ヒロさんの映画レビュー・感想・評価

ヒロ

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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

今回も凄く良かったけど、前作が好みだった。

音楽、アニメーションや色彩は、今回もというか、今回の方が技術的な面とか更にグレードアッブして超絶凄かったけど、前回のアメコミが動きました!感のが好みだった
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

良かった!と思えるのはラストだけかな?

この手の作品は観る側の心を揺さぶらせてナンボだと思うから。

この展開の常設は、射殺されるのは主人公で、死にゆく主人公をパートナーが冷淡な目で見つめ、彼も主人
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.3

短編映画にあまり縁がないのだが、作品の濃密さや深さは上映時間の長さと比例しないことを実証してくれる。

告発の行方(1988年製作の映画)

4.3

これは誰でも一度は観るべき映画だろう。

シェリーさんがYouTubeで「例え女性が裸で外を歩いてたとしても強姦してよい理由にならない」との趣旨を述べていたことがよくわかる。絶対に赦されない。

しか
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.3

重いテーマを重いままに描いて、全ては大災害が招いたことだから誰も悪くないみたいな感じでお茶を濁し、最後に道徳性をちらつかせるのは、AC公共広告機構の長編ドラマみたいで、芸がない。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

あんまり面白くなかった。設定は面白いけど、展開がそれかい?と。

夢オチではなかったのが救い。

そもそもヒロインの彼女は、あそこまで彼に夢のあと押ししといて、実現したらつていけない、とか無責任じゃな
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

4.0

ドキュメントでしか作れないが、ドキュメントとは思えないほどドラマ性に富んだ作品。

大自然と調和しながら人生を歩んできた主人公に理不尽ともいえる事象が襲いかかり振り回されるが、それさえも人生とも捉えら
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.5

音、そのものへの敬意が深まる作品。

映画ファンなら必ず鑑賞してほしい。

映画を「観る」とばかり思っていたがそれは誤り。「聴く」ことも合わせて「感じる(感動する)」ことができることを、今更ながら再認
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.7

軽く観られる作品。

なんだけど、人間や恋愛の悲喜交々をこんなにもお洒落に軽快にストレートに描けるのは凄い。

登場人物は皆、そんなに悪い人もいないし、そんなにいい人もいない、そこそこ優しくてそこそこ
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バケモノの子(2015年製作の映画)

1.6

迫力がない。展開もグダグダ。一つ一つの動機が浅はか。

にも拘らず、道徳的なことを伝えようとする下心が、もう気持ち悪い。

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

1.7

好きではない。もどかしさばかり。

ストーリー展開の理屈も共感出来ないことばかり。

「お涙ちょうだい」なんだけど、それを巧妙に狙ってる感じがうさんくさい。

たぶん、監督との思想が合わないんだろう。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.8

WOWOWでたまたま鑑賞。

凄まじかった。素晴らしい映画であり、(おこがましいが)こんなに才能溢れ先鋭的な監督が日本にいるのかと驚いた。

サンダス映画祭でグランプリを受賞したと知り納得。というか、
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

結末は裏切られたけど、もう少し裏切られたかった。

作風も嫌いじゃないし、悪くないけど、
好みの問題なのだろうか、もう一度見返したい、って感じにもならない。期待が大きかったからかな。

作中の小説とミ
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

前作に続き、過去作への愛に満ちている。

パターン化してると言えばそうなんだけど、そのパターンが好きだから得点高し。オマージュも利いてるし。

1作目に引けをとらない出来栄えにも満足。

なんとか3作
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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

2.0

監督がゲイだとカミングアウトしている。

納得!!!!

別に監督がゲイでも構わないのだが、妙に醸し出すエロさが卑猥というか下品。それだけならまだいいが、アクションシーンが、○○レンジャーみたいにチー
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.7

クセ強し!!

主役はバットマンというよりペンギン。

前作ジャック・ニコルソンのジョーカーは存在感が凄かったが、今回は心情描写も出演時間も悪役がバットマンを越えてる。監督の思い入れが凄い。

内向的
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真夜中のパリでヒャッハー!(2014年製作の映画)

3.8

下品でおバカな映画だけど、度は過ぎてないから良い。

日本は映画でもコンプラがどうたらで、自己規制かけるから、この手のコメディは作りたくても作れないのかもしれない。

ただ、同じテンションで日本人がし
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

1.0

ヒトラーを肯定するつもりはない。でも、アメリカが善人面してナチス批判をする資格はないと思う。

ヒトラーを全否定するなら、なぜ原爆を2度も投下し無抵抗の市民を虐殺したトルーマンとルーズベルトを極悪非道
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.2

