tomoboopさんの映画レビュー・感想・評価

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青春の反抗(2023年製作の映画)

3.8

台湾版「アデル・ブルーは熱い色」みたいのかと思いましたが、表現がもっと控え目で切ない感じが良かったです。映像も美しく、チンの中性的な魅力が際立っていました。良い作品なのに、雨の野外上映で、あまり集中で>>続きを読む

母とわたしの3日間(2023年製作の映画)

4.0

これは良作!親孝行したい時には親はなし。これは耳が痛い&心が痛くなる様なストーリー。共感する人は多いのでは?亡くなってから、もっとああすれば良かった、こうすれば良かった、と後悔する心情がとても良く表さ>>続きを読む

Dolphin(英題)(2024年製作の映画)

3.8

田舎のボーリング場を中心とした人間ドラマでなかなか雰囲気が良い作品だと思いました。30代になったユリは少女時代の時とは又違う魅力で良かったです。ドルフィンはボーリングの技の名前なんですね。

君への挽歌(2023年製作の映画)

3.5

認知症とはこんなに辛いものか。。主人公の心情を表すように悲しみを吐露するような唄が良く、パンソリについて、もっと良く知りたくなった。途中、サムルノリの様なストリートで演じられる伝統音楽で皆が盛り上がっ>>続きを読む

八犬伝(2024年製作の映画)

4.0

知っているようで知らない里見八犬伝。こういうお話なのですね!滝沢馬琴の生涯を描く「実」パートと、彼の創作である八犬伝の「虚」パートが交互に出てきます。「虚」はVFXを駆使した映像が美しいエンタメ性高く>>続きを読む

パリところどころ(1965年製作の映画)

4.0

60年代のパリを徘徊しているような雰囲気の良い作品。街の匂いもしてきそう。監督それぞれの良さが出ていて、どれも楽しめました。好きなタイプの作品。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

ロマンチックー!皆パリに憧れるのが凄く理解できる。景色だけでなく、文化、歴史、街の雰囲気など全て!大人っぽいウッディ・アレンの作品、やっぱり好き。アメリカ人や現代人への皮肉もたっぷり。現在はいつも不満>>続きを読む

アイミタガイ(2024年製作の映画)

3.9

登場人物が良い人ばかりで、安心して観られます。情けは人の為ならず、巡り巡って己が為。色々な出来事が最後繋がって行く、良く出来たお話だと思いました。演技もそれぞれのキャラに合っていて、とても良かったです>>続きを読む

ボスの希望でハッピーエンド(2014年製作の映画)

3.3

行ってみたいと思っていたカッパドキアが舞台のラブコメ。絶景が堪能出来た、気球に乗ってみたい!エンドロールや挿入歌などがエキゾチックなトルコのポップス?で、音楽も良かった。

二つの季節しかない村(2023年製作の映画)

3.7

映像が素晴らしかった!古代遺跡、雪原や雪山など、トルコ東部の絶景が楽しめます。富士山にそっくりな山もあるんですね。写真や絵画など、劇中に出てくるアートも良かったです。主人公は美術教師、こんな辺境に赴任>>続きを読む

ニューヨーク協奏曲(2023年製作の映画)

3.8

舞台はニューヨークですが、ちゃんと台湾映画でした!繊細な感情描写が素晴らしい。3つの異なるストーリーが少しだけ触れ合いながら展開する、良く出来た構成。共通するのは「人生は辛いよ」的なテーマですが、爽や>>続きを読む

傲慢と善良(2024年製作の映画)

3.8

アプリ登録者は表面だけしか見えない記号のようなもの。でもその内側には生身の人間がいることが良く描かれていました。純粋で不器用な主人公と奈緒の演技が凄くあっていました。その他、娘に執着する母親、人のカノ>>続きを読む

さようならイカロス(2024年製作の映画)

3.0

「若者は、辛いよ」
監督は20代現役大学生ときいてビックリ!映像は時々クリストファー・ドイル、ストーリーは、ちょっとニュー台湾フィルムのよう。主人公が音楽を聴くのはCDウォークマン、通ってる中古レコー
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(2024年製作の映画)

3.1

女性なら誰もが経験するヒリッとした感じを、不思議でユーモラスな映像で表現。監督は20代中国出身、だけど世代や国を超えて、女性に求められることはずっと変わらないのですね(親に「早く結婚しろ」とか説教され>>続きを読む

Viva Niki タロット・ガーデンへの道(2024年製作の映画)

3.5

ニキ・ド・サンファルの世界観や作品群を堪能出来ます。さすが、監督が写真家だけあって、映像が素晴らしかったです。

よそのくに(2024年製作の映画)

3.0

美しい風景の中で、リコーダーを吹く少女たち。。童謡「海」で「よそのくに」は行ってみたい憧れ。でも、戦争している「よそのくに」もあります。平和な映像を観ながら、色々勘ぐってしまいました。。

季節のない愛(2024年製作の映画)

3.0

他人の人生を想像できる才能って凄い!主人公は既婚中年女性、でも監督は20代!今は情報量が違うのでしょうか?「(夫とか)誰かがいる上で、一人でいるのが好き」だけど「完全に一人は怖い」「他の選択をした自分>>続きを読む

