みつみさんの映画レビュー・感想・評価

みつみ

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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.3

この手のお話好きすぎて二人が出会った瞬間に泣いてしまった。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

始まってすぐに仕掛けは分かってしまうので答え合わせで見る退屈な時間が続いたけど、もう一捻りきて面白くなりました。オチも良い感じ。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どっと疲れました。
アリ・アッバシ監督作風が全然違う!「ボーダー 二つの世界」のようなの想像してたけど社会派クライムサスペンスでした。「LAST OF US」の監督も担当してるし引き出し多すぎですね。
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パプリカ(2006年製作の映画)

-

エブエブ見たんでいけるっしょって何度目かの再挑戦。
またも映像の圧に押されてストーリーを追えず。頭がよろしくないので、入れ子構造が3つ以上になると座標を見失ってしまう。理解するものではなく感じるものと
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左様なら(2018年製作の映画)

2.7

この系統は大好きなんですけど、なんかぼんやりとした映画だったな。高校生活のリアルを描きたいのか何か別のテーマがあったのか。こういう映画は終わらせ方で評価が決まってしまうからなかなか難しいですよね。結局>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

3.1

残念ながらこの年代の特有の不安定さや揺らぎを失ってしまったので共感ポイントがなかった。
ただ山田杏奈さんと芋生悠さんはとても良かった。芋生悠さんはこういう役やらせたらピカイチですよね。生身の人間が立ち
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.6

すごいな。
はいはいはい、そういうストーリー展開するんでしょ?OKOKって感じで見てたら遥か上を越えていった。露悪的な見せ方で結構あてられてしまうけども全体的な映像の色調でなんとか持ちこたえました。
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.9

設定が面白い。デカダンスほど複雑じゃなくレディ・プレイヤー1よりも見やすい。
ストーリーの作りこみが甘いと言われればそうなんでしょうけど、別にそこで勝負してるわけでもないだろうし、自分的には楽しく見れ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

初見の時にノイズだったポンポさんの映画論を主義主張ではなく単なる映画内ルールとして受け取れば引っ掛かるものはあるけど許容範囲なのかな。
ノイズを無視すれば裏側を描くお仕事ムービーでは出色。実写だと生々
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.3

感情揺さぶられすぎて言葉が出てこない。登場人物に自分の何を投影させるか、観る人によって十人十色の解釈が出来る映画。

くもりときどきミートボール(2009年製作の映画)

4.2

絵本原作でずっと敬遠してたけどついに見た。
もっと早くに見ればよかった。めちゃくちゃ面白いじゃないですか!
子供向けというより大人がターゲットですよね。ブラックユーモア満載。
でもメッセージ強いし構成
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

詰めこみすぎて消化不良に。
伊東蒼さんは良かったです。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.2

尊厳死を巡る家族のお話だけど、過剰に重くなくユーモアとシニカルを交えて描いているため、逆説的に深く考えさせられる。色んな境遇の人が、それぞれに置き換えて自分事として問い直すキッカケとなる作品。
とにか
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.5

韓国発パニックムービー。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンの豪華2大スターが陸と空で奮闘する二段構え。物語の走らせ方が上手いし、現代の空気感を見事に切り取っている。
今までにない手法が取り入れられていて、
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.8

ウェールズの小さな村が起こした奇跡。
実話ベースだから分かっているのに手に汗握る。疲れた頭と心に甦る胸の高鳴り。やっぱり映画はこうでなくっちゃ。

泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

4.0

すごく好きな映画。
父親の再婚を巡って起こる2つの家族の騒動を描いているんだけど、受容に対する距離感が心地よい。それぞれの世代やコミュニティの持つ価値観や家族観がグラデーションを帯びて溶け合う瞬間がと
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ナイトライド 時間は嗤う(2021年製作の映画)

3.0

ギルティーのような通話だけで1本撮りましたっていう作品。ロックダウン中の街を実際に走って撮影した意欲作。ワンショットである必要性も感じなかったが、撮影技術が凄い。なんで映り込まないんだろう。

あのこと(2021年製作の映画)

3.9

中絶が違法だった60年代のフランスで望まぬ妊娠をした大学生の感情の揺れを我が事のように体感する壮絶な映画体験。60年代が舞台であるのにも関わらず現代にも通じるジェンダーロールに一層気が重くなる。

シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.7

一人っ子政策や家父長制に正面から向き合った社会派ヒューマンドラマ。
誰が正しくて誰が間違いかなんて二元論では割り切れない問いが投げかけられてる。登場人物全員のその後に思いを馳せる。大傑作です。
この
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.8

令和でトップ5に入る映画きました。
荒唐無稽な設定に思えるのに実話ベースなんですよね。ホロコーストが題材なので目を覆いたくなるようなシーンもあるけどここで描かれているものから決して目を背けてはいけない
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ステラ SEOUL MISSION(2022年製作の映画)

3.2

崖っぷち男が消えたスーパーカーをオンボロ車を相棒にして繰り広げる追いつ追われつのドタバタ珍道中。だけどそこはさすがの韓国映画。差し込まれるエピソードがいちいち良い。

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

イギリス映画らしい皮肉満載の群像会話劇。地球最期のクリスマスパーティーに集まった友人たちのアイロニーに満ちたやり取りの数々にニヤリとさせられる。

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.8

特殊な嗅覚を持つ少女の目を通して見るかくも濃密な人間ドラマ。説明セリフを排し徐々にクリアになる関係性や背景。それらが明確になるにつれ感情と思考はより複雑化していく。盛りだくさんなのに破綻しない監督の手>>続きを読む

夜を越える旅(2021年製作の映画)

3.8

面白かった。A24へ日本からのアンサーともいうべき映画。
序盤のモラトリアムものが冗長で居心地が悪く常に不穏な空気を纏ってるのだが、これが実に効果的だった。

デュアル(2022年製作の映画)

3.6

このポスターからバリバリのアクション映画だと思ったけど良い意味で裏切られた。ちょいちょい挟まれるブラックユーモアと話の展開のテンポの良さでヌルヌルと進む。色々と考えさせられるテーマを扱ってるのに何故こ>>続きを読む

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

3.3

社会不適合者とも言われかねないバニーが彼女なりの正義に従って引き起こす破天荒な行動の数々は見てる間ずっと私の中で「分かる!けど分からない!」を繰り返してた。

あの娘は知らない(2022年製作の映画)

3.3

若い男女の再生物語を余白たっぷりに贅沢に紡ぎ出す。ものすごく丁寧に作られていて特に絵作りに監督のこだわりを感じる1本。どのシーンを切り抜いてもそのままキービジュアルになりそう。

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.7

ある事件をきっかけに同じアパートに住む3家族の扉の向こう側を描くビターな群像劇。
問題の濃淡ゆえにどこかに感情移入することはないけど、完全に他人事とも突き放すことが出来ないバランス。全てが腑に落ちなく
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

アイスランドの広大な自然を背景に台詞と説明を極力排した演出で、この静謐な世界に身を委ねてあらゆる感覚を研ぎ澄まして感じる映画。白夜は白昼夢か覚めない悪夢か。
宗教の影響が濃いので、正直色んなことを取り
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.9

バッドジーニアスのプーンピリヤ監督のセンスが光る作品。ウォンカーウァイ的な映像美を組み合わせてもストーリーテリングの巧さが負けてない。ノイズとなっていた違和感が徐々に取り除かれて霧が晴れていく感覚が気>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.7

90分ワンショットであるが決して手段が目的となってない濃密な作品。たった一晩の出来事なのに色んな社会問題までも内含していて作り物ではない生々しさや毒気にやられる。制作陣や俳優陣の力量にただただ感服。

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.1

祖国から脱出した男性が、想像を絶する半生を語るドキュメンタリー。
本人や周囲の人の安全を考えてアニメーションの手法を採ったことで、描かれている問題がその人個人の問題で終わることなく、その裏にいる似たよ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

ディストピア映画だろって軽い気持ちで視聴したらとんでもない映画だった。並行世界の出来事みたいなファンタジー要素がなく、今まさにどこかの国で起きているような強度のあるリアリティで目を背けたくなる。「これ>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

今作ほど阿部サダヲの黒目がちな眼差しを怖いと思ったことがない。
出来ればグロ描写を抑えめ目にして謎解き部分を多めで見たかった。

アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

3.0

全編に渡るアイロニカル。モキュメンタリーのように社会を俯瞰して見せたりモンティパイソンを想起させるような皮肉のオンパレード。プライベート動画の流出を入り口にしつつ可視化されていく偽善や独善。見所の多い>>続きを読む

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