2005年、家族と離れて自立した生活を送ろうとする老婦人がある若い男性作家と出会う話。
途中まではとっても、オレオレ詐欺に引っかかりそうな話だなぁ、と思って観ていた。それは男性が彼女に優しくする理由が>>続きを読む
2006年、山下敦弘監督作品でありながら『リンダリンダリンダ』とは打って変わってくらーーい話。
あるひき逃げをしてしまった青年が、偶然ばれてしまってただひたすらに脅される、という話。そんな話をずーっと>>続きを読む
都会から帰って来た20代女性が田舎に帰りがんばる話。
皆「中の下」の人生を送っている。そんな人同士が相手の悪い点、人には隠しておきたいポイントを責め合う世の中。そんな残酷さ、レベルの低さをまざまざと見>>続きを読む
ボンボンのどら息子と、ひたすらに彼を見守る元祖「だめんずうぉーかー」というべき芸者さんとの恋の話。
森繁久彌が自分で口を拭ったりするのもしない、だめっぷりがとても面白い。それでも美味しいものが好きで、>>続きを読む
ある夫婦、お互いを「ツマ」「ムコ」と呼び合う。それだけでなんかいや!
夫婦だけれどもお互いのことを分かり合えているわけではない、というのが大まかな筋。子どものような「ツマ」の宮﨑あおいと、ファンタジッ>>続きを読む
愛を求めるものも、どれも真実が無く、それに絶望しつつ希望を求めてロックバンドを続けるヘドウィグの話。
かなりの部分を歌がしめているものも、その曲のメッセージ性の強さに惹き付けられる。またヘドウィグのル>>続きを読む
奥さんの死をきっかけにその周りの人たちが集まりだし、遺言である「四十九日の大イベント」までを描いた話。
暗くなりがちなテーマだけれども、「日系ブラジル三世」という岡田将生や、「施設で育った」と言う二階>>続きを読む
葬儀に参列するのが趣味な男の子と、余命幾ばくも無い女の子の恋の話。「死」がテーマだけれども、小物だったり映像だったりどこかおしゃれ映画。
加瀬亮が幽霊役として出てくるのが面白い。けれど、「死」を持って>>続きを読む
言語学者が50才で若年性アルツハイマーになってしまう話。
客層も50以上あたりが中心。そして20代である僕はあまりリアルに感じられず、感情移入することが出来なかった。それでも、家族(特に夫)がとても優>>続きを読む
自殺未遂を計った友人に6年ぶりに会いに行く女子たちの話。静かな風景に、くすんだような映像観が美しく、印象的な映画。
ストーリーの起伏こそ少ないけれど、どことなく見ていて気持ちが良い。安藤サクラや宮﨑あ>>続きを読む
1980年、ある極寒地で冬の間、休業するホテルの管理人を任されたファミリーの話。
とっても広い空間にだーれもいない!って言うのはまず怖い。それが子ども目線で描かれたりするからまた怖さが倍増。
そしてキ>>続きを読む
2011年、死を決意したある音楽家の死ぬまでの一週間を描いた作品。
まず、色使いが絵本調で、とてもロマンチック!「死」や「連れ添った相手へ愛情を持てない」など、限りなくリアリティがある出来事が描かれる>>続きを読む
1987年、『パリ、テキサス』が素晴らしかったヴィムヴェンダース監督による作品。人間になりたい「不老不死の天使」という話がとてもユニークで面白い。
「紙をめくるとインクで手が汚れる」この感じに憧れてい>>続きを読む
文化祭本番の2、3日前から本番までを描いた作品だけれどもとてもその中身が濃厚で充実した映画。
夜、学校の屋上で仲間と語り合ったり、宿直の先生の理解ある姿勢を羨ましく思ったり、高校生活の活き活きとやりた>>続きを読む
宮沢賢治の一生が描かれる。
三上博史の声で「永訣の朝」「風にもまけず」が朗読されるのはとても味があって良かった。一方で、やっぱり「永訣の朝」をロマンチックに描いているのは大林宣彦監督の『その日の前に』>>続きを読む
認知症が進んで行く母と、その息子の話。
認知症がゆっくりゆっくりと進んで行くスピードがとてもゆったりとしていて良かった。また、息子さんのお母さんへのまなざしはとても優しく、なかなか難しい次元の対応の仕>>続きを読む
1983年、フランスのあるブラッスリーで働く男性の恋模様を描いた作品。
フランスのブラッスリーってなんだかとても良い感じ。またパリに行きたいなという思いにさせてくれる。
そして、イヴモンタンがなんとも>>続きを読む
1984年、ある男子が車に依存して行く話。
依存することと、車が生きているということに恐ろしさを感じた。アーニーが車にどんどん依存していくのでぐんぐんと映像に引き込まれる。それにしても車がまるで生きて>>続きを読む
