アイスまいにちさんの映画レビュー・感想・評価

アイスまいにち

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映画(58)
ドラマ(4)

空に住む(2020年製作の映画)

3.0

なんか、フワーっとした映画だった。

肝となるこの空虚さを、台詞でイチイチ言ってしまうのが、ちょい残念。

というか今作、メイン客層は岩ちゃん目当てと察するが、
岩ちゃんがあまりにも一面的に描かれすぎ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

内田英治監督作、
初めて観たけど、いやぁすごい。
こんなの撮るのか。
邦画らしくない匂い立つ雰囲気と、抑えた演出。

何より草彅くんとイチカちゃんの演技がとてつもなく素晴らしい。
新人俳優であるイチカ
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ヴィタリナ(2019年製作の映画)

5.0

初めてのペドロ・コスタ。
すごい。好きだ。
ラヴ・ディアスを初めて観た時と似た感触。

ハースメル(2018年製作の映画)

4.6

主人公のグチャグチャダメになっていく姿を、ねちっこく見せる。
観る人によっては不快感を抱くであろうものを徹底的に撮る。
この姿勢を、讃えたい。

そして、物語は終盤へ。
ま、この終盤の高揚が、バンド映
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遠上恵未(24)(2020年製作の映画)

4.5

セルフ・フェイク・ドキュメンタリー。

しがないアラサー間近の女と(日本の)社会、そして時間との関係性について、思いを馳せる。
滑稽にも見えるが、めちゃくちゃ切実な問題。
同世代の私、刺さるものがあっ
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頭痛が痛い(2020年製作の映画)

4.8

容赦なく人物を描ききる。
素晴らしき才能。
脚本もすごいし、ヒリつく演出もよい。
これを自主でやりきってしまうとは。

へんしんっ!(2020年製作の映画)

5.0

多くの人に、観られるべき作品。
観賞しながら、私の身体も解放されてゆくよう。
そして改めて、しょうがいのある方々のことを、もっと知っていかねばと。自戒を込めて。

セノーテ(2019年製作の映画)

3.0

ちょっと酔った。音の圧がすごくて吐きそうになった。
稀有な映像体験をしていることは事実なんだけど、いかんせん語りとポートレートに頼りすぎかと。
セノーテのPVか?と思った。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

うーん、ちょっと期待しすぎたな。

疑心暗鬼にならざるを得ない時代に、翻弄される女と男。

質の高さは感じるが、正直 感情移入はしにくい。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

西川美和の、新境地。

これまでの、いわゆる"西川美和色"はほぼ陰を潜め、正直監督名を伏せて観たら誰の作品か分からないが、
ま、そんなのどうだっていい。
とても上質なドラマと感じた。

脚本がしっかり
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.3

話がキツい。
そんなにコロコロ、女心をもてあそべるか?
女をなめてない??

あと、急に涙を拭かれたり、女のケツ見ただけで、コロッと恋に落ちるかよ?!
なんか昭和臭。
松たか子のオナニーとナプキン付け
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ディア・ドクター(2009年製作の映画)

4.3

きっちり西川美和色、感じました。
のっけの軽快なスタートから、「あ、西川美和の映画が始まったな」と分かる感じ。

そら前作『ゆれる』と比べると、かなり分かりやすくなったが、
『ゆれる』が凄すぎただけで
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れいこいるか(2019年製作の映画)

4.2

責める人が出てこない。
変な感情ぶつけ合いの泣かせシーンもない。

愛おしくも、どこか切ない、日常の積み重ね。
だけどそれがグッとくる。
優しいなぁ。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.7

悪くはないが、いまいち刺さらず。
その理由を悶々と考えている。

冒頭、先生のステレオタイプさ や、ピンと来た時に風が吹く演出に、
お?これはポップな作品なのか?と身構えたが、そういう訳でもなく。
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夢の中へ(2005年製作の映画)

3.8

また俺の話かよ!

ってか役者、豪華だな。
田中哲司は園子温本人かと思ったし。

手持ちカメラが、破茶滅茶な思考回路にマッチしてて、良かったわ。

ワンシーンワンカットもいいけど、やっぱダレるな。
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自殺サークル(2002年製作の映画)

4.0

胸糞わりー。
けど、今回も言葉が強烈。

あなたはあなたの関係者ですか?

