ふじPONっさんの映画レビュー・感想・評価

ふじPONっ

ふじPONっ

(2022年製作の映画)

3.4

「なーんもなっ!」

父親と上手くいっていないからオジサンの写真を収集するのか、どうなのか…

主人公目線の為、父親の真意みたいなものは一切わからない
だが、同年代との"中身"のある恋愛が終わった後、
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

この世界のどこかに52ヘルツの周波数で唄うクジラがいる
他の個体より高い周波数のクジラの声は他の個体には届かなく、孤独なのだという

ネグレクト、ヤングケアラー、LGBTQ、DV…彼らの苦悩や届かない
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フラクチャード(2019年製作の映画)

2.8

種を蒔いたな…と、気づいてしまうと序盤から一つの答えを導いてしまうのは、この手の作風が好物な者のサガ
モチロン最後の最後まで気がぬけないのだが(どんでん返しを期待)波乱は無し

映画としてはどーなのか
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

The Whoの『My Generation』から始まる為、少々引っ掛かるシーンはありつつも、突き抜けた青春ティーンムービーを想像していた…
それ故に、序盤はだいぶメンタルを削られる

「ちゅき」
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アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

4.0

「運命は劣勢な人間(アンダードッグ)に味方する」

"彼(カート・ワーナー)はNFL史上最高のドラフト外入団選手である"

実話を元にした超王道アメリカンサクセスストーリー
2000年辺りを主に
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリー監督として
塾講師として(実家)
二つの顔を持つ由宇子(瀧内公美)

高校教師と生徒の自殺のドキュメンタリー制作と、由宇子の父親(光石研)の不祥事を軸に進むストーリー
終盤、信じていた
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

少年に取り付いた悪魔と神父の対決を軸に置くため『エクソシスト(73)』と似ている

実在したエクソシスト(祓魔師)の自伝的な作品で、数多く祓った内の一つのケースという事なのだろうか
依頼の98%は科学
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.8

『ボーはおそれている』を観たとき本作を思い出した
女の家族に影響を受け、性・異性に対してなんらかの問題を抱える
感情が巧くコントロールできない辺り

隠しきれないミエとゆーかメッキとゆーか、必死になり
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ラバー、ストーカー、キラー(2024年製作の映画)

3.5

マッチングサイトから発展したアメリカのストーカー事件
一日100を超えるメールの中身は、まさにストーカーテンプレのオンパレード
終いにはドアの前いるや、今何してるだろまでサスペンス展開まで実行してくる
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美しい湖の底(2017年製作の映画)

3.3

銀行強盗の行く末を金→木→水→火曜と遡って描く
金曜の何故を木曜で明かし、木曜の何故は水曜で解る
はいはいナルホド
そーゆ~システムなのねと理解すると共に、全く想像の範囲を越えていかないストーリーとテ
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ビルビー(2018年製作の映画)

3.3

何かの雛であろう白いふわふわ生物
砂漠では生きづらい
弱肉強食の世界ではおせっかいなのかもしれないが、ビルビーとの行動とラストシーンに心が温かくなる

ペット(2016年製作の映画)

3.5

「いでよ、大蛇よ」
「ふわふわシッポと出っ歯の死神が!」

今では簡単に見られる様になったが、外出中のペットの様子は気になる
帰宅後悲惨な状態になっていれば想像するしかないのだが、どーしてこうなってし
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

第一印象は
"壮大で悪意に満ちた母を訪ねて
~全ては母親の手の中~"
であった

突然始まるラストの公開処刑
母親の愛は深いが、無償ではないのだ

笑えるか否かでだいぶ賛否ありそうだが、また怪作が世に
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ハイキュー!! 終わりと始まり(2015年製作の映画)

3.3

「ボールを落とした方が負けるんだ」

初ハイキューにして途中からの参戦

"ごみ捨て場の決戦"の意味が知れて良かった

オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.3

英国のスパイ映画なのに少しもドキドキしない
史実の一つをモチーフにしているだけに、世界的人気の『007シリーズ』や、骨太で上質な大人ドラマ『裏切りのサーカス』と比べてしまうのは違う気はするが、それにし
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

「このヒト誰ですか?」

ルネ・マグリットの『不許複製』という絵から始まる本作
鏡に映っている男も鏡の前にいる男も、どちらも後ろ姿という奇妙な絵
本作のストーリーのキモを端的に表した様な作品だが、ラス
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.3

前半たっぷり使って説明描写が大半を占める為飽きがくる
後半は畳み掛けてくるが、私的にはティーン向けの域は出なかった
しかし、こころの同級生が大人数で家に押し掛けて浴びせる罵声には心が苦しくなり、彼女の
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

「変わらないものなんて存在しない」

所詮、ただの同僚
異性だが恋人でも友人でもない
パニック障害とPMS
二人とも他人には理解され難い症状なだけ
ただ、お互いがそれに気付き、理解しようと努めた時の距
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.3

