くぅーさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

くぅー

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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

my映画館2021#17 > 流石は西川美和監督、いい余韻の残し方でした・・・映画館を出た後も全く同じ青空だったので、なおさら感じました。

人生の大半を極道という裏社会と刑務所で過ごした男の、再出
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

my映画館2021# 16 > うん、花束みたいな恋はしなかったけど、花束みたいなデートはしたことはあったけなぁと、しみじみ思い出す妙な帰路になりましたね(笑)

そんな本作は、偶然な出会いから始まっ
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指輪をはめたい(2011年製作の映画)

3.4

前半から中盤過ぎに掛けて、コミカルにファンタジックに、結婚の核心も突いてみたりして真相探しをする…女優陣もキャラ立ちしていて、ここまでは文句なしに楽しめ、特に女三人の修羅場ケンカには笑った。

が、意
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共喰い(2013年製作の映画)

4.0

my映画館2013#86> むう、正に濁った河でのたうち回るうなぎを見た様な余韻…夏の終わりの様な何とも言い難い微妙な暑さが滲み出てくる作品かと。

原作はやはり未読も、青山真治監督は久しぶりに名作『
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.8

あの俳優オダギリジョーの長編初監督作品、しかも名優の柄本明が主演となれば、興味津々となり・・・なるほど、そう来たかと見終える。

描かれるのは、文明の波に直面した山あいの村の、渡し船の船頭にまつわるド
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再会の街で(2007年製作の映画)

3.9

原題は“Reign Over Me” … 劇中にも流れるが、ザ・フーの隠れた名曲(日本語タイトルは“愛の支配”)から取られ、良くも悪くも愛に心が支配されたドラマに、自分もすっかり支配された余韻。

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悪の法則(2013年製作の映画)

3.4

AWOLNATIONのヒット曲♪Sailが流れ、一線級キャスト5人が次々現れる、クールな予告編は何度見てもニヤリだったが…うーんと唸ってしまう本編。

原題は“The Counsellor ”で、裏
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.3

my映画館2021#15 > ヤクザ作品でこんなにもやるせなくなったこと、過去にあっただろうか・・・そんな余韻に浸り、またしても藤井道人監督の矛盾のドラマに見事に揺さぶられてしまった。

とある男のヤ
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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.9

my映画館2021#14 > うん、明らかに本音をテーマにしてるんですが、ここまでハードに描くとは・・・ズシリと来ちゃってます。

そんな本作、学生時代の仲良し男女三人組の二人が結婚し、残る男一人がそ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.1

my映画館2021#13 > これは久しぶりのホームラン級のラストでしたね・・・欲を言えば、佐々木のホームランを打った姿をどこかで見せて欲しかったけど(笑)

もう途中から"佐々木、イン、マイマイン・
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休暇(2007年製作の映画)

4.2

生きることをこれだけ静かに真っ直ぐ訴える作品にはなかなか出会えないと思えた余韻。

今回も原作未読ながら、そこには “人の命と引き換えにした幸福はあり得るか?” なるテーマもあるらしく・・・門井監督は
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.9

my映画館2021#12 > ギリギリで生きている者達のドラマは数々あれど、これもまた刺さって来ましたね・・・って、今のところ自分もタイトル付けれる様な人生は送れてないし(笑)
でも、こちらは拒絶です
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.7

my映画館2021#11 > これはもうラスト20分に注目せざるを得なくなり、当然に構えて見てしまいましたが、今回は鈍感な自分にも分かっちゃいまして。

でも、おかけで集中して見れたので、あっという
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イップ・マン 宗師(2019年製作の映画)

3.4

本家のドニー・イェンのシリーズは有終の美を飾ったが、ここに来てデニス・トーのバージョンが再び参上・・・"誕生"以来のイップ・マンを演じるのだが、途中の"カンフーリーグ"でなぜかコメディをやっちまったの>>続きを読む

孫文の義士団(2009年製作の映画)

4.0

うん、キャストに演出に映像にと、全てにおいて力強い大作…史実をベースに、中国映画界と香港映画界合作で倍増したチャイナ・パワーをまざまざと見せつけられた感じで、ぐうの音も出ない余韻でしたね。

もちろん
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.1

my映画館2021#10 > まさかラストでちょっと涙腺が緩むとは・・・うん、噂通りの秀作でしたね。

本作の元ネタは、2014年に中国の医薬業界の改革の引き金ともなった、白血病治療のジェネリック薬の
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私のボクサー(2018年製作の映画)

3.8

韓国発の落ちぶれた元ボクサーと太鼓奏者の文化系女子の再起ラブコメってなるんですが・・・かなりの変化球に面食らってしまうが、余韻が良いので許しますw

そんな原題は"パンソリ・ボクサー"・・・韓国伝統の
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

4.0

my映画館2021#9> "いつまでたっても、男は子ども。"・・・隣県のなまはげを題材に、今、勢いのある仲野太賀主演なので、と深く考えずに見に行ったが、何だか身に詰まされつつの鑑賞となる。

