アイスまいにち

夜明けのすべてのアイスまいにちのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
4.8
泣いた。
傷を負い、痛みを背負った者たちの、優しさ。
クサクサ他人に当たるんじゃなくて、思いやりをもって、助け合って生きていくということ。
なんと優しい会社だこと。

劇的なドラマはないが、それが生活。
東海テレビの昼ドラみたいなドロドロは、普通に実直に生きていたら、そうそうない。
静かな葛藤、逡巡、決断のなかで、我々は生きている。
慎ましやかな2024年の生活。
これが、今の日本の人々を映した、
そして、今、人々に求められる映画なのだと思った。