背骨さんの映画レビュー・感想・評価

背骨

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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.3

その時しか、出会えなかったもの、時間、場所が存在する。
同時に、その時しか残せなかった言葉がある。

生き別れそうになった時にずっとお互いを想い続けられないこともある。
でも想い続けられることもある。
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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.5

難しかったけど考えることはやめたくない。

コピー機でフルカラー選択する時のあのまま、フルカラーをそのまま映像化したような色合いが時折映像にあった。
あと後半の記憶ずっと犬。あと映画にスマホが出てきた
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

俺は何を観たのか?何を見たのか。

流れていく霧、流れていく煙。流れていく水。

事態は急変する。存在しない悪が顔を出す、だがそれに表情はない。
"鹿が人を襲うことはない。あるとしたら手負いの鹿か、そ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.3

これは最高のサスペンス/スリラーだ。盲目の主人公が"目の当たり"にしてしまう数々の修羅場。盲目であるからこそ場面場面で歯痒くなる緊張感。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.5

この世にタバコとコーヒーが無ければ、生まれない会話もある。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

以前この症状に似たような事が少し起きた事があり、今も本当にごくたまにだが、息苦しくなりそうな時がある。この映画を観て数十分して、パニック障害の発作を見た時に、少し息が詰まりそうになった。席を立とうかど>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

忘れかけていた大切ななにかを思い出させてくれる、そんな映画だった。

細かい描写や表情、青くて懐かしく、至って平凡な風景も美しい。
汗ばんだシャツの匂い、教室のカビの匂い、よじれた教科書やノート。
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Here(2023年製作の映画)

4.0

丁寧に時間が流れている。スープが煮詰まるように、我々は煮詰まり、時間をかけてまた煮詰め直す。

夕刻時の空、昼の穏やかな風、訪れる暗闇、急いだ雨の音、また色々。どれをとっても心地のよい、どこか欲してい
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.3

ソウルメイト (soulmate, soul mate) は、soul(魂)とmate(伴侶、仲間)を組み合わせた英語の造語で、魂の伴侶のこと。一般的には、共通の価値観や好みといった深い親和性のある相>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

ベラが美しくて見惚れてしまう、生が自分自身に段々迫ってきては、スピードに乗り切れず追い越していってしまう感じがなんとも言えない。理解するのにも時間と忍耐、経験が要る。

所詮人は動物のようなもの、醜い
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.5

何気ない日々がある。
人は夢を見る。
夜が来て、朝が来る。
すべて洗い流せないこともある。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

狂気が見えすぎないのが、逆に人間的な内在する狂気らしくて良かった。神話的なストーリー展開であっけなく終わった気もするけれど、とにかく映像の美しさでお腹いっぱいになった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ひとまず、殴り書きだが感想、今思っていることを、更新していきたい。

『生と死』が色濃く見えていた。どう生きるか、監督に直接語りかけられた気がした。
この作品は、後世に残す為の"彼のすべて"であり彼の
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.7

耳の奥で、ずっと音楽が流れる。
あの時の風景が浮かぶ、そして忘れる。

今ある瞬間が、隣で遊んでいる君が、当たり前にまた明日に、来月に、来年に、あるわけじゃない、来ないかもしれない、いないかもしれない
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ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

4.5

人生がどのようなものになるかなんて分からない。
どのように彩るのか、誰かの目に触れたりする私を誰が評価するのか。
物事が全て上手くいく事はない。その中に美しさや優しさと同じように、汚れや恐れ、悪、様々
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.0

ディズニー最近よく行くのでちゃんと観てみた。すごい面白かった。超簡潔な感想になっちゃうけどほんと純粋に楽しめた。

作画がとにかく綺麗で美しい...

さがす(2022年製作の映画)

4.1

映画のタイトルが印象的で、観たいと思い続けていた作品。
何かを探すことが常日頃ある中で、探すという事は常に人間の生きる根本なんだと思う。始まりも終わりも全てにおいて、つい探してしまう。

鑑賞日は、雷
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ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.5

君がいなくなったら死ぬまで探し続けるよ。永遠になんて分からないけれど。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

アングラの暴力兵器と化した鈴木亮平が凄まじい、暴力寄りの人間ではなく、間違いなく暴力そのものである。根源は悪である。

そばかす(2022年製作の映画)

4.2

彼女と別れた、今になって別れてよかったと思えた。

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.3

目頭が熱くなった。心がどこかで揺さぶられた。彼らに敬意を表したい。

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.5

ホラーというより、アンダーザシルバーレイクの監督なので、映像美の方に目が入った。

オチがなかったので時期的にM-1の予選を隈なく見ている私にとって、腑に落ちない終わり方でした。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

言葉の行き先や、言葉の力について頭に浮かぶ。言葉は二人を繋ぎ、一人を二人にする。男女が居て、二人がいて、同じ言葉や同じ感情を、無意識に平行に保つのは難しくて。

色々な事を抜きにして、この映画はとても
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好きだ、(2005年製作の映画)

4.5

好きだ、

昔君と見た映画だった、昔好きだった君だった。明け方に見て、一緒に寝た。
君は目に涙を浮かべていたような気がする、僕は、僕はその時何を考えていたのだろう。僕は君と、どうして一緒にいたのだろう
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

自分がまともじゃないってのはなんとなくわかったから、この映画の良さをあんまり感じられなかった。観やすかったけれど。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.7

いつか観た作品、後になってこれを書く。

何とも言えない気持ちになった。それでも夜が明け、朝が来る。のか。無情にも。

マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

ビリーが選手を切っていく(解雇する)様が心にズンときた。俺GMやりたいかも。(パワプロやれ)

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