金正恩さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

前作から20年後が舞台。

ダメな若者が時を経てダメなおっさんになって帰ってくる。
大人になって変わったように見えても、根本的な所では何も変わっていない。
何をやってもダメな奴はダメみたいな負け犬根性
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スヘルデの戦い(2020年製作の映画)

3.5

第二次世界大戦の西部戦線スヘルデの戦いの映画。

オランダ人レジスタンス、オランダ人対独協力者、イギリス人兵士の3人が交錯するストーリー。

資金提供テロップ連打から始まるオープニングの通り予算が豊富
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2ガンズ(2013年製作の映画)

3.5

ザ・普通のアクション映画。
可もなく不可もなしの頂点。

麻薬カルテル、CIA、DEA、海軍情報局が屈指のコントを繰り広げるストーリー。
登場人物全員バカのボーダーラインみたいな。

IQ3くらいの知
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

ゴーストバスターズの続編。

おちゃらけたバカ映画だった前シリーズとは打って変わってシリアスな作風。
ストレンジャーシングスっぽい。
80年代映画のオマージュが多い、ありがちなジュブナイル作品とも言う
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.5

ゴーストバスターズ1作目のリメイク版。

登場人物の男女が逆になったバージョン。
流石に80年代のノリを現代でやるのは現実的ではないのか。

クリス・ヘムズワースがバカそのものの役をやっていて面白かっ
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.5

思い出の中で1作目と2作目が完全に融合していた。

マシュマロマンと自由の女神がガチバトルする映画だと思っていた。

イケイケな80年代の映画。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

3歳ごろに観て以来の鑑賞。

ストーリーは完全に忘れていたが、細部はしっかり覚えていた。
冷蔵庫が異世界に繋がっているとか、マシュマロマン大炎上とか。

いま思うとあんまり子供向けじゃない作品。
ウォ
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

3.0

脚本・演出の基本的なルールを全部無視している映画。

冒頭のデウス・エクス・マキナを始めとして、伏線なしの設定後出し、伏線の未回収、無意味な回想シーン、無駄な演出効果の多用、同じ状況説明を繰り返す、緊
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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.5

想像していた通りの物が、それなりのクオリティーで出てきた感じ。

ストーリーはゲーム版の1と2を組み合わせた構成。
全体の流れは新規だが、個々のシーンはほとんど同じ。
そういえばこんなのあったな、って
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.5

ダニエル・バレンボイムのウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団をモデルとした映画。

実話から生まれた感動作!とか嘘だろ。
最初から最後まで憎しみが絶えない、あまりにも救いのないストーリー。

若干
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

ハートフルコメディでありながら社会派ドラマでもある映画。

ティーン向けミュージカルラブコメみたいなキラキラストーリーがある一方で、構造的な問題を描いた地獄みたいなストーリーもある。
相反する2つのス
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地球外少年少女 前編「地球外からの使者」(2022年製作の映画)

4.0

近未来SF宇宙アニメ映画。
成田祐輔推薦図書。

世界観がすごい。

2045年の雰囲気が細部から伝わってくる。
説明されていないのに何となく使い方が分かるような気がする自然な未来ガジェット。
未来の
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

雰囲気が良い。

90年代のNYは今よりずっと雑多な喧騒に包まれていて異国情緒がある。
殺し屋と少女という有り得ないコンビもファンタジーのようで非現実的。
洋画というよりアニメやゲームのような世界観で
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

何やってるのか分からんくて草。

よく分からんかったけど、なんか面白かった。
今日の夢、面白かったな、忘れたけど。みたいな面白さ。

雑誌をそのまま映像化しているので、摩訶不思議な構成になっている。
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

チンピラ御用達ハイブランドの事業承継問題を描いた映画。

GUCCIが全面的に協力していて、登場人物の衣装は当時のGUCCIのコレクションを使ってるらしい。知らんけど。
そんなわけで、ファッションに詳
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.5

ダニエル・ラドクリフがプリズンブレイクする映画。
アパルトヘイト時代の南アフリカが舞台。

史実に基づいた話なので派手なことはしない。
脱獄は準備が9割。
計画を立て、試行し、評価して、改善する。
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.5

メンヘラおじさん達が魂の交流をする映画。
ギャングの抗争に巻き込まれて死んだ妻の仇を討つストーリー。

本質的なテーマは決定論と因果律について。

主人公達は事件の真相に迫ることで、なぜ妻が死んだのか
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

4.0

70年代に起こった誘拐事件を基にしたサスペンス映画。

実話ベースなので、行き当たりばったりのグダグダ感は否めない。
しかし、それを補って余りあるほどの含蓄のあるストーリーだと思った。

本作の悪役で
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

設定の出オチ感が否めない映画。

不老不死が実現した世界が舞台。
時間を通貨のようにやり取りする事で人口過剰を防いでいるという設定。

序盤の30分はちゃんとSFしていて、しっかりストーリーが練られて
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.5

