tipsy806さんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.2

異常でも、常識がないわけでもないのに、狂ってるこの美しい主人公に、飛ばされました。
精神的にタフだと言えばそうも言えるが、弱さを見せないから変に不気味。
そして周りの人たちもやはりおかしいし、こんな世
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.3

ものすごい妻への愛と、嫁姑問題と、兄弟の恨みつらみがてんこ盛り。前作よりこちらの方がストーリーもしっかりしていてわかりやすかった。相変わらず突っ込みたくなるものの、大げさな演出も見慣れてきている。
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エスター(2009年製作の映画)

3.5

ホラーが苦手なのでだいぶ見ないふりをして通ってきましたが遂に。
この娘どこかが変だどころか、めっちゃ変じゃん!ビックリですから。
大人の中にある狂気より、子供の中にある狂気の方がこわい。

パターソン(2016年製作の映画)

4.3

観たあと日常風景が違って見え、その小さな喜びが心地いい。
バス運転手の一週間を描いた映画は、それだけといえばそれだけ。だが、わかりやすい起承転結ではないこの普通さと独特の間が素晴らしく、寡黙な主人公が
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.4

セレブママとベビーシッターの子育て戦争。さらりと観れるコメディかと思いきやちょっと深いです。
私が主人公なら我慢できないゆえ、クマの出番なく終わってしまう。
スカヨハは色っぽい役が多いけど、いつもとは
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.1

わかりやすいCG合成、おおぶりな演出、いちいち盛り上げてくるインド映画ならではの踊りと歌。
戦っている最中に相手に化粧をし着替えさせてくるくる口説いたかと思えば歌舞伎ばりの顔芸とか、感動のあまりのスラ
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

3.3

中高に聴いた奥田民生がばんばん流れる時点でぐいっとテンションあがる。

水原希子の絵に描いたような狂わガールっぷりがはまり役であり、男達はどっぷりハマるわけであり、モテキの長澤まさみ同様エロカワガール
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

個人的にトイストーリー並の感動まではいかなかったものの、ホロリと涙。
映像技術も凄く主人公のえくぼ、お婆ちゃんのシワまで驚いてしまう。
メキシコの死者の日というものを、こんなに楽しくポップでカラフルに
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.0

優等生の葵と、クラスでも目立つ存在のはづき。正反対の二人がかわいい。特に私のタイプははづきで、イイ顔してるな~なんて目線で終始みていました。
高校生の女子友達あるあるみたいなのはリアルに感じたけれど、
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.2

そりゃドキドキさせられたら嬉しいし、だってもう人を一生愛しつづけることって迷宮よ、そんな日があっても仕方ないわ、なんて生ぬるい事を恥ずかしげもなくいえちゃうくらいの気持ちにさせられる大人映画です。
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ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.1

隣同士に住んでいるのに40年間直接口をきかない牧羊を営む老兄弟。羊の殺処分騒動により近づくようになるが・・・。
タイトル以外何も前情報が無しで見たので、ほほう、そうかー、ん?えええ!と終わりました。
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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.3

記憶が一日しか持たなくなってしまった女性がその原因を探るミステリー。50回目のファーストキスと同じ症状だが、全くの真逆。
ニコール・キッドマンは弱々しく恐怖におののく役がはまっていたし、コリン・ファー
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しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.6

余命わずかな男性とその友人の4日間は、観る側の経験・人生により感情が変わる作品。
年配の男同士の友情ということもあってか変に感傷的盛り上がったりしないし、それが自然なことでリアルに映し出されており良か
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モンスター・ホテル2(2015年製作の映画)

3.2

オリラジ藤森の吹き替えにうざいと酷評もあるようだが、私は合っていて中々好きだけどな。「きゃわうぃーね!」とか個人的にうざいを通り越しているのでうけるし。
今回は子離れできないお父さんが主人公。ユルくて
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

3.0

おいちゃん役、森川信さんの遺作。とらさんとおいちゃんのやり取りが好きだったからもう見れないとなると寂しい。ほんと見事にいつも演じていて良いんだよなー。スクリーンの中で輝いてました。

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.3

歌と踊りで十分楽しい作品だが、登場人物たちの人間ドラマが強かった前作の方が好みではある。
ラストのパフォーマンスはベラーズらしいし盛りだくさんなのに、若干ストーリーがぼやっとしていたかなー。

抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.1

ブラックスワン等とは全く別人。
あのナタリー・ポートマンがこんな役を!的な。仕事人間で不器用な女性をうまく演じている。ナタリーにラブコメが似合わないのか、私がラブコメのナタリーを見慣れていないのか(た
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.9

浅野忠信のぎりぎり感に変にハラハラしながら物凄く集中して観た。なんとも家族というものは、血が繋がっていてもいなくてもややこしいものである。
子連れ再婚、離婚等々、今や珍しいことではないが簡単なことでも
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.9

