muscleさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

石川君、行け!!(2022年製作の映画)

5.0

宮田宮太郎?のセスローゲン感が板に付いてきた。なんか一番堂々とした切り返しがあって感動する。駅のホームからの横顔も神々しくてフォードっぽい。

霞姫霊異記(2020年製作の映画)

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夜行船?の雰囲気良すぎる。長回し主体でそれっぽい「映画」を目指すんじゃなくて、これぐらい安心してみれるのがすごい。役者の顔がだんだんわかってきた。エリックいるし。

あらののはて(2020年製作の映画)

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これもそう。ものすごく辛気臭くなりそうなのに学校のディテールが高いのに、ユーモアがずっとあって素晴らしい。テレビを見るとこでの取っ組み合い、廊下の奥での取っ組み合い、ジャングルジムのネタバラシ…。これ>>続きを読む

Good bye, Eric!(2018年製作の映画)

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矢口史靖とか山下敦弘的な?正しい邦画のユーモアすぎてありがとうってなる。丹念に作ってる感が出過ぎないように?ラフな演技が嬉しい。

愛しのダディー殺害計画(2019年製作の映画)

1.0

無すぎてびっくりする。なんか叫んだり脱いだりするのかなって思ったら叫んだり脱いだり音楽に合わせて踊ったりしてた。この手の映画あるあるとして、地味な色味を嫌がって、インディー映画で彩度上げてバキバキにし>>続きを読む

ママボーイ(2022年製作の映画)

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シナリオも弱いし、予想外の展開なんて何一つないのだけれど、予想外のカットで見せてくれる。アーヴィンチェンって本当にいいロマコメのいい監督。幸せな気分になる。ホテルを追い出されて帰って行く母をドアから覗>>続きを読む

Cosmetic DNA(2020年製作の映画)

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鏡を使ったカットとか、死体を埋めるカットでのふとしたワンカットとか、MV編集にまぎれそうになるけれど確かに編集でワンカットハットするカットを入れるのが上手い。こういう監督がお金かけて撮ったらどうなるん>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

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チャゼルのチープさと露悪さが全然許せるというか、ノーランみたいなオタクっぽさがいい意味で全然ないところが好きだ。こういうとき相対評価になってしまう。例えるならちょっと言葉が荒くてあんまり一緒のシフトで>>続きを読む

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

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なんでこんなに評価低いのか本当にわからない。
完全にナメきってしまった中田秀夫と違って、清水崇の諦めてなさ、その商業上の要請と本人のめげてなさそのものが映画に表れている気がする。
清水崇はあり得たかも
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透明人間(2019年製作の映画)

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ラストの簡潔さが素晴らしい。、なんか陰謀論者そのものに片足突っ込むような話だし、いくらでもスピンオフが作りたくなるという意味でいい映画。カメラをぐるぐる回すのではなく既にひっくりがえっている視点だった>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

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重い話にこれでもかとユーモアを入れて軽くさせようとする努力がすごい。悪趣味にならないように笑うことの難しさとエンタメに徹しているセンスが絶妙。モノクロ画面とスローモーションでチープになってやや萎えてし>>続きを読む

無力の王(1981年製作の映画)

5.0

珍品。そんな言葉がぴったりの作品なんだけど真っ向から青春映画をやってたら『エドワード・ヤンの恋愛時代』にたどり着いちゃったみたいな映画。写真家が撮ったスローシネマってことで今見た方が理解できるんだけど>>続きを読む

ゴダール・ソシアリスム(2010年製作の映画)

5.0

第一部でなんかスパイアクションを豪華客船の中でやろうとしている断片が見えるというだけで嬉しい。当然ながらコロナのダイアモンドプリンセス号思い出す。
貧相な、しかし灯に灯されたベットに座った女をゆっくり
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AIR/エア(2023年製作の映画)

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すいません。まったく合わなくて20分でやめました。ゴジラ除くとこれもぶっちぎり今年ワーストだったかもしれない。要再見。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

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すいません。まったく合わなくて30分でやめました。要再見。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

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似たような仕事映画はたくさんあるしこの映画も語られ尽くされているはずなのにスムーズな語りと動き回る主人公たちがおもろい。店内に限らず、電話しながら、裁判ちらつかせる会議の場でも動き回る。ラストも簡潔で>>続きを読む

マッドゴッド(2021年製作の映画)

1.0

この悪夢っぽさに既視感しかない。VJ映像みたいなの延々見せられる90年代っぽい感じ。延々死に続ける自動機械たちに乾いた笑いが出てしまう。ぜんぜん惹かれないけどそれはそうとして嫌いではない。

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の10分は5.0なんだけど、犬が喋り始めたところでガン萎えした。ものすごく期待した映画だったのだけれど、ご都合主義しか目に入らないし顔映画すぎ。ピートドクターってこれ以外すべて好きなんだけど。>>続きを読む

