terterさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

長い歳月をかけて「今を生きる辞書」を創る出版社の話。そして変人なマジメ君の恋。ダサくてチャラいオダジョーがマジヤバい!
用例採集をせよ、町へ出よう。

地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

4.5

これは映画バカによる映画バカのためのバカ映画!もうオープンニングから飛ばし過ぎだよ、コンチクショー!!あえて例えるなら仁義なき戦いX蒲田行進曲!
もう後半ヤスが星野源、夏子が二階堂ふみにしか見えねぇ!
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そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

これは子供を取り違えられた2組の夫婦の話じゃなく、ちゃんと父になる話。子供にとって育つ環境(周りの大人も含めて)って大事なんだと痛感した。余談だが、「凶悪」でも魅せたリリーフランキーの暴れっぷりにもご>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

約束守らない奴は大嫌い!特攻の瀧(須藤)、命を油田のようにお金に変える錬金術師リリー(先生=木村)、家庭を顧みず事件に没頭する無精髭ジャーナリスト山田(藤井)。
一番凶悪なのはどいつだ!探してみろ!っ
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ティングラー/背すじに潜む恐怖(1959年製作の映画)

4.0

2013/9/15@カナザワ映画祭
人は恐怖を感じる時、脊髄で虫がうごめいてる。撃退する唯一の方法は悲鳴を上げることだ。それこそが、「ティングラー」なのである。ティングラーが我々が観ている映画館に潜り
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すーちゃん まいちゃん さわ子さん(2012年製作の映画)

3.0

早い遅い、正解不正解、理想と現実、建前と本音に何度も悩み後悔しながらもそれでも生きていく。内容は、重くずしんとくるけどゆったりとして穏やかな映画。

アリス(1988年製作の映画)

3.7

初めてこの監督の作品を観たが、まずストップモーションを多用するアナログ感に拍手!話の筋はよくわからなかったが、ダークでグロくて可愛いファンタジー。カツラかぶったカエルが蝿を食べるシーンが好き。

横道世之介(2013年製作の映画)

4.0

大学の時さ、面白いやついたんだよ。変わったやつでさ、もじゃもじゃ頭で真面目なんだけど何考えてるのかよくわかんないやつで、今ごろ何してんのかな。
そんな風に誰かの記憶に残って思い出し笑いしちゃうような人
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無能の人(1991年製作の映画)

4.0

原作の持つ独特な雰囲気を上手く映画化していて、原作より落ち込まずに観れる。脇役が素晴らしい!そして、風吹ジュンがナイス!

フラッシュ・ゴードン(1980年製作の映画)

3.8

なるほど、最近の異常気象はミン皇帝の仕業だな。
ジョージルーカスが映画化したかったのも納得!その代わりにスターウォーズを撮ったとは…。
不気味で美しい空にクイーンの音楽が映える。そしてもう一回TEDを
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東京家族(2012年製作の映画)

3.8

東京物語の時代にはなかったモノが溢れてる現代だけど、変わらずにある人がいる、家族がいる。そして、思いやり。
ストーリーわかってるのに泣いちまう。
まさの部屋にある横尾忠則のポスター欲しいな。

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語(2012年製作の映画)

3.5

たしかに作品自体の尺は長く、艶に影響された人々が多すぎる…でも逆に艶の正体を暴くために最後まで引き込まれました。 そして、エンディングの「ま、いいや」に救われた。 野波麻帆が個人的に好きです。

テッド(2012年製作の映画)

4.0

所々のネタに乗っかれなかったのが残念。もう少し勉強してからまた観ます。下ネタも絶妙だし、ちょっと感動すらしちゃった。あと、吹き替えの有吉がナイス!
テッド、だいちゅき。

ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.6

特に教訓のようなものはなく、ただ風を感じるようなロードムービー。 紙に目に見えるものをできるだけ早く100個書いて最後の3つを絵に書いてみよう。 菅野よう子の音楽が好きだ、

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

4.0

悪い子はいねーかー!

悪い子はシリアルママが殺しに行くぞー!
もうこれからは悪い事はしません。

バウンド(1996年製作の映画)

3.8

マトリックスの監督の初監督作品。
刑務所あがりのレズビアン、隣に住むマフィアのカップル。ある日、マフィアの恋人と関係をもつ。そしてマフィアの金を持ち逃げしようと企てるが、展開が思わぬ方向にバウンドする
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倦怠(1998年製作の映画)

3.5

頭でっかちで倦怠期の哲学教授が、自由奔放な絵画モデルの少女に溺れていく話。
例えるとしたら、フランス版「ロリータ」×「500日のサマー」(R18)だろうか。
これが美人モデルでない辺りが絶妙。バッファ
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ダメージ(1992年製作の映画)

