家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が、銭湯組合の紹介を通じて「働きたい」とやって来る。その日から、住み込みで働くことになった堀とかなえの不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を捜しながら、堀と過ごす心地よ…
家業の銭湯を継ぎ、夫の悟とともに順風満帆な日々を送るかなえ。しかし突然、悟が失踪する。途方に暮れていたかなえだったが、なんとか一時休業していた銭湯を再開させる。数日後、堀と名乗る謎の男が、銭湯組合の紹介を通じて「働きたい」とやって来る。その日から、住み込みで働くことになった堀とかなえの不思議な共同生活が始まる。友人から紹介された胡散臭い探偵・山崎とともに期間限定で悟を捜しながら、堀と過ごす心地よい時間の中で、穏やかな日常を取り戻しつつあったかなえ。だが、あることをきっかけに、悟、堀、そしてかなえが閉ざしていた心の深層が、徐々に浮かび上がっていく。それぞれの心の底流(アンダーカレント)が交じりあったその先に訪れるものとはー。
人生の途上では様々な問題に直面するけれど、その全てを解決できるわけではない。解決も正解も無く、悲しみや痛みだけを後に残すような問題も少なからずある。そうした問題に対して、人はどうしたら良いのか。
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140分ずっと引き込まれた映画だった。今泉力哉監督の世界観は割と好きなんだろうなぁ。銭湯が舞台だったのも最近の自分とリンクする何かがあった気がした。
原作読んだことないけど、原作がそもそも映画みたい…
長い時間を共に過ごせば相手のことが全て理解できるなんてことはなくて、一生かけても全てを理解することは難しい。
"見られたい自分"と"見られたくない自分"は共存していて、それは言葉でコントロール出来て…
主人公は銭湯を親から継いだ女性。夫が突然社員旅行の最終日から消息を断ってしまい、共に経営していた銭湯を閉めていたが、再開することにした。ただ人手が足りない。組合に求人をかけてもらったところ、紹介され…
>>続きを読む原作未読。今回の今泉作品は恋愛映画じゃありませんでした。珍しくミステリー要素を含んだ作品。重く複雑なテーマながら過剰な演出はせず、心の奥底を覗くように静かに見せる。この辺り今泉演出とシナリオの相性は…
>>続きを読む原作未読。銭湯。カエル。どじょう。あやとり。「人をわかるってどういうことですか」。作中の問いかけシーンはここぞ感があり、個人的にはもう少し自然体な方が好みだった。背景が明らかになるシーンも同様。丁寧…
>>続きを読む(C)豊田徹也/講談社 (C)2023「アンダーカレント」製作委員会