「「よそは、よそや」って」

"うぇ~い"な若者達が道中のトラブルから狂気の世界に…
と言う、サスペンスホラーのテンプレから始まるストーリー
最初はスマホで撮影した画角(縦長の)で、仲間内のノリを
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

"ちゃんとした価値観"

家族だから、同性だから、娘だから、姉妹だから…
わかった気になって浴びせられる言葉や態度に「うっ」ともらってしまいそうになった
そばたさんの気持ち、わからないしわかるよ
だか
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

「コースヲハズレテイマス」

ガールミーツボーイは理屈じゃないんだろうが、草太に固執する理由がナゾでおいてきぼり
友人の評価が高いのも相まって序盤から躓いた
そんな私を最後までひっぱっていってくれたス
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.6

1970年代半ば
東西冷戦時に、東ドイツから西ドイツへ亡命する話
のっけからクライマックスかと錯覚するシチュエーションと緊張感
その手段が気球というのもスゴい
パラシュート部分を監視の目を掻い潜り、パ
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.1

「僕らは選択できる」

一流のミュージシャンが集まって出来た伝説の一曲の伝説になった夜

"エゴを捨てて"

お互いの関係性や、楽曲との相性
時間の無い中での葛藤や焦り
個性的な人物たちが個性を武器に
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

Q「     」

タイパやらコスパやらなにかと費用対効果を気にしている奴等が目につく様になって久しいが、そんな奴等に中指を立てるが如く可能な自分の時間の全てを、大喜利やラジオ投稿に費やした男の話
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Nimic(原題)(2019年製作の映画)

3.6

タイトルを見て、あれ?『Mimic』じゃないんだと、まず思う

Mimic=真似

偶然電車の向かいに座った男女の
「今何時?」
から始まる奇妙で不気味な出来事

カメラワーク、歪んだ音楽、展開される
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

「ルールがなければ動物と同じ」

終わってみると大阪コンチネンタルでのアクションが山場
ただ、盛り下がるわけではなくずーっと同じようなテンションでアクションを見せられる
そのバリエーションはさすが
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彼方に(2023年製作の映画)

3.8

不幸にも残虐性を持つ者の対象になってしまった遺族である男性の話

空虚になった人生に訪れた小さな出来事
ラストの解釈はどちらだろう…

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.7

「泥棒猫の上に猫泥棒じゃん」

猫の親権を争って離婚を先延ばしにしている夫婦
夫婦共々不倫していて、その相手も合わせて四人での会話がサイコー
それぞれの立場や思いがあるはずなのに、女性陣ばかり熱が入っ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

"熱烈ジャンプ"

狂った映画体験をありがとう

魚眼レンズや広角レンズに凝った背景
ファンタジーなのにウソ臭くないのは、血の通ったエロとグロのおかげだ
また、衣装、音楽、ストーリーと"歪み"が軸にあ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.5

"愛…なのか?"

確認はしていないけど、どっちの脚本かわかりやすい
故に、瀬戸康史と河合優実の古本屋を中心にしたラブストーリーが良い
まぁ、気持ちわりぃって言いたくなるキモチも理解できるが、失恋の痛
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

「都会には木、森にはゴミ 何が違うんだ?」

ヨ・ラ・テンゴとロケーションが抜群にマッチするロードムービー

温泉でのシーンはストーリーの中で唯一、緊張感があり重要な箇所
指輪のカット
お互いの顔を交
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.4

生きる事とは?
存在するという事は?
愛するという事は?

いろいろな解釈ができ、観た人で印象や理解が違いそうな所が魅力

私的にはラストの睦実と五実の会話が気持ち悪かった
ラストのイラストが腑に落ち
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.6

エジプトの壮大な景色、遺産を俯瞰で映しつつ、人間のみみっちくて小さい内面に由来する極めて利己的な殺人の動機に落ち着くという普遍のテーマを扱った古典ミステリー
中々動かないストーリーにやきもきするが、終
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.1

北海道の冬
大自然の中での埋蔵金探しを主軸に、日露戦争の後遺症、アイヌ文化、シリアス・コメディ硬軟織り交ぜ描く一大スペクタクルエンタメムービー

オープニングは二〇三高地の攻防から始まる
その迫力は日
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.9

息をするのも許さない様な緊張と暗さ
そして趣里の演技に圧倒される
特に前半は映像から来る"圧"に負けじと気を張っていた為疲れが

じりじりと焼ける火を思わせるフォントのタイトルバックに生白い腕
ホラー
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.0

娘の卒業式直前だから余裕をもって帰国したかったのに、無理を聞き入れたら30時間逃げるハメになったよ

爆破にチェイスに銃撃にと安定のジェラルド・バトラームービー
実際の社会情勢同様、色々な勢力が次々と
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