接
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魔法の剣(1961年製作の映画)

3.0

【ネオ東京12チャンファンタジー】

アマプラ見放題にて。

“ミスター・B.I.G.”こと巨大大好きバート・I・ゴードン監督が、等身大の生首映画『空飛ぶ生首』を撮っていた事にも驚いたが、こんなふつー
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

【セカイ的ループはいやだ】

少し気になっていたが、Netflixに入荷したので見てみた。

表向きはタイムループの物語だが、アイデアの源は日本らしいと思った。要は、地縛霊の怨念に囚われて、そこから出
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.0

【ファイナルガール先生】

アマゾンオリジナルなんだね。

体裁としてはスラッシャー枠に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のせ。物語展開としては逆で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にスラッシャーの
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綿の国星(1984年製作の映画)

3.0

【キャッツよりヘン】

アマプラ見放題でふわりと出てきたので。え、これアニメ化されてたの?てくらい記憶になかった。そもそも大島弓子の漫画って多分、一つも読んでなかったけれど。

時代差ゆえの、驚きがあ
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サイラー ナラシムハー・レッディ 偉大なる反逆者(2019年製作の映画)

4.0

【ジャーンシーの女王のホラ話】

「熱風!! 南インド映画の世界」上映にて。

よく参考にするサイトで“大味”とあり、トレーラー見て自分もそう予想したが、タマンナー、ナヤンターラ、アヌシュカー・シェッ
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バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

3.0

【ジル姐カワユス】

アマプラにあったので。シエンナ・ギロリーのジル・バレンタイン目当てで久しぶりに。ただそれだけ。…コレももう、20年ほど前なのか。

別件多忙で監督は外れたものの、製作脚本は“ダメ
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跡形もなく消える(2023年製作の映画)

3.5

【なぜこの村は女を敵に回すの!】

アマプラ入荷の新作。ある好きなライターさんが評価していたので見てみれば、成程、わかりづらく感じさせるノイズは気になるものの、伝えたいことが明確な、良作でした。

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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5

【しゃべりタランティーノ】

…といっても、喋り足りないタラちゃんではなく、喋らないタランティーノ映画のようだった。そんなせいか、91分に収まった廉価版。グラインドハウス二本立てが一番ハマりそうだが、
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.0

【ラッコの皮、クマの皮】

アマプラにて。『マッシブ・タレント』でホメていたのでw前作に続き、見てみた。

語りは滑らかで見やすく、CGの質も上がったようで、表現の解像度も上がっている。
 
でも前作
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伯爵(2023年製作の映画)

4.0

【餓鬼は老いても飛びたがる】

Netflixチリ発の新作。好きなライターさんが高評価だったので見たが成程、オモロイ。

この監督作は初めて。何となく後回しになってた。チリの監督が、米のジャッキーや英
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彼方に(2023年製作の映画)

4.0

【グリーフシェアの車】  

Netflixイギリス発、新作短編。『ディスコ・インフェルノ』『ビフォア・マイ・アイズ』とヒドイ短編が続いたので用心したが、これは雲泥の差で、よかった!…沁みました。
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ビフォア・マイ・アイズ(2023年製作の映画)

1.5

【全集中!瑜伽の呼吸 臨死の型 ねじれ時!!】 

Netflix新作。短編増は善き哉。が、下手な鉄砲数撃てば客離れて…を予感させる不安作。

死へと向かう走馬灯に、職業スキルで立ち向かうヨガ・インス
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

【いつかは神に取材を】

直近では一番、気になっていた作品。

良きドキュメンタリーでしたが、公開するため表現をソフトにしたのでは?との疑惑が湧いちゃって。ダリト女性の集団が、神を被った権力にケンカを
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ディスコ・インフェルノ(2023年製作の映画)

1.5

【Burn Baby, Burn!になれなくて】

Netflix新作。短編増は善き哉。が、下手な鉄砲数撃てば客離れて…を予感させる不安作。

お化けだぞーな脅かしホラーだが、異常に口下手なのか、そも
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次元大介(2023年製作の映画)

3.0

【目指せウサギ小屋スタイリッシュ】

アマゾンオリジナルだってね。邦画って未だに、メジャー作品でも当たり前にゲテモノを作るけど、どんな類いのゲテなのかに興味がわき、見てみた。

ルパン三世をやるなら
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.0

【取り返しのつくプライスレス】

原作漫画はネットで試し読みした程度だが気になって、尺、短いことにも惹かれたし、劇場へ。…結果、今年見た新作劇場アニメは少ないが、現状での本年ベスト作品となりました。
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

【しゃべるクマは、もふもふビザで移民する】

パディントンの絵は知っていたが、くまのプーさんと変わらん?くらいに誤認していた。

ファミリー向けKawaii映画と思って興味なかったが、『マッシブ・タレ
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女盗賊プーラン(1994年製作の映画)

3.5

【女は打つべき存在なり】

JAIHOにて。『エリザベス』でシェーカル・カプール監督を知ってから気になっていた。

力作だが、その力は明後日の方を向いていると思った。1994年当時にこれを出した意義は
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

1.0

【極めてないじゃん】

原作漫画は好きで途中まで読んでいた。アニメ版は別物とわかって見るのを止めた。ドラマは興味わかず未見…て状況だったが、Netflixに新入荷?したので、映画版は、見てみた。

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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.0

【闘う黒子スター】

アマプラ見放題にて。劇場行くまでもないかと思い、何となく後回しにしていた。

スタントウーマン業、現場の基礎知識が得られ、生の声を聞けたコトはよかった。しかし構成は点描を並べたよ
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地獄へつゞく部屋(1959年製作の映画)

3.0

【サイコの薪】

アマプラ見放題で推されたウィリアム・キャッスル物件。ナゼこれを?体験としてはオモロかったけどね。

1959年当時の4DX映画wwwなので、体験できたのはその一部。体感ができないんで
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.0

【マリオン イン Corps】

物語には期待しなかったが、自作にエフゲーニャ・オブラスツォーワを起用したり、オーレリ・デュポンのドキュメンタリーを撮ったりしている監督なので、バレエシーンは本物だろう
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頑張れ!グムスン(2002年製作の映画)

4.0

【驚!彼女がマブリーの師匠だったか!】

アマプラ見放題にて。知ってはいたが忘れていた。ペ・ドゥナが放つ“Kawaii”が全てを組み伏せる、劇場未公開だが、トホホキュートな拾い物!

2002年。韓流
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.0

【響き!…づらいね日常系だと】

まだ上映しているとは驚き。つまり採算取れているってことでしょ?根強いな。

57分1500円ポッキリって商売、どうよと思ったものの、このシリーズは好きだし、京アニ頑張
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