やまだやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

やまだやま

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12日の殺人(2022年製作の映画)

4.5

『落下の解剖学』つながりで話題になっても良さそうなものだけど。親友のセリフではっとする。終わった後考えたくなるタイプの面白さ。20%の殺人事件が未解決って数字で言われると不安になる。

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思い返すと予告でストーリーラインの全てが出ていたくらい予想外のことは起きないけど、小ネタの手数がすごい。「何しにサモア領へ?」、サムスン・ソニー、7-24はメモしときたいくらい特に面白かった。痛がる演>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

芯のテーマは一貫していて、毎回角度を少しずつ変えてくるピクサーは好感が持てる。アイドルのために行動してるのが良かった。
同時上映の『猫とピットブル』はアニメ表現による付加価値がすごいよく出てたと思う。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

4.5

ここ最近で一番良かった大傑作じゃないか。前半システム説明に時間かかった気がしたけど、後半それを活かして道徳に振れすぎない盛り上げ方になってた。映画館も程よく自由な雰囲気ですごい楽しかった。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

4.0

最初から最後までめちゃくちゃ。いい感じになりかけても車映すだけでオチになるのがずるい。語られてる戦争体験はかなり重い。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5

構成があまりにも単調すぎる。偉大も偉大な足跡は一本で十分理解できるので見終わって損した気分にはならなかった。ストレッチのシーンみたいのがもっと見たかった。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

センスの良さを楽しむみたいな映画。この作品のスピードで英語を練習したらすごい上達するかもしれない。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.5

テニスコートに店の設計図描くところが好き。アイディアだけ盗まない理由もスマートだった。創業者もおそろしいけどそもそもビジネスって怖いなと思った。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルにもある案山子の解釈が素敵。ラスト往復切符で伝わるのもいいけどアル・パチーノのギャグがあんまり合わなかった。

エル・スール(1982年製作の映画)

3.5

画面はどこまで計算されているんだろうと見入ってしまう。父親がベッドで飛び起きて以降少しずつ調和が乱れてく感じがよかった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

いろんな視点を見せつつ社会の問題点や真実とはみたいになってることはわかるんだけど、目新しさや鮮烈さは薄いような。前評判がすごかっただけに。ポイントが多いからものすごい集中して見れた。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

話題になってるので見に行ったら本当にすごい良かった。現代を舞台にしてまっすぐに優しさとか希望とか溶け込ませられると心に響く。夜景とか田舎のカットが毎回少しずつ違う意味に見えてくる。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

韓国のエンタメに振り切った映画は面白いとあらためて思った。主人公の能力に制限がかけられているのでアクション一辺倒にならずサスペンスとのバランスが取れてる。家で見ても画面暗くてわけわからなそうだから映画>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.5

なんとなく程度に知っていた話だったので内情が知れたのは良かった。再現映画はエンディングで実際の映像が流れる瞬間が一番面白かったりする。

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

前半抽象的に描きすぎてキャラクターの魅力がいまいち伝わらなかった。それでも歌一発で帳尻合わせられるのがミュージカルの映画のいいところ。それに後半はわりと輪郭が見えてくる。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎ネタは笑えた。3時間見てこのオチかとぐったり。6時間に感じるタイプの作品でなかったことがせめてもの救い。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

思ったよりグロくてうわーってなった。その他は不殺の転換点の描き方がうまかったり多分原作面白いんだろうといことがすぐ伝わったりで良かった。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.5

一つ一つのシーンを取ってみると必要なんだろうと思うけど、結果169分はやっぱり長い。劇中映画への反応を気にする主人公をさらにこっちが見てるという図式が面白かった。

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.0

最初信仰や人間観のあまりのコテコテさに面食らったけど、釣りとか川とか見てるうちに溶け込まされた。一ひねりあるラストがすごいしっくりくる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

映画はいったいどこに向かっていくんだろうと思った。見た目の派手さに比べて中身はシンプル。『エブエブ』もこれくらいめちゃくちゃな収束してくれたらよかったのに。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

最初はわざわざ映画にした意味あるかなと思ったけど、最後までいい意味でしょうもなさを貫いていたのでむしろ良かった。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

スタイリッシュなのに熱かったり、ちょっとした会話で笑った後ストーリーが急展開したり、驚くほど面白かった。
ややグロいけど直接的なところは意外と少ないのでPG12でも納得。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.5

オープニングとラストのつなげ方が染みる。静かに優しいテンションの傑作。少しだけ流れる音楽もいい。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

昔見たときは感謝のない招待客だけが印象に残ったけど、そんなに単純な映画じゃなかったことがわかった。『ショコラ』より人生の大きな流れに重点を置いている感じ。料理は全部おいしそう。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

序盤すぐに種明かしと道徳的メッセージが入ってくる構成だけど、そのあとのストーリーが単純すぎて消化不良感が残った。同時上映のミニムービーが10分間にきれいな起承転結を作っていただけに。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

金田一映画っぽいのかな。なので、ところどころグロだった。話題になってるだけあって、鬼太郎、ホラー、感動すべてのパートが楽しめる内容だった。

ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

普通の人間で少しアウトローという役がジョニー・デップに本当に合ってる。おとぎ話要素の混ぜ方がうまい。北風の行方を見届けた後にエンドロールの街が思ったよりさらに小さくてはっとする。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

多分棒読みのくせが強い映画なんだろうけど、フィンランドの遠さもあってそこまで違和感なかった。色彩が印象的だからそれだけでも映画館で見る価値あり。静かで普通の話でもこれだけ満足感高い作品にできるってすご>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.5

小学校での成長の背景で外の世界も少しずつ戦争に向かっていく描き方がよかった。オープニングは『無法松の一生』っぽくてラストにもつながっていた。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

批判されてる理由もよくわかるけど、こんな切り取り方があってもいいんじゃないかと思った。文化があって美しい一瞬があってというのは嘘じゃないわけだから。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.5

メッセージにはとても勇気づけられるし、ずっと明るく前向きな最高の映画だった。前作と違う世界らしいので比較してもしょうがないけど、チョコの不思議さが薄れて単に良い話みたいな感じが強くなった気も。

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)

4.0

ちょっと冗長だけど展開もラストも全然読めなくて、こんな映画あったんだとびっくりした。各キャラクターの小道具が印象的。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

絶望感あるゴジラとジョーズっぽさがよかった。周りの観客が一斉に「oh...」って言ったりガッツポーズしたりしてたのが面白かった。あと、エンドロール最後まで見なくていい文化がうらやましかった。

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.5

昔見たこの作品が一番夢のある映画だと思っていて、今回ほとんどセリフが聞き取れない状況で見てもやっぱり夢があるなあと思った。そのうえでラスト結局家がいいってオチになるの全然覚えてなくて意外だった。

シアター・キャンプ(2023年製作の映画)

3.5

モキュメンタリー感はあんまりない。新オーナーを通して見る子どもたちの姿に発見があったので良かった。

女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.5

ラストは三毛猫ホームズシリーズに影響を及ぼしたのかも。スキーの名シーンも世界を飛び回るシリーズならでは。