背骨さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

背骨

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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.2

謎解きドキドキ。何度目かの鑑賞。
時が経っても時々見たくなり、流し見からの本気の鑑賞。巧妙に隠された秘密と黒幕。トムハンクスの表情はいつも見応えバッチリで。

サスペンスとワクワクと言ったらこのシリー
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

5.0

待ちに待った。
宮本。君はなんて男なんだ。復讐のため、自分のためなら何でもやる。

スクリーンに映された宮本はただひたすらクソ熱かった。歯のない人ってマヌケに見えるのに、宮本の感じはなんだろう。もはや
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.3

きた最高の映画。

可愛い顔のカルリートス。無敵になれる瞬間と儚い彼の表情。幼さの残るフェイスからは想像できぬ内に秘めた殺人鬼、、盗み癖、、もはや美しい。

私が見た回は他の客に恵まれず、集中して見れ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.1

原点にして頂点の視覚マトリックス。1999

エージェントに追われるネオと、預言。預言は預かる言葉、与えられる言葉。従う必然性。
柔術を習得したい。強くなりたい。

頭が整理できなくなるほどのスピード
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.4

モノクロじゃなかったら、映画を観て端的に色々なことを考えられなかったと思う。

はじまりのシーン、混ざり合う波の音がとても綺麗に聞こえてきて、間違いないと思った。

何かを失う悲しさや苦しさを僕は知っ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

セリフアクション、裏切り者が誰なのかヒシヒシ感じる空気。

アクションムービーではなくてセリフ一つ一つが最早アクション。とってもカッコいい。Mr.ブロンドのプロ意識あるセリフ、拷問、きっちりとした髪型
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.0

ヤバイ映画に出会えた。毎週末観れる。
ナポレオンがとにかくツボなんだよ、、。
永遠に開き続ける口とおじさんの変な髪型とアルパカ。常に一定の違和感を与えられているのに面白い。

最後のダンスシーン、まさ
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火花(2017年製作の映画)

3.5

主人公 徳永役の菅田将暉が菅田将暉すぎて、原作の卑屈で陰気でそれでもお笑いにかける徳永の雰囲気が伝わりにくかったなと。もっと汚くて人間臭くて古くさい人間模様に期待しちゃったのかも。神谷さんはもっとダメ>>続きを読む

彼女が水着にきがえたら(1989年製作の映画)

3.8

バブル!!て感じだった!!『私をスキーに連れてって』と似たようなストーリー展開だと思っていたらまさしく監督が同じだった!ことにびっくり。サザン、いいね夏だね。

サザンが沢山映画の中で流れて、昔サザン
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.1

夏だね。Summer。北野武監督節。
おいら、おじちゃん。坊主、そこで待ってろ。

少年とのやり取りから見える真っ直ぐな菊次郎が好き。人間らしい。何もかも知らないかもしれないけど、正義だけはあって、そ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.2

とりあえず記録。
最初と最後のシーンで泣いた。何度か咀嚼したい映画。トイストーリーは何度見てもマイヒーローだな~
おもちゃの行く末とは。

モスキート(2014年製作の映画)

3.8

深夜にモスキート!
タイトルからして想像する(僕はモヒートを想像した)ブーンと頭が心地良くなるお酒なんてのは出てこなくて、ひたすら蚊がプーンと飛んでるショートフィルム。痒くなる。よ。

蚊を気にせぬよ
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いちごの唄(2019年製作の映画)

3.5

あー良い映画に出会えた。銀杏BOYZの音楽は本当にキラキラしてるね。
『漂流教室』が流れてウルっと、。

古舘くんの演技は賛否分かれそうだけれど僕は好き。若い時の峯田くんの中身がそのまま詰まったような
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ガーデンアパート(2018年製作の映画)

2.5

男と女。嫌いなタイプの男だった。男女で、年齢で、この映画見方が分かれるのか。

映画として何を見せているのか分かりにくかった。これは映画と呼んでいいものなのか?とも。台詞に人間味が有る無い、はっきりし
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.5

夏の夢、夏の幻想、、。
白昼夢を見ているようだった。
MGMTが沁みるなぁ。

この手の映画を見るとジャンクな食い物が食べたくなる。横たわってキャラメルスティックみたいな菓子をボリボリ食べながら見たけ
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ピアッシング(2018年製作の映画)

4.0

サイコスリラーと言えばサイコスリラーだが、その中に美しさと狂気を感じる。ミアの笑顔が特にね。

最後のオチのシーンといい、終演とともにタイトルが出る演出と、その時にかかる音楽は素晴らしい。身の高まりを
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誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