実写版スパイダーマンの最高傑作、との評価を知り、公開時以来の再見。

他のスパイダーマンの実写はサムライミ1作目しか観てない。

が、たぶん他の実写より面白いと思った。

サムライミ版の3作目は痛々し
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.6

1作目も観ずにたまたま鑑賞。

ゾンビ映画は普段は視ないが、嫌な恐怖心をあおること無く、ボーッとしながら楽しめた。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.7

日本人の美意識が詰まった作品。

令和版「忠臣蔵」ともいえる。

忠臣蔵は「勧善懲悪」、「自分以外の人の為に命を懸けて闘う」、「各人が別れや悲しみを背負っている」が軸。

平成生まれの人の多くは忠臣蔵
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.2

キアヌの復活作として3作も続編がある人気映画なだけに期待してたけど・・・。

う~ん、ただのドンパチにしか見えなかった。

まだ、46時間の方が感情移入できたし。

アメリカでヒットしたのは、ロシア人
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インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.7

スパイク・リーは脚本してないけど、スパイク・リー臭が随所にプンプン。

むしろ、この脚本だから監督したんだろうなぁと。

クライムサスペンスとしては「あっ」と言わせる展開だけど、結局スパイク・リー的な
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

4.1

純愛としての不倫。

不倫しようと思って不倫する人は殆どいないと思う。様々なことが重なったことがきっかけ。

だからといって、やっていい、というのではない。でも、だからといって、止められるものでもない
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

高校の時に映画館で観てエンドロールが流れる間中、涙が止まらなかった。

今まで観た映画で一番泣いたし、当時は多感だったこともあって、この作品以上に映画を観て泣くことは、もう無いだろう。

当時は何とな
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パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

2.8

フランスの現代的な問題を描いたと思われる作品。

突如として妻に蒸発され困惑する夫。子供のことや仕事のことで次々と生じる問題に翻弄されながら、時には苛立ち、時には悲しみながら向き合っていくー。

本質
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

勧善懲悪の王道。キムタクの月9くらいの。だけど、王道なだけに観る価値はあるし面白い。

特に構図はオープニングから凄かった。とりわけ、ケビン・コスナーについては、プロモーションか?と思うほどにイチイチ
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.0

家族愛と恋愛って別に考えてしまうけど「愛は愛、違うようで同じ」と感じさせてもらった。

途中は集中力が切れて「なんでこんなに好評価なんだ?」と思ってたけど、最後に全部持ってかれた。見事。

ラストで、
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.8

迫力はあったし、クリスチャン・ベールも良かった。当然マット・デイモンも。
フォードにとって都合の悪いこともきちんと描いて良かった。展開も飽きさせない。でも、なぜかそこまでピンとこなかった。なぜだろう?

隣の影(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

嫌いではなかった。うん。

ちょっとしたきっかけから、どんどん人の感情がエスカレートしていくのは、そもそも嫌いじゃないし、この作品も良くできてた。

アトリのことが実はそこまで本筋と関係なかったりした
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.9

誰が何と言おうが絶賛する。

ビヨンドと最終章はイマイチだったけど。

たけしの笑いは暴力性が内包されていると思うが、今作は暴力に内包される笑いが見事に出ていた。

ビヨンドと最終章はこの、笑いが少な
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

古き良きハリウッドへの愛に満ち溢れた作品。

当時の空気感を知らないのが悔やまれてならない。

タランティーノと同世代なら満点をつけてただろう。

シャロンテート事件もだけど、チャーリーズマンソン、マ
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チャーリー・セズ / マンソンの女たち(2018年製作の映画)

3.2

ワンスアポンアタイムインハリウッドの予習として鑑賞。

シャロンテート事件のことそのものを知らなかったので。

これを観たから、ワンス~に感動した。

当時の空気感から、チャーリーへ傾倒する女性の気持
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新聞記者(2019年製作の映画)

1.6

日本アカデミー賞協会、堕ちた。

思想の好き好きはあっていい。

だけど、お世辞にも良くできたとは言えないこの作品に、日本アカデミー賞協会は最優秀作品賞を与えたとは( 。゚Д゚。)

協会の思想が、い
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天気の子(2019年製作の映画)

2.7

映像美は素晴らしかった。

古事記の天岩戸開きと、弟橘媛のエピソードに着想を得てるのだと思う。

だから、あのお婆ちゃんが「立花」だったし、弟の「なぎ」はイザナギか由来なんじゃないかな?スサノオノミコ
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不実な女と官能詩人(2019年製作の映画)

2.4

素晴らしいのは映像美。

美貌の女優がスクリーンにさらけ出せるのも、ストーリー展開も、フランスならでは。

それは魅力のひとつ。

ただ、脚本が酷い。

しかし、それより勿体無いのは、ボカシ。

フラ
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