3.5

ダメージを負った女とダメージを食らう男。息子の婚約者との禁断の恋。
悲壮感漂う女性の色気とエリートな父親でもある男の衰弱していく様に注目。
時が止まったかのように2人が見つめ合うシーンが印象的。

SPUN スパン(2002年製作の映画)

3.5

麻薬密造人の運転手をすることになった男とその周りの若者達の話。目薬感覚でヤクをキメる若者。内容自体はもちろん救いようのない話だが、映像は凝っていてそれだけでトリップできそう。

変態村(2004年製作の映画)

3.5

変態よりも狂気に満ちた村!部屋の上から映す地獄絵図も十分変態だが、村人がピアノに合わせて踊るのが1番狂気に満ちていた。特典映像にあった短編の方が変態です笑

コールド・フィーバー(1995年製作の映画)

3.0

7年前に亡くなった両親の供養のためアイスランドを横断する男のスノーロードムービー。東京からアイスランドに場面が切り替わる時に画面比が大きくなるのが面白い。赤のシトロエンが渋いっす!
旦那!こんな猛暑日
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女性上位時代(1968年製作の映画)

3.7

夫が死んだ。でも全然悲しくなんかないの。夫のお洒落な隠れ家があるっていうから、行ってみたら知らない女とあんなことやこんなことしてる映像が流れてたのよ!私なんだか悔しくって、さっそく変態性欲心理っていう>>続きを読む

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

3.5

20世紀初頭のニューオーリンズの高級娼館。主人公バイオレットは、母も祖母も娼婦。生まれた時からずっと娼館にいるため外の世界を知らない12歳。そしてついに客を取ることになる。ある日、写真家の男が現れ、恋>>続きを読む

アニマル・ハウス(1978年製作の映画)

4.0

土曜の夜はこれで決まり!これは落ちこぼれ学生がエリートに立ち向かうハチャメチャコメディではない!
人種の映画である。
オーティスデイをバックにトーガパーティー で踊り狂いたい!

モン・パリ(1927年製作の映画)

3.8

新薬の影響により妊娠してしまう夫の話。シュワちゃんの映画よりも20年前に公開された作品。
順調にお腹も大きくなり一躍時の人になる。そして一度レントゲンを撮ることになったのだが…。
男性も妊娠してこそ、
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六月の蛇(2002年製作の映画)

3.5

電話相談オペレーターの女。ある日、部屋の外から撮られた写真が送られてくる。それは電話相談を受けていた男からだったことがわかる。
映像が青黒っぽい独特な質感。6月の梅雨のようにじめじめしていて蛇に心を締
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(1974年製作の映画)

3.5

妻を満足させることのできない初老の夫が嫉妬をすることで欲求を奮い立たせていた。それを日記に綴り、鍵をかけた。しかし、それは妻に読ませるための日記だった…。
鍵穴から覗き見るように、それぞれの本心がよく
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新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

4.0

一九六八年夏の土曜日午后五時半、新宿の紀伊國屋書店。青年は本を盗もうとするが、女性店員に手首を捕まれ社長に突き出される。
ドキュメントのような作品。一部カラーになったり、タイトルバックが何度も入ったり
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堅々獄夫婦庭訓(1965年製作の映画)

3.5

内容の方はなんだかよくわからなかった。でも横尾忠則の作品が動くというのに感動です。
往年のスターが出てくるのが面白い!

愛の残像(2008年製作の映画)

3.8

孤独 愛 絶望。
写真家の青年と女優との不倫をする話。ここまではよくある話だが、彼女が自殺して1年後、幻として現れる。やっぱり後悔してるから吹っ切れなかったのだろうか。
ワイパーの法則にはなるほどな。
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ケン パーク(2002年製作の映画)

3.5

スケボー少年のケンパークが自殺した。仲間の少年、少女達の思わず目を背けたくなる家庭を覗き見るような作品。
素人を起用してるだけあってリアル。どうしても性的な所に注目しがちだけど若者にとってはコミニケー
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華氏451(1966年製作の映画)

4.0

本を読む悪い子はいねぇかー!!
書物を読むことを禁止された数字以外の文字のない近未来の世界で本を燃やす消防士の話。
冒頭からタイトルやクレジットの文字を使わない徹底ぶり。そして所々に逆再生が使われたり
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スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい(2007年製作の映画)

3.5

100万ドルの賞金が懸かったマジシャンを保護するFBIと殺し屋達。敵か味方か。本物か偽物か。話がごちゃごちゃしてるが面白かった。
好きな殺し屋は、娼婦風のアリシアキーズと北斗の拳の雑魚キャラ風の死体で
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渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

4.0

これは単なる同性愛の話ではない。「好き」に関する高校生の夏の青春映画。夏の日射しのように眩しく、夏みかんのように甘酸っぱい。
若かりし頃の浜崎あゆみと岡田義徳の演技が素晴らしい!