死にたさを、大なり小なり抱えて生きてる私たち。

死んだら今より楽になんじゃね?
つか死ぬって何だ?
ま、みんなと一緒なら、
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自転車吐息(1990年製作の映画)

3.8

豊橋、実家、妹、父、母、白線、目覚ましの音、好きな女の子…
過去作のモチーフを濃厚に引き継ぎながらも、そこから更にまだ見ぬ物語を生み出そうとする園子温。

生まれ育った土地と、自我と。

なんで牛乳配
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.8

愛すべきロクデナシ、阿部ちゃんがいい。
他作品だと演技が大げさに見えるが、これは徹底的にダメ男で、いい。

真木よう子も、今回はあまり違和感を感じない。
イマ彼が元夫の本を「分からない」って言った時の
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奇跡(2011年製作の映画)

4.0

まえだまえだ、めちゃいいやん。
『誰も知らない』とは打って変わって、活発な子どもの演出も最高だなんて、是枝さんすごすぎよ。

新幹線企画で、こんなん作っちゃうんだから。
世界、かぁ。

ただ、小学生が
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

後半にかけて、
人生、家族の味わいがジワーッと出てくる。

正直、前半の役者大渋滞はしんどいし、引っ張りが弱い(アレ、何のために見てるんだっけ?となる) が、とにかく後半な。



以下メモ(ネタバレ
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.8

嘘か真か。
軽快な前半でカロリーを消費しない分、後半に体力を温存させてくれて、ありがたい。

真木よう子とのこれまでや、田舎社会ならではのルールがある感じを予感させ、"正しい行い"の判断基準を揺さぶる
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.8

子どもへの演出が素晴らしすぎる。
家の中でカメラ切り替えても、よくあの無邪気な表情を撮ることができるなぁ。

編集はかなり頑張って切っているが、ストーリーの抑揚がゆるやかなため、ちょっと長く感じた。
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.0

イマイチ合わなかった🤦‍♀️

脚本は、のっけから家族の関係性がビシバシ伝わり良いんだが、
いかんせん、演出が苦手。

話のトーンから、ちょっと過剰な演技を求められるにせよ、嘘くさすぎる。
大谷直子と
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DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.5

加害者家族と、加害者に限りなく近かった者。
あるきっかけで たまたま一緒になった彼らの一夜。

他愛もない会話、探る会話、引き止められなかった過去。
分かり合ってると思っていたのに、そこに確かにあった
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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

4.8

死んだ者が、
これまでの人生で一番大切な記憶を選び、それを今の自分が演じ、鑑賞することで、死後の世界にその思い出だけ持っていける。

過去を振り返り、選び、演じ、観る。

ドキュメントとフィクションの
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幻の光(1995年製作の映画)

3.9

話的には、
もっとコンパクトな尺にできそうだし、予想がつく内容だが、
何故だかすごくいいのよね。

小津リスペクトな構図、話しぶりはあざとさも感じるが、
ロングショットの数々が見ものすぎる。
顔のヨリ
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魚座どうし(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ガールミーツボーイ。

時計の秒針、ペンを走らす音、金魚のボコボコ、蛇口から落ちる水滴、、
世界にしんと耳をすませ、生きる子どもたち。

過去に自分も確かに感じた 得も言われぬ
あの感情を、スクリーン
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

老年にさしかかった映画監督の、肉体的痛みを伴う日々。

ヤクで身体の痛みを散らし、
昔一悶着した俳優と仲を取り戻すも、ふと口を突いて出た言葉でまた仲違いしたり、
昔の恋人との日々を作品に昇華し、その恋
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精神0(2020年製作の映画)

5.0

『精神』、『peace』、そして『精神0』へ。
ひたすら傍でキャメラを回し、シーンの合間に市井の人々や猫を挟むスタイルは相変わらずかと思いきや、想田さんの対象への働きかけが若干増えたようにも思えたり。
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.8

なんだあのラストカットは。
もうあのラストカットで天才確定だわ、ポンジュノ。

軽い一言が招く激動。

愛ゆえの盲目。

人は愚かで、人生は辛い。
そら踊るしかないわ。

失楽園(1997年製作の映画)

5.0

フィルムの質感がよき。
役所広司と黒木瞳がいるだけで、エロい。

突っ込みどころはあるが、圧倒的エロさの説得力がすごく、ひれ伏すしかない。

二人の馴れ初めをふんわりとしか描いてないところとか、普通だ
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

出来事を淡々と。
その淡々さの現実味が高く、コロナ渦で観るとオオォとなる。

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.4

「ピアニストを撃つな!」
愛を叫んで走る、走る、走る。
園さんは、やっぱ走る人なのね。
金のかかった『うつしみ』という感じ。

「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」
山内ケンジは外さないなー
SMAP曲を歌えな
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