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

3.5

元祖ラブコメ。恋愛は、手紙で文通(本作)→パソコンのメールでやり取り(ユー・ガット・メール)→マッチングアプリと進化するのですね。
クラシックな美男美女が素敵で、クスッと笑えるシーンも沢山。モノトーン
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愛は期せずして(2011年製作の映画)

-

「運命の恋」の物語ですが、ストーリーよりアンカラ&イスタンブールの街の雰囲気、景色や食事などトルコのカルチャーが感じられ楽しめました。韓国ドラマのOSTみたいな音楽使いも良かったです。(昔の豆腐屋さん>>続きを読む

人生は小説なり(1983年製作の映画)

3.0

とても発想が自由というかシュール?良く分からないけれど、嫌いではありませんでした。テーマは「想像力」でしょうね。

ミルクティーを待ちながら(2021年製作の映画)

3.1

台湾文化センター映画会にて。台湾らしく、ファッションやインテリアが可愛くて良い。ミルクティーは缶なんですね。青春映画は台湾の作品が一番好きです。雰囲気が良い。でも青春闘病モノ?というか、あまり好みのス>>続きを読む

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

最近観た戦争映画では一番面白い!時代劇や歴史上の大戦を描いた作品より、戦争をリアルに感じる映画でした。分断がエスカレートすると、こんな事態もあり得る!?大統領選のこの年に考えさせられます。ドルビーシア>>続きを読む

パラダイス 愛(2012年製作の映画)

3.6

リゾートで若い男性を買う白人女性。不快ながら衝撃作。切ない。聖書のコリント人への第一の手紙13章(愛がなければ全て空しい、etc)を元にしている様です。

モンキーマン(2024年製作の映画)

3.5

マリーゴールドホテルなど、愛嬌あるイメージのデヴ・パテル。いつもと違う演技に期待、どれぐらい怖くなれるのか?フツーに面白かったです。鍛えられた身体が凄い!アクションも、洗練されオシャレ。画面の色合いや>>続きを読む

マニカルニカ ジャーンシーの女王(2019年製作の映画)

3.5

インド大使館の映画会にて。豪華な時代劇!女王様があんなに勇敢で強かったか、現実離れしていますが、それは物語ですから。。とにかく、主人公が美人で衣装もセットもゴージャスでした!

ジャスト 6.5 闘いの証(2019年製作の映画)

4.0

イラン映画祭にて。
見応えあり!イラン映画といえばキアロスタミの様な牧歌的な作品を想像しますが、こちらは何ともノワール。監督はまだ30代だそうです。素晴らしい。

ティティ(2020年製作の映画)

3.5

イラン映画祭にて。
代理母とは随分モダンな。。イラン映画も変わりましたね!心優しいティティが魅力的。主人公の学者役の男性、かっこいい!イランはイケオジの宝庫ですね。

ぼくの家族と祖国の戦争(2023年製作の映画)

3.8

ヒューマニズムは敵国の加害性を打消すことは出来るか?無理。。難しい問題を良く描いています。子役くんの演技と複雑な表情がとても良かったです。戦争の加害者/被害者問題は、戦後も長い傷跡になるのですね。。#>>続きを読む

ボストン1947(2023年製作の映画)

4.0

オリンピックの年にピッタリの作品。とても感動的でした。ラストのハラハラするレースの盛り上げ方&撮り方が素晴らしすぎる。涙が出そうです!実話であり、この「功績」により、戦後「韓国」が世界的に認知される様>>続きを読む

ボレロ 永遠の旋律(2024年製作の映画)

3.9

作曲のインスピレーションが降りてくる表現が神秘的で良かったです。そして、当然、音楽が素晴らしい!冒頭のジャスやロック調、古典バレエや、フィナーレの圧巻コンテンポラリーダンスなど色々なバージョンのボレロ>>続きを読む

美食家ダリのレストラン(2023年製作の映画)

3.1

カダケスの風景が美しかったです。実際、エル・ブジとダリは関係ないらしいですが、創造力&想像力という類似点があるのでしょうね。出てくる料理は、グルメでなければ「?」なものばかりでした。。

プシュパ 覚醒(2021年製作の映画)

3.8

林業界のダークヒーロー!こんなお話を思い付くなんて、インド映画の創造力&想像力は凄い!労働者アクションは汗と泥の匂いがしてきそうです。アクションだけでなくダンスも凄かった!森の中で斧を振り回す木樵ダン>>続きを読む

夏目アラタの結婚(2024年製作の映画)

2.0

CANCAM主催の下らない試写会のせいで遥かにイメージダウン。「無罪になるファッション」など不謹慎なふざけ方で、作品の評価を落とす。原作の不気味なコミカルさが表現されているものの、2時間に収めるにはス>>続きを読む

みどりの壁(1969年製作の映画)

3.8

ペルーコンテンポラリー映画祭にて。熱量を感じる作品でした。60年代のジャングル入植地が舞台と、年代も国も文化もまるで違うのに、生きづらさや苛立ちなどの表現に共感ポイントが沢山ありました。今でも都会に疲>>続きを読む

このろくでもない世界で(2023年製作の映画)

3.7

ドラマでの輝くイメージを封印し、暗い目をしたソン・ジュンギ。身体も鍛えてアウトローの役作りが凄すぎます。他の俳優達も個性的で印象的でした。ある意味、不遇の少年の成長物語。ブロマンスという見方もある様で>>続きを読む