是枝監督作品が追加されたので視聴。
この映画を観るとほんとうに言葉が出てこない。リアルなんだよな。

柳楽くんの演技がとても好きで、僕の街のゲームセンターにもいたかもしれない。彼のような人が。そして彼
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.5

すごくよかった。言葉にするのが難しいな。人が人じゃない動きをするのがすごく好き。どうしようもなく。

後半。触れ合い、求め合う姿が美しくて、とても滑らかで、靄のようにぼんやりとしていて、そして温かい。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

まさかの本人出演で驚いた。誰にでも起こりうる、起こってしまう可能性、今までの人生が一瞬で0になってしまう可能性。それらのことから救った3人。
前置きが長くてどうなるのかって思っていたけれど、事件の場面
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手紙(2006年製作の映画)

4.2

もう何年になるだろう。僕がまだ小学生の頃、友達に借りて読んだっけな。図書館で借りたような気もする。ページをめくって、この手紙を読んだ。
手紙なんて男の子だし、なかなかもらったり書いたりしなかったけれど
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

4.5

おかん、おかんが死んだら、って考えるのは嫌だけど、いずれは訪れるんだ。おかん、今までよくがんばったね。もうゆっくり休んでいいんだよ。おかんはいつも優しいよ。でもおかんの手紙はダメだよ。泣いてしまうよ。>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.7

茶道の道、お茶を楽しむだけではなく、お菓子や季節の風情にも目をやることで、身体を任せた茶道が新しい楽しみとなる。
季節によって変わるお湯が滴る音や、外の風の音、雨の音、環境に敏感になる。
坐禅に通ずる
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マチルド、翼を広げ(2017年製作の映画)

3.7

ふくろうくん🦉がとても可愛くて、喋っている姿が村上春樹の小説に出てきそうで。
マチルドがガイコツを盗み取ってお墓を作ってあげるところとか、カーテンに火をつけてしまうところとかが印象に残る。母親の心中は
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.8

胸が苦しくなった。ってこと。
そこらに溢れている事について目を瞑れないから、自分を信じれないから、不安になるが、そこに人間味が溢れているわ。


太賀の歌声すごく好きだった。

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

映画や音楽はタイミングを大事にしていて、これを観るタイミングは今だった。

僕は愛よりも恋を知らなくて、苦手で。冒頭の主人公を見ているとなんだか自分も苦しくなって。もし僕の中から今までの大切な人たちの
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.0

当時好きだった女の子と観た映画だった。ちょうど2年前だ。原作を知らなかったから、その子に本を借りて読んで、森見登美彦も調べて、、。甘酸っぱ!
カラフルな世界とガチャガチャした人間模様、螺旋のように繋が
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レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

幼なじみを見ているようだった。彼女はもっともっと酷い飛び立ち方をしたけれど、こんな気持ちで揺れていたんだろうなって。自分の名前に感謝するし、僕は神を信じる。
『2003』

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.3

ひたすら怖かった。ヒヤヒヤする恐怖。恐怖を味わいたいならこれ。
でも結局何がそうさせたのかは分からない。でも村上春樹の小説に出てくるように、それは根源的な悪なのかもしれない。それが自分を殺させるのかも
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

んー!良かった。
観終わったあとにすっごいモヤモヤしたものが晴れていく感じ。
『暴力は敗北だ』ってまさにそう。シャーリーは常に紳士でカッコよかった。息を大きく吸い込み吐く、遠くを見る、
『トニー、もう
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.5

心が折れる時期になると映画を観る気にならなくて、最近はずっと観れてなかったけれど、この映画が一歩を踏み出させてくれた。僕はチェスは出来ないけれど将棋はやるから、将棋やりたくなったな。どんな競技でも勝者>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.8

前半とても重くて、ジュリアンの表情が悲しく豊かで見入ってた。親が離れ離れになる気持ちとか、親の二人の間に流れる独特の嫌悪な雰囲気とか、ジュリアンと同じ年頃に僕も経験していて、なんだか昔を思い出した。フ>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

4.0

こういう見せ方もあるのかと思ったけど、映画としては凄い良かった。
でもちょっと相関図と時系列に脳みそかき混ぜられちゃって大変。だがしかし時間軸に変化をつけないと、それはそれでありきたり過ぎるものになる
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

ぼくのおじいちゃんはなぜかこのえいがをひとりでみにいってました。とくにかんそうはなかったそうです。

ジョージクルーニーが男前過ぎたけど息の詰まる感じは映画ぽくって好きだった。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

パリに行く飛行機の中で見たんだけど、ちょっと酔った。そして長い。でもこの映画の細かい描写に興味が湧く。映画という軸以外のもので評価すべきだと思った。