キングスマンの誕生を描く映画。
シリーズの前日譚。

第一次世界大戦を舞台に歴史の裏側で暗躍するスパイたちの戦いを描くストーリー。

こうだったかもしれない、というちょっとした歴史のifが面白い。
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

いま流行りの拡大自殺についての映画。

①長期間にわたる欲求不満
②破滅的な喪失
③社会的、心理的な孤立
④他責的な傾向
⑤模倣犯
⑥大量破壊のための武器の入手
以上の拡大自殺に至る要件の全てを満たし
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ラスト・キャッスル(2001年製作の映画)

4.0

アメリカ軍の軍刑務所での暴動を描いた映画。
三度の飯より暴動が好きなので、とても面白かった。

武器が無い囚人側と殺す訳にはいかない看守側の限界を探り合うギリギリの攻防が素晴らしい。
お互いに武器に制
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

下町、人情、師弟愛みたいなものが嫌いなのでハマらなかった。
逆に言えばそれが好きな人にはおすすめだと思う。

柳楽優弥のビートたけしは全く似ていないものの特徴を捉えていてすごい。
本人と見間違うとかで
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

面白かった。
恥を忍んで今まで生きてて良かった。
最高の続編です。

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.0

イドフロント編の劇場版。
アニメ1期の直後から始まり2期へと繋がるストーリー。

幼女と小動物しか出てこないのにR15指定は度し難い。
ボカしや黒塗りとか一切なく、原作そのまんまのグロい鬱展開がすごい
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.5

白人至上主義を寓話的に描いた短編。

20分少々の短い作品なのでインパクト重視感が否めない。
メッセージを込めるには短すぎて、ただの怖い話になってしまっている。

手の込んだ拷問の衝撃はすごい。

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.0

白人至上主義を差別する側の視点から描いた映画。

スキンというタイトルが肌の色とタトゥーという意味でダブルミーニングになっている。
肌の色は変わらないが、思想は変わるという意味なのかもしれない。

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

出版社の社内政治を軸としたミステリー映画。

複数の謎が入れ子になっている構成。
謎が謎を呼ぶと言えば聞こえは良いが、一貫性がないとも言える。
序盤の伏線とか最後の方には忘れられてるし。國村隼とかどう
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

名作アニメの総集編みたいなアニメだった。
ナルト、ブリーチ、ストライド、ヘルシング、ベルセルク、ガンツとか往年のアニメ・マンガのオマージュが膨大な量ぶっ込んである。
百鬼夜行は伊達ではない。
そりゃ人
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.0

バイオレンスアクション韓国映画。
ジョンウィックとテスカトリポカとブラックラグーンを合わせた感じ。

そこまでやる必要あるのか?っていう過激なアクションと過剰な暴力描写が凄い。
韓国映画の中ではもちろ
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.0

エミネムの自伝映画。

Lose YourselfのMVとだいたい同じ内容。
MVがよくまとまっているのでそっちで十分ではある。

事を成すにはタイミングが重要であるということがテーマ。
白人ラッパー
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.5

地球、滅びろ〜😍😃♥ 😃(^_^)😘
😚😍(笑)😃♥ 😘🎵💕(^o^)😆
このSDGs、GAFA🍎の陰謀なんだって🎵(^з<)(^o^)💕😃😘😆レアメタルの中国依存は避けられないヨ😃😚(^з<)
r>
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

認知症はホラーだと思う。

予防することや進行を抑制することは出来るが、回復することはない。
救いはない。

切腹するしかないのか。三島由紀夫みたいに。

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

3.5

会話苦手部員が銃撃戦だけで他者とコミュニーケーションを取る映画。

終始何やってるか分からない。
何も説明されないし、何も解決しない。
ただ銃を手に取り唐突に殺し合いを始めるだけ。

ウィンドリバーの
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

知らない街の知らない人の知らない話なのに何故か懐かしさを感じた。

例えばゆるい幸せがだらっと続いたとするとこんな感じなんだろうな。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

カトリック教会の性的虐待事件を題材にした映画。

司祭の妻帯禁止が教義ならそれを気にしない人が集まるのは当然のこと。
厳格な位階の上位にいるならそれを悪用することも当然あり得る。
秘密主義が組織風土と
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