muscleさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

君が生きた証(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ミリも期待してなかったけれど、すごいどんでん返しが全然中盤にあって正座し直しました。それが素晴らしい。これをどんでん返し構造じゃなく作っていたなら『竜そば』並みにボロカスに叩かれていただろう。所詮大衆>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

神木隆之介が絶叫しておれは!!特攻することができなかった!!!って顔プルプルシーンが延々続いて、しかもそれしか話がなくて、死ぬかと思った……。ああ、趣味丸出しの博打感満載の作品ではなく、ディテールもク>>続きを読む

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

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ジェレミー・トーマスプロデュースらしい文芸映画。鏡面と木漏れ日と水面と炎と。席が悪かったのもあるし6K上映できない環境なのが悪いけど、視差弱めでスタジオ内がかなり暗め。3DBlu-ray化されるか、6>>続きを読む

Somebody Comes into the Light(2023年製作の映画)

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木漏れ日を纏う。編集で本当にバラッバラにされてる。そのままパーフェクトデイズに入っててもおかしくない雰囲気。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ブノワデビエの撮影じゃない3Dじゃない久々の2D劇映画。『アランフエス』、『誰のせいでもない』のファーストカットが木漏れ日だったのは伏線だったことがわかる木漏れ日の説明。そこでで書かれてたようなレイヤ>>続きを読む

Totem(原題)(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ギリギリやりすぎでは?の演出がずっと冒頭の橋から続く。カタツムリ絵に載せるあたりでかなりグッときたし、キャラものじゃないリアル志向なのではなく、真逆でリアル志向なキャラものなのだということが飲み込める>>続きを読む

マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

5.0

男女ものが行き切ると男女という関係でなくなるような…。こういう映画がずっと見たかったって人も多いでしょう。ウェルメイドな会話のやり取りと非の打ち所がない切なさが今年ベスト候補。

欲望に狂った愛獣たち(2014年製作の映画)

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そうなる?みたいな展開の連続と見せ方が良い。爆発を省略しているのがうまい。メカ眼球もチープじゃなくて嬉しい。本当に2014年の光景なのか…フィルムってすごいな。

(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

月→椀→首→サッカーボール。大島渚の『御法度』と『戦メリ』の娯楽大作リメイク。同一場面なのに繋がってないような編集のぎこちなさがずっとあるけど、繋ぎ自体はずっと大胆。荒川良々の死に様が花輪和一っぽくて>>続きを読む

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

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せっかく脳みそを踏み潰すカットで始まっているのに、対話ゲームを繰り返すばかりで奇妙な展開に全然ならない。そんなことで改心する、悟られることの繰り返しなの!?って感じ。本当にこれを見れば見るほど『竜そば>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

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これが年間ベストって言われると悪態をつきたくなる気持ちもわかるけど、予算のかけられたシンプルすぎる映画は嫌いになれない。家の外に手を繋いだ家族が立っている、そのワンカットのワンアイディアっぷりがいいよ>>続きを読む

いのちの食べかた(2005年製作の映画)

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シャンタケとほぼ同じ構図で主婦がメシを食う。テーブルをかちゃかちゃ言わせながら。シャンタケと同じだということを言いたいから。フツーの主婦が殺人を犯すのと同じようにフツーの主婦が屠殺を行う。でもこの映画>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

完全に3D+4DXで満喫してしまった。もちろんアトラクションのライド映画として振り切っている清々しさへの感動があるのだけれど、小さくなったマリオが触る鉄骨の手触り、ゲーム世界にはじめて訪れて触るキノコ>>続きを読む

ピストルと少年(1990年製作の映画)

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とっても面白かった。生のガキ。ドワイヨンってどう見ても近付いてしまう暴力性とそこからの人物の離し方がとてもうまい。近いけど離れてダンスを踊るようにウロウロする。それが自然だし、自然になるように仕向けて>>続きを読む

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

5.0

まごうことなき午後ロー映画なんだけど『グリード』並に楽しめる。もちろんサイコーの意味で。犬は死なないし、サメは爆散するしで、マナーと景気の良さからなるユーモアがしっかりある。アレクサンドル・アジャがピ>>続きを読む

おかえり、はやぶさ(2012年製作の映画)

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金子ありさ脚本の作品ってなんの捻りもなく長いってイメージがあるんだけど、本作の時間の持て余し方はエグい。でもそのすべてが全編3D撮影だからギリギリ楽しめる。それなら貞子3D並みに仰角カットガンガン入れ>>続きを読む

エクスプロラーズ(1985年製作の映画)

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正直面白くないのはジョーダンテのあの軽妙なクロスカッティングが全然ないし、せっつかれるタイムサスペンスもないからに尽きるんだけど、屋根の上で寝転ぶ少年だったり、球体で街を壊したり、夜の街を飛び回ったり>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

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パーティクルの多さにバグりそうになるありえないほどリッチな3D。光が屈折するから透明な立方体がそこに在ると認識できるんだなっていちいち感動する。キャラメルチョコの包み紙をずっと眺めていられるような美し>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

