やまだやまさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

やまだやま

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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

難しい。特に序盤は一つ一つのシーンが長くて、集中してたら疲れた。難解だけど、わからないなりに見てこうじゃないかなとか考える余地があって楽しい。

マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

トム・クルーズの感動的なシーンで収束に向かうのかと思ったら、想像をはるかに超えた解決策を見せられた。いろんな人の人生を少しのぞいてびっくりするラストがあるって映画の良さだなあと思う。さすがに少し長いけ>>続きを読む

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.5

流行りの自伝的作品の中でもかなり暗い側面に踏み込んでいる。クソガキだからこそ社会の理不尽や不公平が伝わってくるけど、本当に度を越したクソガキなのでアンソニー・ホプキンスの存在がなかったら大変なことにな>>続きを読む

せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.0

江戸のトイレ事情なんて考えたことなかったけど、当然そういう仕事もあるよなあと最近読んだルポ記事を思い出しつつ見てた。糞尿はビジュアルより音で感じられる。話の筋は爽やかだし長屋の人たちは愉快だしで面白か>>続きを読む

(1985年製作の映画)

3.5

カラーになった映像は壮観。合戦で兵隊の規律の取れた動きがなんか面白かった。ややグロだけどそこまでリアルな感じではない。
クライマックスが2回あるので後半パートがすごい長く感じる。映画館でなら当然観て損
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

もちろんPCで見た。全編モニター上っていうアイデア一発だけじゃなくて、心情描写もストーリーもしっかりしてる。明らかにPC視聴向きなので続編も映画館で見なくていいやってなる。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

数か月前に偶然見たテレビシリーズ第一話をなんとなく思い出した。詳しい人だともっといろいろ思い出すんだろうなあということはなんとなく感じた。

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.5

90代が言う「一つ微笑むと一つ若返る」っていうせりふで人生っていいねみたいな気分になる。映画館じゃなくても面白さがそこまで変わらなそうだから、暇な休日の昼に配信で見るのもいいかも。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

主人公が動けないレベルの肥満でほぼ室内の進行となるので、時々の窓の外の交流が印象に残る。光と音楽をフル活用したラストはハッとさせられる。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

飛行機恐怖症の人は見ないほうがいいと思う。解説とか見ればなるほどってなるのかもしれないけど、それをする気力がなかった。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

ビル・ナイの圧倒的英国紳士感でいい話になりすぎじゃないかと観た直後は思ってたけど、振り返ってみると程よい良作かも。オリジナルもいつかみたい。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

原点にして頂点!って感じでかなり怖い。木の上で草食恐竜と触れ合うところがよかった。続編がこれより面白くなるイメージが全然わかなくて2はパスしてしまった。

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.0

核となるせりふがいくつかあって、それに作品のピークを合わせて来てる感じが良かった。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.5

冒頭のシーンで疎外感がすごい伝わってくる。相部屋相手はもちろんだけど、乗務員も「イメージそのままのロシア人」みたいな印象が停車と出発を繰り返すうちに変わっていくのがよかった。

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.5

『ファーザー』と比べると・・・みたいな記事読んで、見なくていいかなと思いかけてたことを反省した。明るい話ではなくて、どうにもならない感じを味わえる。集中して見てたら急にシャワーシーンに切り替わってすご>>続きを読む

無法松の一生(1958年製作の映画)

3.5

短い間隔での上映ということもあり、ついオリジナル版と比較してしまう。そうすると、余白を残してまとめた前作がどうしても良く見える。ただ、今作によってオリジナルの解釈が固まる面もあるので、この比較はアンフ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

ベタな展開だけどトム・ハンクスが出て面白いならそれでいいじゃんということに気づかせてくれる。信号待ちで怒られた人だけ気の毒。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画の残酷さを、真実を映された人とまったく自分ではないものを映された人の2通りで表現していて面白かった。最近映画をテーマにした映画よく見るけど、少しずつ核となる部分が違っているので飽きない。

無法松の一生(1943年製作の映画)

4.0

本編上映前のドキュメンタリーで阪東妻三郎がトーキー対応に苦労したことが紹介されていて、『バビロン』を思い出した。太鼓のシーンでは一瞬空の青さが見えたような気がした。

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.5

シンプルで力強いメッセージと伏線回収に満足。ラストはベイマックスと同じ問題が生じてしまった…。ハンバーグのプレートからにんじんをつまむスネ夫がいいやつ。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

「ジャズを信じている」というワードがあったので音楽に詳しくなくても気持ちを理解できる。あちこちで言われている通り3D場面に違和感。

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.0

痛いしグロいしで直視できなかったシーンも多かったけど、先に見ていた『シェイプ・オブ・ウォーター』と『ナイトメア・アリー』を思い出してここ似てたなあとか考える楽しみがあったから、この映画は良作だし作家性>>続きを読む

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

レンタルDVDの本編前CMで紹介されてそうな雰囲気。みてるときはヒヤヒヤだったけど振り返るとすごい優しい話だったことに気づく。聞き取りやすいし「happy now?」ってそのまま使われてるの初めて見た>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.5

たくさんのオマージュシーンを先に見たので本家を見れた感動みたいなものがある。すごい細かい線があったりぼんやりしたライトがあったり目で楽しめる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

アカデミー賞の有力候補らしいという目で見に行ったのでこんな奇想天外な映画とは思わなかった。良い話要素もあったはずだけど、壮大でしょうもない展開とギャグのほうに満足しちゃって覚えてない。

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

『アルジャーノンに花束を』を思い出す内容だけど、事実を基にした映画なんだから世界にはすごい話があるなあと思った。ロビン・ウィリアムズの優しい目が印象に残る。

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)

3.5

序盤の退屈さを乗り越えれば何か分かったような分からないような気がしてくる。センターラインに種類があるのはアメリカも同じなのかと勉強になる。『イージーライダー』を先に見たほうがいいかも。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

自傷の痛いシーンがあるけど、基本はとぼけた雰囲気。余白が多いので作品のこととか自分のこととか考えられるのが楽しい。「優しいだけ」みたいなニュアンスに"nice"を使ってた。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

めちゃくちゃ汚い。比喩とか皮肉が直接的すぎるんじゃないかと思った。ヤヤ役の女優は華があるなあと思ってたら去年亡くなっていたとのことでつらい。

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

ずっと控えめで静かな映画だなあと思いながら見てたらラストは静かに強烈だった。

対峙(2021年製作の映画)

4.0

重い沈黙が館内全体に広がる瞬間を体感した。舞台設定とか小道具とか人の動きとか演劇っぽさが強かった。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

映像はトリッキーだけど、2段階のストーリーがあまりはまらなかった。

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

最近映画を題材にした映画をわりとよく見る中で、お気に入りの一つになった。実質R18相当だしめちゃくちゃ汚いけど、この映画に関してはそれがなかったら魅力が半減以下になってた思うのでしょうがない。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

序盤のほうに流れるジャズみたいな音楽がすごい印象に残った。

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

記念作品ですごい合戦が見れるかと思ったらそういう感じではなかった。そのわりにやや血多めかも。

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.5

あらすじと序盤の雰囲気でどうなることかと思ってたらハートフルな展開で嬉しいサプライズ。ロビン・ウィリアムズ映画をもっと見たいという気にもさせてくれる。ただし、体感3時間半くらいに長く感じた。