Rさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.4

んーと、これは…残念ながらあんまり好きじゃなかったっすねー。結構期待していたが。惨めな目にだけはあわないように、できるだけ目立つことなく高校時代をやり過ごそうと、どのグループにもいい顔して渡ってきた男>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.8

すげえええええ。昔、画像のあまりよくないDVDで何度か見てて、そんときからかなり好きやってんけど、今回たまたまお安くBlu-rayが入手できたので、再鑑賞してみたら! あっと驚きの美しさ! 映像の美し>>続きを読む

地獄の英雄(1951年製作の映画)

4.5

出たー! とんでもなくエゲツない話! 若干前半が盛り上がりっていうか面白味に欠けるけど、後でいろいろ効いてきたのでまぁいいや。これは本当にこわい話。真実に対して誠実だがうだつの上がらない田舎の新聞社に>>続きを読む

サイドウェイ(2004年製作の映画)

4.8

ペイン監督作品で、今んとこ一番好きなのはこれ!かもしれぬ。しがないおっさん2人の話なんだけど。しみじみくるもんがあるね。離婚されて未練タラタラ、小説を書いて出版しようとしてるが、なかなかうまくいってな>>続きを読む

ファスビンダーのケレル(1982年製作の映画)

4.4

ガチホモ映画ですねぇ。セーラー服姿の水夫たち、汗と汚れにまみれた隆々たる肉体、熱視線、絡み合う欲望、肉弾戦の如きセックス、血なまぐさいヴァイオレンス、陰謀、恋……美の化身(どこが?)ケレルという男をめ>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

宇宙人地球侵略!防ぐぞー!やっつけるぞー!という単純なテーマなのだが、途中からものすごくややこしい話になっていく。広報部の実戦に参加などしたことのない主人公ケイジ少佐が、ひょんなことから、未トレーニン>>続きを読む

フィクサー(2007年製作の映画)

4.4

タイトルやパッケージの雰囲気で想像してたのとかなり違った内容だった。ジョージクルーニー主演ということで、イメージ的にバリバリいろんな問題をfixしていく、できる男の話かと思ってた。主人公のマイケルクレ>>続きを読む

ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界(2014年製作の映画)

3.9

最近ハマり気味のジャイソンライトマンの今んとこいちばん新しい本作、見てみた。あまり評判が芳しくないので、期待せず見たんやけど、そんなに悪くないと、いや、むしろ、かなり面白いと思った。確かに、エマトンプ>>続きを読む

失われた週末(1945年製作の映画)

4.8

久々に見てみた! とんでもない傑作だ! タイトル通り、酒に酔っぱらうことで失われる週末が描かれる。作家志望だけど、うまく小説が書けない30代前半の男ドンが、お兄ちゃんのマンションでパラサイト生活してて>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.7

一時期まったくスピルバーグ見てなくて、最近何作かぽんぽんぽんと見てますねんけど、見れば見るほど崇敬の念がむらむら湧き上がってくる。ほんとにすごい監督だ。本作もマジで面白い。ヤンチャな思春期の少年フラン>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.7

ものすごく話題になってるときに見て、そんなに騒がれるほど怖くなくね?と思ったので、さて、何年も経ったいまもう一度見ると、ひょっとしたら怖いかもしれない!と思って、深夜部屋真っ暗にして、ヘッドホン大音量>>続きを読む

裁かれるは善人のみ(2014年製作の映画)

4.6

何という映画を作ってしまったものか。こんな無慈悲な映画を見せられたら、もう絶望しかないじゃないか。いっそはじめから無駄な抵抗はせずに、そうそうに泣き寝入りしてたほうがマシじゃないか。と思う人がいても何>>続きを読む

孤独な場所で(1950年製作の映画)

3.9

何とも言えない変な映画だった。久々にフィルムノワール見たけど、なかでもかなりの異色作。なのではないか。ハリウッド映画の脚本家がアイデアがないので、全然仕事をしてなかったところに、くだらない小説の脚色の>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

4.2

史上最低の映画監督として、死後に名を馳せたエドウッド。ひょんなことから仲良くなった往年の老ホラー俳優ベラルゴシと、いくつかの超駄作B級ホラーやSFを、苦労して手に入れた資金をもとに、いっしょに作り上げ>>続きを読む

とらわれて夏(2013年製作の映画)

4.5

いやー、いいですねー、ライトマン監督。ど頭の、木々を抜けて行く映像から、独特の清澄な感じ、透明感。いいですねー。キラキラしてるなー美しいなーと思ってたら、出てくるのが、孤独な日々の生活に鬱鬱としたバツ>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.4

とうとう来ました! 全世界が待望していたブッキーのゲイ役! 見ている間、そこら中から悲鳴と嘆息が聞こえるかと思っていたが、ちょっと気まずそうなどよめきが起こっていた。妻夫木くん、ガチの体当たりで演じて>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

4.5

素晴らしい作品だった。公開当時映画館で見てて、あんまピンと来てなかったんだけど、実は映像の色彩が瞬間瞬間大きく変化しているというのを聞いて、マジかよ、と思ってもう一回見てみた。ほんまやーーーーー!!!>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.4

新海誠とRADWIMPSという二大苦手要素が結合したアニメ、しかも、世間の評判がすこぶるよろしすぎる、というわけで、まったく期待してなかったのだが、あまりにも多くのティーネイジャーたちに見ろ!見ろ!と>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

