こうたさんの映画レビュー・感想・評価

こうた

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ジンジャーとフレッド(1985年製作の映画)

5.0

一筋縄ではいかないドラマ。
マシーニの声が「道」の時と変わっていない、個性強い声が好きだ。マストロヤンニの表情や動き、年をとってもかっこいい。
トイレ?で二人きりのリハのシーン、マシーニを持ち上げると
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野いちご(1957年製作の映画)

5.0

観たあとの余韻がたまらなくいい。
これがとある老人の1日だと気付いたときに、1日分の一生ってこういうものだと思った。息子の嫁が、けなしながらも最初から最後まで付き添ってるところが好き。最後は老人の夢の
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

5.0

ママがいくらシリアルキラーであろうと大事な家族だ!
には、ほっこり……………する?しない?
面白いし、ブラックだし、社会的で、悲惨で、狂気で……これは未来に語り継がれるべき名作だと思う。

ザ・チャイルド(1976年製作の映画)

5.0

トラウマ中のトラウマ

時々つっこみたくなるような主人公の行動もリアルで怖い。
救いようのない映画、1位。

オーメン(1976年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ガラス板で首が飛びはねるのには、びっくりした。

熱帯魚(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

よく思うのは、映画でもっとも感動できるところは、無言なところ。それは、ツーチァン少年と誘拐?先の女の子が終始言葉も交わさなかったところ。最後に、女の子が少年にプレゼントしたもの、手紙……深海の中から飛>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

5.0

とても詩的で比喩のオンパレード。
男女の駆け引きの言葉、食事、仕草が即興のよう。

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

5.0

初めてみたのは、大学の授業で。内田百間の同小説を読んだのちに観たが、シュールで印象的な場面がたくさんあり驚いた。蟹が貞子のように寄ってくる場面、時々夢に出てくる。

オペレッタ狸御殿(2004年製作の映画)

5.0

これは、感想の書きようのなく素敵な映画。
色彩が乱舞して、ある種同調圧力から脱するフーコー的世界。

アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

5.0

アデルの狂気の物語。
恋の熱量……愛が暴走するほど、絶望してしまう。手紙を書いている、という行動だけでは済まず暴力的になってしまうアデル。
イザベル・アジャーニの熱演。

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

5.0

室生犀星の原作を読んだのちに、この映画を観る。作者の欲望が、分身である金魚になって投射されている。詩的で幻想的なものを映画は普遍的に二階堂ふみの魅力を留めながら進む。

クロエ(2001年製作の映画)

5.0

逆行を基調にしている部屋は、歪んだ親密さを演出している。ボリス・ヴィアンの原作をうまく象徴化している。恋愛は歪んだものであるとは断定できないが、光と影の繰り返しであることを実感する。永瀬正敏がやっぱり>>続きを読む

愛してる、愛してない...(2002年製作の映画)

5.0

ジャケットのハートに刺さる矢、観終わったあと見てみてください。
わからないことこそ、本質的な問題なんだなと思う。拒まれるからこそ知りたい。人間の心理を突いていて見応えがあった。誰にでもありえること。狂
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

5.0

ロマンティックなトムにとても共感。サマーとの関係に一喜一憂する彼を応援したくなる。「愛する」芯がしっかりしててかっこいい。会社を辞める時のセリフが印象深い。KYとかいう言葉誰が作ったんだろう。これは愛>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

冷静に観れば、醜いからこそ些細なことに美しさを求めてしまうし、そんな関係と「諦め」つかない恋愛する人たちは、「愛がなんだ」と呟いたり叫んだりするだろう。テルコが歩きながら吐露する言葉が染みた。

ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画史上もっとも美しい「別れ」の映画。
「別れの挨拶も言えないわ」
「何も言わなくていい」

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

特殊な装置で、終わった恋の記憶を消したカップルが再び出会う。
記憶を消したあとクレメンタインが発した言葉。
「少しでも関心を示されると僕は恋に落ちる」
恋に落ちるって何だろう、恋をするとチンパンジーに
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お嬢さん(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

時間を忘れて観てしまった。
たどたどしい日本語で(というか出演者みなたどたどしい)官能小説を読むところとか面白い。どんでん返しで見応えあるし、お嬢さんとスッキの関係がやっぱりいい。僕は、詐欺の男の死ぬ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

5.0

三兄弟の個性がすごい。カラマーゾフの三兄弟と双璧を成しますね。

アニー・ホール(1977年製作の映画)

5.0

恋愛という人によると面倒くさいものに、なぜか焦がれてしまう。
それは一見みずみずしいキャベツのようだが、茹でると中には苦い芯が待っている。途中からの関係が冷めた二人が、リアルというか・・・

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

そんなに長く私を愛せる?
・・・もう一週間も愛しているんだよ。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

何度見ても面白く悲しく、感情を揺さぶられる。予告の動画を観ただけで泣けてしまう。
グイドみたいな父親になりたいと思う、子供には悲しく醜い現実を見てほしくない、子供の目は父親の思いそのものだから。

インド夜想曲(1988年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

失踪した友人を探しにインドを巡る主人公だが。
人間のからだは、ただの見せかけかもしれない。大切なことは「アントマン(個人の魂)」。不眠は、夜を現存させる。
神秘的な言葉が、悪臭漂うインドの闇を照らす。
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

5.0

ぶらぶら、TSUTAYAでつい探してしまう、ぶっ飛んでて強烈で面白い映画!

台風クラブ(1985年製作の映画)

5.0

繊細でなければ弱くもない。
若さという閉鎖的な場のなかで、外に発信するはずの身体は自分のなかに留まる。それはダンスであったり、倒錯した性であったりする。

百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画を観ながら何度も泣きそうになった。一子が風邪をひいて狩野の作った肉を食べるシーンや、ボクシングの練習をしている一子を狩野が窓越しに覗いているシーンなど。
アドレナリンが沸き立ちます!
新井さん
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(1954年製作の映画)

5.0

ザンパノに共感できないからこそ、最後の海辺のシーンは泣いた😢、ので謎の映画。

思えば「道」っていうタイトルも謎だ。なぜ、「道」?道は二人を繋ぐ道なのか、でもザンパノの前にはただだだっ広い夜の黒い海が
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

5.0

今まで観てきた映画のなかで、最も台詞が美しい。それとパントマイムも。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

アンナ・カレーニナの冒頭部分
幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。
現代のお受験に形を変え、食卓の向きを変え、他人の入る余地のないところを、ある家庭教師が
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震える舌(1980年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃトラウマ映画。
女の子の演技神がかっている。
でももう、お近づきになりたくない。

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

5.0

この映画を観たあと、ビートルズの「アビーロード」を繰り返し聴いていた。

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