カーズ2(2011年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1のロケーションの魅力は失せているが、ミスリードからのどんでん返しに次ぐどんでん返しが、全然予定調和じゃなくてブラボー。レースと同時に複数プロットが同時解決していくっていう。コナンとかクレしん劇場版の>>続きを読む

アメリカン・ガン(2002年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『君が生きた証』系。順序入れ替えてデカい犯人はこれでしたよっていう。でもあの作品ほどの衝撃がない。途中で若干気づくというか、多分これそういうやつね…ってなる。おそらくその原因は真相の隠し方が全部暗転と>>続きを読む

セーラー服と機関銃 卒業(2016年製作の映画)

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この監督と脚本のコンビにセーラー服と機関銃はちっとも合ってない。
でも橋本環奈はずっとチビで酒やけ声で、キャラが立っていて面白い。初めてのラブホで飛び跳ねてはしゃぐ姿なんて『人セク』の蒼井優みたいだ。
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世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶(2010年製作の映画)

5.0

これはかなり素晴らしい。28000年前に描かれた人類最古の洞窟に関するずっとウンチクまみれのドキュメンタリー。度々出てくる専門家に対してヘルツォークが無茶苦茶いじわるに突っ込むのがたまらない。研究者が>>続きを読む

オマールの壁(2013年製作の映画)

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すごい。アクションに次ぐアクション。ジャケですげぇ深刻な政治ドキュメンタリーだとずっと思ってたけど、フツーにアクション。
確かに大友克洋の漫画のように動作の真ん中を抜いたカットからしかはじまらない。面
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パレルモ・シューティング(2008年製作の映画)

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『君たちはどう生きるか』すぎる。高畑勲役のデニス・ホッパー。特殊効果が強すぎてジャンピエールジュネみたいになってるけど、それも『君生き』的フェリーニデクパージュだと思えば許せてしまう。
北野武がタケシ
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FULL METAL 極道(1997年製作の映画)

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なんで見たんだっけ…。そもそもなんで見てないんだっけ。
ごろっとしたファーストカット大好き委員会。砂浜を転がりながら車で到着するところ、ド派手アクションに感情が伴ってない感じ、サイコーに三池崇史を見て
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「無頼」より 大幹部(1968年製作の映画)

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Amazonプライムの画質と音質が酷すぎる。FODだと問題なしです。

顔のアップを挿入しまくっても喜怒哀楽に単純に落とし込まない。困惑の表情だったり、その顔どういうこと?みたいなアップがあってついつ
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ストレンジャー(1996年製作の映画)

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バンデラスが出会う場面のアメリカ映画感、確かにキムタクそっくりな生活感のなさとかすごく楽しかった。『フィアレス』もそうだったけど、どうして90年代のアメリカ映画のクリスマスっていい雰囲気なんでしょ。捻>>続きを読む

幸福の罪(2011年製作の映画)

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ちからわざこれも悪くなかった。ペドフィリア云々の話ではなくて多すぎる登場人物そのものが伏線だった…という。ラストで顔を被さるところでおおっみたいになる人もいるだろうけど私はチープになってしまったと感じ>>続きを読む

誰のせいでもない(2015年製作の映画)

5.0

ファーストカットから木漏れ日の粒子を目が受け止めているのを感じる。3Dによって陽射しの偽の立体感が心地いい。埃とか雪のパーティクルなんかも素晴らしく、それらをかき分けながらカメラが上昇し、蜘蛛の巣は雨>>続きを読む

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

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想像していたよりもずっと面白かったけれど、武の尊敬していた人物がさほど尊敬できるものではなかった…っていういつもの哀れみフェチがエンジン全開でビックリする。セルフパロディが多すぎて、諧謔みをどんくらい>>続きを読む

シモンの空(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゲッ!?と声が出る中盤の展開。確かにこの映画の頃のレアセドゥは少女だけどなんか異様に気疲れしてそうだし30代半ばに見えなくもない。脚本のジル・トーランはレアセドゥの他作品でも仕事し、アンドレ・テシネと>>続きを読む

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>(2015年製作の映画)

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前回よりももっとチープに、けれどマイケル・ベイみが強い。都市がめちゃくちゃになるラストバトルは『トランスフォーマーダークサイドムーン』っぽいし、なんならハロウィンパレードでバンブルビーがカメオ出演して>>続きを読む

スケルトン・キー(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

漫画の短編っぽい。某漫画家が大絶賛していた。これこそ考えさせられる。ある人に入れ替わってその人の人生を生きたらそれはもうその人なのではないのか?? 下の受け入れられなかった残滓の魂がそっと私を忘れない>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

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武にしてはテンポが悪いし、編集の驚きもさほどないし、アクションの魅力もさほどないのだけれど、ほぼ群像劇みたいだった後半が怒涛のどんでん返しになるのはビックリした。テンポをよくっぽく見せるタップダンスだ>>続きを読む

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

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全然悪くない。景気が良すぎる。武が撮るホラー映画は?SFは?三丁目の夕日は? 連想の始まりが小津っていうのもスタイルの訓練みたいでいい。なによりゼロ年代すぎる格好の鈴木杏!