特に理由はないんだけど、『豊饒の海』「春の雪」の一節を思い出した。
「君はのちのちすべてを忘れる決心がついているんだね」
「ええ。どういう形でか、それはまだ分かりませんけれど。私たちの歩いている道は>>続きを読む
Phoebe BridgersのI Know The Endがずっと頭の中で流れている
毎朝同じ時間に起きて何の変わり映えもしない単調な日々を過ごしている自分は社会における大きな流れの一部でしかなくて、その事実に自らの何者でもなさを感じて耐えられなくなる。それでも自分自身の心の機微を取り>>続きを読む
兎にも角にも言葉にするのが面倒なくらい自分の中に色々な感情が湧き出てしまい、今ここで文章にしなければこの映画を観た意味がなくなってしまうと思った。
私はアイドルが好きだけど一定の距離を保ちたくて、そ>>続きを読む
「朝の来ない夜はない」という二重否定が「夜は必ず明ける」という肯定になっている。感情の揺り戻しが激しく辟易としている今の私に緩やかな救いを提示してくれる作品だった。