とみーさんの映画レビュー・感想・評価

とみー

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戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

4.2

東京物語の原型となる映画。荒削りと言うと語弊があるが、東京物語に比べ単純痛快で娯楽寄りの映画に感じた。
勿論その根底にあるのは戦後作品でも共通する小津監督の家族観で、1941年時点で既に完成していたの
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

3.8

とても心に響く良い映画だけど、二度と見たくない。

フード・インク(2008年製作の映画)

4.0

一番身近なのに一番遠い存在、それが食べ物。
そんな食べ物がどのように作られるかを(アメリカではあるが)少し理解できた。
私も食品を選ぶ際は、より動物や環境に優しいものを買おうと思った。

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

もののけ姫を今更ながら初鑑賞。大人になるまでとっておいて良かったと思いつつ、未鑑賞の宮崎駿作品がまた1つ減ったことが悲しい。

もののけ姫の良い点は、アバターのような所謂"自然保護系"の作品と異なり、
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.5

日本人にとって「自由」とは秩序を前提とした与えられるものだが、アメリカ人にとって「自由」とは勝ち取るもの。建国の歴史からしてそう。
だから日本人の私から見ると疑問符つきまくりの主人公の行動も、アメリカ
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.6

金正男を暗殺した女性二人のドキュメンタリー。女性二人は無罪ではないが、とにかく可哀想に思った。
このような映画や小説のような事件が、現実で起きたというのが信じられない。

北朝鮮という国が、不気味で最
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

ゴールデンカムイ読んだことないけど、とても面白かった。原作読んだこと無いのであれだが、映画で見る分には全員配役ぴったりだと思った。
アイヌの文化も少しだけ知ることが出来るのでオススメです。

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.1

あまりに極端な実験過ぎる。1ヶ月同じご飯、更にマックで生活したらそりゃ身体壊すでしょ。
欧米でヘルシーフードとして知られるうどんだって、1ヶ月丸亀製麺生活をしたら身体を壊すと思う。

アメリカ人の外食
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

良い映画程、見終わった後の余韻は長い。まるで自身が映画の内容を経験したかのような、充足感や喪失感があると思う。

その点で、この映画はとても余韻が長い映画だった。言い方は悪いが、ストーリーもそこまで深
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

過激なブラックユーモア映画だった。今の時代あり?ってくらいネタが黒い。
でもしっかり現代社会への風刺も効いているので、まるでスタンダップ・コメディを見ているかのようだった。

ジョークやコメディが好き
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JOLT ジョルト(2021年製作の映画)

2.7

英語学習目的で、初めてアマゾンオリジナル映画鑑賞。

ストーリー、キャラクター、設定、アクション等々、全てがありきたりで薄い。既視感の連続。例えるなら、映画LUCYを10倍くらいに希釈した感じ。

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2 States(原題)(2014年製作の映画)

5.0

いや~まさかインド映画で泣くとは!!
元々ISKI USKIという劇中ダンスが好きで、本編も見てみようと大枚叩いてDVD買ったわけですが、こんなに深くて良い映画とは思わなかった。。

ストーリーはラブ
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太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.5

プロパガンダ製作風景を盗撮したドキュメンタリー。女の子はどんな気持ちで泣いてたんだろうか。
女の子やその家族が、この映画により不幸な目にあってないか心配です。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

カルトホラーとしては最高だった。真昼のカルトというのは新鮮で、徐々に狂気が露出していくのも面白い。この異常な共同体に、美しさや幸福すら見出だせてくるから不思議だ。

ただ、カルトの局面だけ見ると非常に
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千年女優(2001年製作の映画)

4.8

今敏監督の作品を映画館で見れたことに感動。いつかの再上映を信じて、見ないでおいて本当に良かった。リバイバル上映を企画して頂いた方に感謝。
ストーリーも他作品同様に現実と虚構(もしかしたら複数現実かもし
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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

私のベストムービー。ストーリーは然ることながら、ゆったりとした余白が素敵で、映画の世界に入り込んだような錯覚に陥る。

最初に見たのは大学4年生の頃で、原節子演じる紀子に心を動かされた。しかし、今後年
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エコール(2004年製作の映画)

4.0

面白い映画だった。一見するとヤン・シュヴァンクマイエル監督作品的な陰鬱で不気味な世界観だが、神秘性やミステリー要素もあり、見ていて飽きなかった。ヤン監督的なエロチズムは無く、むしろ耽美主義を感じた。>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

3.9

今じゃだめだろ〜って設定のてんこ盛り。でも、西部劇ってこれだよなって感じ。

幽霊船(1956年製作の映画)

3.7

長い時を経ても色褪せない、唯一無二のアニメーション。短編ながらとても面白かった。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.8

主演二人の演技にリアリティがあって、心を動かされる映画だった。雰囲気は終始暗いが、そこが寧ろトランスジェンダーの生きずらさを示していて良いと思う。

ただ、登場人物が多すぎて、不要な描写や唐突な状況変
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.4

映像アトラクションとしてはとても良かったものの、ストーリーはうーんって感じ。

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.5

戦争の無情さを描いた作品で、ドロドロの戦闘シーンが続く。昭和の大作『二百三高地』にはかなり劣るものの、これはこれで良かった。
演技も名俳優揃いで素晴らしかったが、二宮さんだけ少し残念。軍人ではなく、部
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

今までのジブリ作品からエンタメ要素を減らして、メッセージ要素を煮詰めた感じ。映像作品としても圧巻だったし、今敏監督作品やヤン・シュヴァンクマイエル監督作品が好きな人には受けると思う。

一見シン・エヴ
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刑務所の中(2002年製作の映画)

4.0

南極料理人みたいな、ゆったり・のんびりとした映画。世話しなく働いたあとの金曜日に見るのが最高。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.3

「実写版 進撃の巨人」みたいな違和感がありましたが、アニメ版とは別作品と思えば楽しめると思います。でもやっぱ、アニメ版の方が好きかな。
ストーリーは童話原作なのでチープですが、歌とCGはなかなか良いで
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

子供の頃マリオをやってた時のワクワク感が甦った。マリオブラザーズやマリオカートのBGMやシーンも多くて、子供みたいに楽しめた。
子供の頃マリオ作品に触れたことある人は必見です。

リング(1998年製作の映画)

3.6

思ったより怖くなかったけど、有名な貞子が出てくるシーンを多数見られて感動した。
伝説の始まりを見た気分。多分楽しみかた間違えてるけど笑

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

2023年、個人的ベストムービー。本当に心を揺さぶられた。感情移入なしで泣いた映画は初めてかもしれない。

たった1つの部屋、たった1週間の物語で、主人公の罪と贖罪を描いているのは本当にスゴい。キャス
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ダンボ(1941年製作の映画)

4.0

とっても好きな作品。何度みても泣いてしまう。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.9

うーん、前半はすごく良かったんだけど、後半は"僕の考えた最強のキャラ"みたいなチープなSFものになってしまった…
それでもA級映画として纏まってるのは、さすがスカーレット・ヨハンソンといったところか。

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