5.0

もう何年ぶりかの3DBlu-ray再見。もうこれを見るためだけに3DTV買ったようなもんなので、初回盤じゃなかろうがリージョンコードだろうが、ひとしおの感動がある。ちゃんと今見たら主人公が憧れてる映画>>続きを読む

ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

1.0

こんなに面白くなく、しょーもない、誰のこだわりもない脚本が存在し得るんだって感動した。3D的な見どころには溢れているけれど、笑えないギャグでひたすらうるさいのがかなり視聴を拒む。アクションとセリフが完>>続きを読む

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スペイン映画のイタリアリメイク。どんでん返しを喧伝する作品が拠るところが倫理観なんだってところにちょっと辟易してしまった。
つまりは騙されていた側の映画の場合は騙されていたところで不快感を与えないため
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ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口(2013年製作の映画)

5.0

全然すごい。美術館で見るよりも立体感が…というよりも明るく眩しい。照明が強くあてられている?
もはやラファエロvsミケランジェロ。イメージ映像が賑やかしの3Dで視差が強いのが嬉しいけど、じっくり彫刻を
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

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この女の子、めっちゃ既視感あるなって思ってたら主人公はメアリーエリザベスウィステッド。スコット・ピルグリムで紫髪ハルコやってた。驚き方が知的。わーとかぎゃーじゃなくて、ギョロっとしてハッとする。何かに>>続きを読む

風にそよぐ草(2009年製作の映画)

5.0

富野由悠季がGレコのインタビューでアランレネにリスペクトを…って言ってて何見たのかと思ったら『風にそよぐ草』とか言っててビックリして鑑賞。
猛烈にすべてが速く、すべてが繋がらない。そして不思議な楽観主
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美しき緑の星(1996年製作の映画)

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コリーヌセローがどうのこうのよりも完全にカルトというか陰謀論スピと結託して再ブームどころか今めちゃくちゃ売れてる映画DVD。真実を描いて封印された!となってるところがミソらしい。コテコテのギャグがコテ>>続きを読む

まわり道(1974年製作の映画)

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列車の切り返しととこからわかるようにヴェンダースってずっと何かを見るというアクションや、見ることを諦めたり見始めたりするカットを積み重ねることで物語に仕立て上げている。
テレビでやってるストローブ=ユ
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トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011年製作の映画)

5.0

初見。アクションの付け方がうまい。主人公は何の能力も権力も偶然もほとんどない。なのにいつの間にかおいしいとこ取りとちゃんとラストミニッツレスキューへ。流石にもう割り込む隙ないだろって思ってしかも飽きか>>続きを読む

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

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自己啓発本とか読んで働いてる人が作業しながら流してるような映画だったし、監督のしょうもなさは段違いなのだけれど、ブライアンイーノの「なぜクリエイティブか?それが無料だからだ」にはグッときた。
あと良か
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アポカリプト(2006年製作の映画)

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もう無理だ…となる祭壇の上から転げ落ちてくのが夢みたいでいいのに、もっと展開しそうで全然しない。それ以前にアクションが全然ダメ。こんな映画がオールタイムベストでこねくり回してる宇多丸はやっぱり森田芳光>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これはどんでん返しではないけれど、夢オチみたいなハッピーエンドになるのが奇妙でいい。どんでん返しを無理くり成り立たせてるのが、あのデブのマシンガンってところも無茶苦茶だ。どんでん返しにならないところが>>続きを読む

ヴァンパイア(2011年製作の映画)

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これは本当にかなりいい岩井俊二。殺害シーンをとっても楽しそうに撮っている。ワンカットで殺害シーンやらパーティーシーンやら、立ちションやら。岩井俊二がおれは本当は下品で、でも崇高なんだよって絶叫してるよ>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

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めっちゃおもろかった。3回?リメイクされてるのすごいな。ひたすら展開で転がされていくだけの割り切り方が心地いい。

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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ラストのホームの雰囲気は好きよ。本田望結っていつからこんな雰囲気に……。

MOTHERS(2020年製作の映画)

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こういう作品を見ると、どこまで未来のことを計画しながら現在を生きることが可能なのだろうかって思う。映画の中に編集を伴う詐術やある程度のフィクションが根幹に混じっていようとも。過去現在未来を「リョウカイ>>続きを読む

劇場版 ユンカース・カム・ヒア(1995年製作の映画)

5.0

何度見てもオールタイムベスト。どう考えても高潔すぎるラストカット。

この作品の佐藤順一ってもうほとんど高畑勲なんだなって思う。人形劇のとこの編集なんて、もう高畑勲超えてる気がする大胆さだ。『海がきこ
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ラビット・ホラー3D(2011年製作の映画)

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撮影監督がクリストファー・ドイル(緒川たまきとクリストファー・ドイルよく一緒になってる気がする)。

『戦慄迷宮』よりも面白い。3Dで飛び出し絵本を見せたり、3D映画から飛び出してくるものを掴んじゃっ
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