描かれ
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.7

my映画館2021#8> 今回も予告編以外の予備知識なしで・・・鑑賞を迷ってましたが、テレビでの番宣の3人がとてもいい感じに見えたので、急遽映画館へ。

うん、予告編で除霊的なホラーだと思い、それは間
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.8

“復讐するは蝿にあり”・・・
熱きボリウッドからの新たなる刺客は何とマッキー=蝿(ハエ)…あの『ザ・フライ』以上に蝿のインパクトがパーフェクトで、殺人蜂を凌ぐ様な怨タメ作品(笑)

にしても、愛する麗
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プロミスト・ランド(2012年製作の映画)

3.7

my映画館2014#75> 予告編では環境問題に揺れる主人公かと思いきや・・・いい意味で裏切られ、組織の一線で働く人にオススメしたい。

で、環境問題か経済破綻か、金かプライドか、そんな感じで淡々と展
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.8

同僚か金か…とてもシビアな内容で、身に詰まされて複雑な心境で見終えたのは確か。

そんな本作は、鬱病から復職を前に条件付きの解雇通告があり、解雇撤回には週明けに職場の過半数の賛成を得よと…ただし、彼女
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フェイクプラスティックプラネット(2019年製作の映画)

3.5

"見えるかどうかってのは重要じゃないんだよ。目で見えるものが信用できないものばっかりなんだから。"

タイトルが気になっての鑑賞で・・・ネカフェ住まいの孤独な女性が、過去に自分とそっくりの女優がいたこ
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ボックス!(2010年製作の映画)

3.6

my映画館2010#41> 原作はいつも通りに知らず…途中までは想定内の展開を見せるが、終盤にひと味違った絆の見せ方をし、確かに映画化したいと思わせる納得のラストを用意している。

と言っても、最後は
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

4.4

my映画館2021#7>

"やっぱこれだよな。"

うん、やっぱ凄い余韻が待っていて・・・"無様に輝け"ってコピーに、大いに納得の帰路となりました。

そんな後編は、闘う理由へのドラマから始まり・
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

4.0

my映画館2021#6> 負け犬とは違う"咬ませ犬"のボクサーのドラマ・・・予告編を見た限りはかなりの力作だろうと、勝手に思い込んでの鑑賞となる。

そんな本作は、日本チャンピオン決定戦までは行ったが
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.7

my映画館2021#5 > オリジナルは未見ながら、韓国版リメイクのみ鑑賞で・・・これは悪趣味ながらも面白さは補償付きの、いわゆる鉄板作品だなぁと勝手に認識。

で、邦画のリメイク・・・東山紀之と鈴木
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.9

"非対称でありながら、バランスを保ってます。"

これも全く疲れずに見れた作品でしたね・・・見心地がとても良かった。

モダニズム建築の宝庫として知られるインディアナ州コロンバスを舞台にした、年齢や境
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群盗(2014年製作の映画)

3.9

哀しき武芸の達人の悪徳武官 vs 圧政打倒の義賊団・・・この構図にあえてマカロニウエスタンな音楽を流す、韓国版水滸伝的なアクション。

まぁ、韓国らしく“恨”が根底に流れたりしていて、好き嫌いが別れる
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.8

"善のために戦う者は皆 ‘神の使者‘ だ。"

悪魔祓いをテーマに、若き格闘家とベテラン神父がタッグを組み、悪に立ち向かう姿を描いたアクションで・・・個人的には苦手な分野ですが、韓国の国民的俳優アン・
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だれかの木琴(2016年製作の映画)

3.5

これも終始、妙な違和感が支配する作品で・・・それはストーカー気質の主婦のドラマだからなのだけれども、泥沼化しないのがまた不気味だったりするが。

一見、登場人物は皆、普通に見えるのだが、少しずつ浮いて
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

my映画館2020#4> ふぅーっと、噂に違わず強烈な余韻が待っていて・・・ラスト、スクリーンに目が釘付けになってましたね。

そんな本作は、18世紀フランスのブルターニュの孤島を舞台に、望まぬ結婚を
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シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.1

ヤバい、ハマっちまった…拙者もストーカー気質なのかも(笑)

フランスのストラスブールで、旅人が知り合いのシルビアを見掛け、街中を追い掛けるだけを描き…イケメンと美女と美しい古都で成り立つ作品ゆえ、受
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今宵、212号室で(2019年製作の映画)

3.8

"愛は思い出の上に築かれる。愛は共に選んだ場所で、常に過去だよ。初めての瞬間や初めての鼓動、愛し合ってると知った日、皆、思い出を抱き続ける。過去こそが愛に自信を与えているんだ。"

うん、久々に小洒落
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バーニー みんなが愛した殺人者(2011年製作の映画)

3.7

うん、こういうのを味があるコメディと言うんだよな…抑制の効きまくった展開に終始ニヤリ(笑)

1996年はテキサス州で実際起きた殺人事件をベースにしたコミカルな作品…主演はジャック・ブラックで、あのル
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.1

my映画館2021#3> "将棋は本来楽しいものですからね。"

うーむ、我が地方では遅れて公開だったが、2週間前に見れてたなら、2020年のベスト10に入れたくなる様な佳作の余韻になりましたね。
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