たけさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

犬王(2021年製作の映画)

5.0

現代のライブ形式と南北朝時代の見事な融合に心酔

魅了する歌と、アニメーション特有の演出

そこには命を吹き込むアヴちゃんの様相と、拍手や太鼓を叩くしなやかな手足の挙動が見事に描かれていて、気づけば画
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

-

後半にかけて幸せを渇望する欲望の解放が儚かったけれども、とても美しかった。

お金か、人間としての尊厳か。

エイリアンのビジュアルが生理的に受け付けなかった(映画としては的を得てる描写)、あまりにも
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

5.0

小さなすれ違いに振り回されて気だるそうな表情をしてるのになぜか余裕を感じて。その根っこの部分にあるのは核となる自分の世界みたいなものを持っているからだと終盤に気づいた、だからずっと惹かれてたのか

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月に囚われた男(2009年製作の映画)

5.0

無機質な空間でコンピュータ音が響くのはより一層孤独や脱力感を感じさせてとても良い表現

ザ・SF的な主題を扱いながらも胸が締め付けられる想いでした、、

コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

夕刻、喧騒漂う昼間、静謐な夜、いろんな時間帯に魅せられる人と建物。
ガラスを隔てて映す姿、鏡越しの2人の会話、しんとした雰囲気に包まれてとても美しかった
シーンとシーンの間にある、モノ、モノ、モノを映
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

5.0

とある大好きな映画をオマージュしてると聞いて

しんしんと降る雨に主題歌が重なってこの映画が始まったとき、最高の映画になるなと確信した

トンネルの根本的な設定の芯が通っているから、終盤の展開も違和感
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

朝外を出て一歩立ち止まって空を見上げたり、銭湯終わりに爆睡してる人にちょっとうちわを扇いでみたり、生き急ぐ毎日にほんの一息でいいから余裕を持ってみる

顔も名も知れぬ人とトイレに挟まってる紙を介してま
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

-

最初世界観のテンポが合わず違和感だったけど、後半にかけて馴染んできた、良かった

レビュー欄にあった不気味の谷理論を知る

僕が宇宙に行った理由(2023年製作の映画)

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民間が宇宙に届く時代

訓練のリアルさやISSのことを知れた
挑戦を続ける人はやっぱり輝いている

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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今年ラスト映画館
閉鎖的な村で繰り広げられる猟奇的なキチガイな一連はまさに死より恐ろしい
まさに醜悪、人間の怨念の下衆さを突きつけられた

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

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クリスマスにぴったりと思ったけどクリスマスよりハロウィンが似合うんかな

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.6

アクション映画と青春映画の融合

感情の吐き出し、剥き出し方がうまい

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

4.8

奇想天外な設定かもしれないが、恋人同士の価値観のずれや気持ちのずれみたいなものを投影していると考えると見方が色々と現実的なものになると感じた、むしろすごくリアリティを持った恋愛映画でした

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.7

クー🫲👨‍🦱🫱

こういう奇想天外すぎるSFを目の当たりにするといかに常識や固定概念みたいなものが当てはまらないのか、そこからはみ出していける製作陣たちの凄さに驚かされる

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.6

めちゃめちゃぶっ飛んでるけど最高に面白くて、因果応報をテーマに清々しいほどの伏線回収みたいなものが伊坂幸太郎先生の持ち味を見事に残してくれててよかった

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.6

大砲の撃ち合い、その反動で船が揺れるシーン、海底を闊歩する海賊たち、剣が交わり死闘を繰り広げる場面、あらゆる場面がとても良い

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.7

劇場内に響き渡るゴジラのおたけび、体の隅々にまでに広がる。IMAXで観たことが正解だと確信した。

ひとりの人間に焦点をあてて、そこから戦後間もない日本の現状に広げる構成にもこの映画のテーマ性という点
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.7

なんだこの作品は、凄すぎるぞ

観る前は人類が月到達を目指す冒険譚かと思ってたけど全然違うかった

序盤の猿たちの阿鼻叫喚、オブジェクトが現れたときの緊迫感、無重力の撮影、どれもが芸術的で美しい

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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.4

席がランダムで前の方になってしまったがIMAX音の衝撃の波が伝わってきてこれは良い体験になった、無音との切り替えが息を飲む演出につながり、端々に世界観の丁寧さも感じた、2012のオマージュ発見!
もう
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.4

現世での瞬間移動からの戦闘シーンがバチバチにかっこいい

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.5

異物を呑み込む、日常の中で一歩踏み込んでしまえば実行出来てしまうことを題材としてるからリアリティというか、すぐ手が届きそうな距離感を訥々と描いているのが凄まじい

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

4.5

退屈な日々、そう感じさせるモノからの脱却。程度の違いはあれど退屈たらせるモノから解放されるときの表情にとても注目した。清々しさ、後味の残る少しの後悔、それぞれの感情の表現がとても良かった

猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.6

側から見るとドロドロ関係

そこに猫がいるから中和されてて

最後の展開におおっ!ってなったけど、猫と戯れる夫の写真が掘り起こされて、事態が少し方向性が変わるように、きっかけって何があるか分からないし
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

4.6

全体を通して観る側の足並みを揃えてくれるというか、歩幅を合わせてくれるというか、物語の「あいだ」みたいなものを丁寧に描いてるこの質感がとてもすきでした

そうやって描かれているので、映画を観ながらも自
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.8

花束みたいな恋をした、タイトルに並ぶほどの愛から始まり、その先を描く

観ている人たちにはそれぞれ刺さるシーンがバラバラだと思う

終盤に2人が泣くシーン、自分も号泣した。
今お付き合いしている恋人と
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海街diary(2015年製作の映画)

4.5

畳を歩くときのすすれる音、梅のヘタ取り、素朴さを素直に良いと受けとることが出来る丁寧な作り込み

花火を見上げるとき、ある人は浴衣を着て、ある人は会社の屋上から、ある人は働き先の店内から、それぞれの営
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.8

3時間ずっと楽しい!それでもってストーリーも練り上げられてて!

「ジョナサン」「ウィンストン」の呼び合いだけで分かち合うシーンがとても好き

大好きなシリーズが観れてうれしい気持ちと終わってほしくな
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