2000年、ロックバンド好きの高校生が、夢をつかみとうとう音楽ジャーナリストへとなってゆく話。高校生ながらとてもアクティブに「やりたい仕事」に向けて向かって行く姿勢にとても影響された。
ロックバンドが>>続きを読む
1999年、ある家族を描いた作品。
夫婦仲も微妙、親子関係も微妙。それぞれが部屋で違うベクトルに向かって異なることをやっていてまるで一体感の無い家族が描かれていてなんとも秀逸。
父親は「父親」というよ>>続きを読む
サンドラが休職の後、復職を希望するも復職をした場合、皆のボーナスがなくなってしまう、、という話。
マリオンコティヤールがひたすら同僚に会いに行くので、動きはかなり少ないからこそ、車で聴く音楽と、時々立>>続きを読む
2013年。ミッキーコーエンというギャングと、LA市警察のバトル。
ショーンペンはかなり存在感あり、この彼も良かった。一方で、『ミスティックリバー』の方が人間性が出たキャラクターで見応えはあったのも否>>続きを読む
2005年、ある靴工場が生き残りをかける話。
ブロードウェイで公開しているキンキーブーツを観てから今作を観た。ストーリーやセリフ、工場の様子など、改めてとても忠実に舞台で再現されていたのだなと感じ入っ>>続きを読む
2008年、戦時下のある一家族にクローズアップした話。
山田洋次らしい、とてもきれいな日本語は久々に「松竹映画見てる〜!」という充実感を与えてくれた。
印象的なキャラクターなのは山ちゃんこと、浅野忠信>>続きを読む
1984年、一人の男が去った妻を探しに出る話。
まずパリっていう土地がフランスだけでなく、テキサスにあるっていうのがびっくり!それにしてもなんて美しい映画だろう。良い映画に出会ったとき程、心はわかりや>>続きを読む
1970年、ドラック、フリーセックスにまみれた生活を南の島でする話。
退廃的で享楽的な話は好きだし、自分の人生の理想でもある。『RENT』あたりが一番現実的で、目標に向かって走りながらも、享楽的。とい>>続きを読む
2014年、戦時下の色丹島を舞台に、日本人とロシア人の関係を描くアニメーション作品。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』がどういう作品なのか、理解を深めるのに役立つし、改めてまた読んでみたくなった。
やっぱり、>>続きを読む
1994年、知能指数は低いが純粋な性格の持ち主、フォレストガンプの一生を描く。
久々に見たけれども、ベトナム戦争が描かれ、好きだったジェニーはちょうど「Love&Peace」を唄うヒッピーになって行く>>続きを読む
1973年、普通の女の子に悪魔が憑依する話。
あまりに有名なこの作品。悪魔に憑依されるシーンだけがよく取り沙汰されて24才の僕にとっては「ここでその場面か!」と。
一方で、公開当時スクリーンで観た人に>>続きを読む
1982年、宇宙人と子供の交流の話。
描かれる大人たちは無表情だったり、「医者」のような制服に隠されていて無機質。そんな中で子供たちに感情移入させられ、子供目線で「ETが大人にバレないように」と思って>>続きを読む
2011年、大女優マリリンモンローと名も無い助監督の恋の話。
エディレッドメインにドミニククーパー、そしてジュディリンチ、エマワトソンとかなり豪華キャスト。そして、マリリン役のミシェルウィリアムズが時>>続きを読む
1958年、父と二人暮らしのセシルと、父の愛人の関係が描かれる。
ジーンセバーグの身軽なヘアスタイルはなんとも言えない程おしゃれ!
そして、この映画の面白いところはセシルの心情がナレーションとして入る>>続きを読む
2005年、クローンの話。
「アイランド」が理想郷だと外界をシャットダウンして、盲目的に信じさせるというのは本当に恐ろしい。彼らは生まれてからそれが理想だと信じさせられて来たという意味で、人間の教育の>>続きを読む
1991年、アダムスファミリーが財産を狙う詐欺師とバトルする。
どこまでもピュアなゴメズや、ラブラブな夫婦像、そしてウェンズデーの冷めっぷりがこれまでに無く可愛い子供像だったりと、とにかく愛しくなるキ>>続きを読む
2006年、ベートーベンと架空の人物、美人な写譜師との交流を描いた作品。
まず写譜師が美人というところで話がうまいなぁと思ってしまう。
第9を無事に演奏し終わり、ベートーベンが世間から評価される様子は>>続きを読む
2009年、黒人少年がプロフットボーラーになるまでの話。
「えー信じられない話、うまくできているなぁ」と思うけれど、これ実話だったらしい。それにしても救われる側目線でなく、救った側目線の話。
それであ>>続きを読む