これは公開当時に見たねー。ものすご話題になってたよね。はやったねー。まだ子どもの頃だったね。ポスターやらポストカードやらが至る所に貼られてたのをいまでも覚えてる。Choose life. 当時は何が面>>続きを読む

ザカリーに捧ぐ(2008年製作の映画)

4.6

とーんでもない話やった…見終わったあとのズシーーーンと重い感じがたまらない。って言ったら不謹慎になるでしょうか。とある殺人事件の被害者の家族を追った実話ドキュメンタリー…ってか、発端は、監督自身が被害>>続きを読む

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.5

最初は、ひょっとするとこの映画には、最初から最後まで、まったく感情移入できないんじゃないか、とかなり不安になった。16歳で妊娠してもーた、クソ生意気で何もかもナメくさった小娘の、極度にひねくれた発言と>>続きを読む

Q&A(1990年製作の映画)

4.1

主人公の新米地方検事補が警察官による犯人射殺事件を担当することになって、ものすごく簡単な正当防衛の事件やからすぐ終わるよと言われていたんやけど、この警察官が実はとんでもない悪党なんじゃないか?と思わせ>>続きを読む

トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.4

んーと、はっきり申し上げますと、途中まではあんまり面白くなかった…かな? その理由は、1や2と展開同じやん!!!って感じたこと。ウッディとバズを中心にしたアンディ’s トイズが、アンディが大学生になっ>>続きを読む

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

4.3

スリランカの反政府勢力タミールイーラム解放の虎に所属して兵士として闘っていたが、内紛で敗北してしまったため、見知らぬ女と、見知らぬ娘と3人の家族を偽装して、フランスに亡命する主人公のディーパン。フラン>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

5.0

すげええええ。むかーしめちゃめちゃ画質の悪いDVDで2,3回見て、そんなにおもしろい映画かしらと疑問に思ったこともあったが、Blu-ray力に圧倒された! ホントに! これぞ! 名作! とにかく映像の>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.6

どんな映画かほぼ何も知らず、天才数学者の話やんな?くらいの知識でパッケージ裏とかも読まずに見たのが大正解! まったくこんなに展開に驚いた映画どれくらいぶりだろうかね! ネタバレレビューそこそこあるよう>>続きを読む

スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.7

大統領選挙も近いということで、以前から少々気になっていたこれを見てみた。アイオワでの民主党の予備大統領選前後のお話だった。ジョージクルーニー演じるペンシルベニアの州知事であり民主党の大統領候補であるモ>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

4.8

十字軍の騎士が、ある日浜辺で眠っていると、突然死神が現れる。てことはこの騎士は死ぬということなのだけど、神が存在するのか、生きることに意味があるのか、それがわからないまま死の運命を受け入れることはでき>>続きを読む

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

2.9

んー。ゴダールによくある、あんまり面白くはないけどなぜか苦なく最後まで見れてしまうタイプの映画だった。一人の団地妻の何気ない?1日を描いた映画で、特にお話らしいお話はなく、表面上は、ただ都市化がどんど>>続きを読む

サイド・エフェクト(2013年製作の映画)

5.0

個人的に大好きだったソダーバーグ。これは彼の最高傑作のひとつと言えましょう。素晴らしいストーリー展開。だれかにあてたプレゼントとそのまわりの床にこびりついた血が冒頭いきなり静かーに出てきて、えっ!何が>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.9

オープニングからすごいインパクト! 壁にかかってるヒトラーの写真がドーン!と爆音とともに吹っ飛んで、周りでドカンドカン爆撃が起こってるのに、それでも結婚するのよー!と、すさまじい執念で結婚手続きをする>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.7

吃音に悩む英国王がきちんと国民むけてスピーチできるようになるかどうか、ほんとにそんだけの話(なのでネタバレもクソもないので最後まで語ります)で、派手なドラマ性はないが、手堅い演出と、最高の演技と、美し>>続きを読む

シンプル・プラン(1998年製作の映画)

4.1

とーんでもない映画や。以前2回見てたんやけど、全然内容おぼえてなくて、ただ漠然と面白かったなぁみたいな記憶だけがあって、ひっさびさに見てみたら、やはりなーんもおぼえてなかった笑 けっこう面白いのに不思>>続きを読む

未知への飛行(1964年製作の映画)

4.9

小ぢんまりした密室劇やけど、核兵器投下危機の恐怖をこれほどリアルに感じれる映画はない!冒頭から緊張感マックス!てかオープニングが本当にすばらしい。歓声の中、行われる闘牛、観客席で汗を垂らしながら苦しみ>>続きを読む

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)

4.3

ひえええええ、はげしいいいいい。いきなり冒頭、女子校生くらいの娘が何人かの覆面の男たちに、顔面、黒テープグルグル巻きにされて窒息死。その後、犯行に関与した男たちが、ひとりずつ謎の世直し集団に拷問されて>>続きを読む

栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

4.5

最高! めちゃめちゃ感動した! ナチスドイツの台頭するドイツにて、ベルリンオリンピックに出場し、メダルを勝ち取ったアメリカの黒人青年ジェシーオーエンの努力と葛藤と友情と勝利のドラマだった。前半は、ジェ>>続きを読む