なんとまぁ薄気味悪いようでとてもロマンティックで水の魔法がかかったような映画。日常を超えた幻想的なまどろみに誘われた。
残酷な描写(猫はつらかった)や性的描写がありながらも、愛の物語としての流れはブレ
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.2

NASAの宇宙開発の計算部門に勤める主人公3人。こんなにも揺らぎない誇りを持ち続けていた女性が居たとはなんてかっこいいんだ!
この3人が立ち向かっていく様はスカッとするし(特に片道20分かけてトイレに
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.3

実在の人物をモデルにしたミステリアスな内容。オカルトよりの話しかと思っていたが中途半端な印象。所々に見え隠れする戦争の影は鑑賞後に物悲しさを置いていく。
その中、女性らしさと凛々しさを兼ね備えたナタリ
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あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)

3.3

自分が鑑賞した中では「最強のふたり」以来のオマール・シー。どちらも相当イケメンな役柄。この手の役がハマる。

娘の存在が1人の男性の人生を変え、娘と父親の"親友"のような関係にホロリうるうるさせられた
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.1

やむなく故郷を離れた難民が希望を求めた土地で暴力や差別に直面する。その中でも頼れる人と出会い希望をみいだしていくアキ・カウリスマキ監督の作品。

はじめてみる監督で、作品のつくり方等に詳しくなく少しポ
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.5

構成と狂気むんむんの二人の演技にひきこまれあっという間。
マジックバトルかと思いきや愛する人の死から止まらない報復の連鎖に発展する流れで、想像以上にドロドロしている魔術師たちの足の引っ張りあいであった
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

菅田将暉、最優秀主演男優賞につき、たらたらと見なおしていたのをきちんと通してみなおす。
この作品の菅田将暉かわいいわぁー。受賞おめでとう㊗️!!

坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

4.0

映画として点数となるとちょっと微妙なのだが…。とにかく初めてライブビューイングを体験したが、前半音に持っていかれて多分瞳孔が開いていた。
坂本龍一自身、病気後とゆうこともあるのか研ぎ澄まされたように感
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.1

ララランドばりの期待をしてしまった私も悪いのだが、これは私にはちょっとはまらなかった。
構成の問題なのか、描く登場人物たちの説明が薄く、テンポもはやいため人にも内容にも感情移入できず、心にぐっとくるも
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.6

2010年に実際に起こった爆発事故を描いたもの。アメリカの海上火災としては史上最悪とのこと。
前半の展開が早いのか、言葉が多いのか、「なになに?」と思っていたら、どかーんと起こってしまったんですね。
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.6

昼はサラリーマン、夜は裏で企業の乗っ取り計画。なにもかも一人でやってのけちゃう野生的魅力が松田優作にはまっていたように思う。
「ボクシング習ってるなら殺人を頼もう」ってところは、え?となったけれども・
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ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

3.2

少し大人になった今だからこそ、響く言葉や汲み取れる感情があるということを考えてしまう映画。
3人、いや4人の女性の日常は、特に大きな事は起こらないし、どこかほの暗いトーンが下敷きになっているから、なん
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.9

ホドロフスキー88歳!
まだまだ生きて続編を作ってもらいわないといけないのだけれど、これはある意味走馬灯を見ていたのかもしれない。
彼の自伝には、様々な人たちが出てくる訳だが、この映画もまさにそれであ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

4.0

バレンタイン時期にみかえしたくなる映画。
ジュードロウはかっこよろしいし、ノラジョーンズは美しいし、キスシーンなんて好きなキスシーンベスト10に入るやつ。
物語はほぼ夜。悲しみも愛も夢も、ウォンカーウ
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ビニー/信じる男(2015年製作の映画)

3.2

実話と思えば思うほど、ビニーのボクシング熱に驚く。
ここまでリスクを背負ってもリングに立とうとするその精神力に。
そして久々に画面から目をそらす痛さに出会う。
頼むから麻酔してくれ、、、。

こんなに
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.4

映画内容も松田優作も傷だらけで非常事態だ。
内田裕也とガッツ石松が、「警察です」と並んでたらどうみても怪しいような。なかなかのツーショット。
松田優作の遺作部分が取り上げられるが、高倉健の意外と堪能な
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美しい星(2017年製作の映画)

3.0

三島由紀夫の原作を読んだ時の感想↓

《三島作品としてはちょっと異色かな。
あらゆる意味で突き抜けているのではないか。
宇宙人の話ではなく「自分を宇宙人と信じた人の話」として書かれているので、一人の人
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フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.5

十数年ぶりに見返してもやっぱり、シャネルの自動メイクマシンに惹かれる。
ゴルチェが衣装担当ということもあって見事にきらびやかでいてキュート。独自な世界と人々のキャラと、全体のカラー使いもパキっとしてい
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