ゆれる
不安に あおられる
そんな言葉が頭の中に浮かんだところで
湖の中から妻が
「煽られてるわ、煽られてる」と声を出す
偶然の一致に心がぐらりと、掴まれる
『あっと思ったときには遅かった』
と>>続きを読む
親子で髪を振り乱して
エルヴィスの曲で躍り狂う幸せ
そんな日々を私達は抱きしめながら過ごさなければならない
それはあまりに唐突に失われるものだから
喪失と再生
ラストシーンでテニスの試合で負けそ>>続きを読む
小憎たらしい見栄っ張りのじぃさま。冗談だって飛ばすし、孫に交渉で負かされて暴言だって吐いちゃうじぃさま。
そんな普通の人間の壮絶な過去。
ひとりひとりの中で戦争を完璧に終わらせられることは、きっと、>>続きを読む
最後のシーン、これが愛、だなんて感動させるつもりじゃないよね。させられたくなんて、ないよ。
愛は、微妙に ゆるやかに狂っていって
いろんな形を成す。
それは個人によって、タイミングによって、各々の事>>続きを読む
穏やかで おちゃめな紳士
顔の真前で写真を持って わたしたちに写真をじっくりと見させてくれる。何秒も止まって。裏は白紙だろうに。
そんな心の持ち方は彼の写真に立ち現われているように感じる
目と頭と心の>>続きを読む
どうしてだろう、少女の皮膚の下の骨が透けて見えるようだった。眼窩のくぼんだ穴が見える。死はすぐ近くに、少女の中に内包されていた。
彼女を通してまた、原発の被害に遭った人々の行く末が滲み出ているようだ。>>続きを読む
この振り付けには、一体どんな意味があるんだろ?なにを感じ取ればいいんだろう…。自分だけ分からないんじゃないか。
右や左を気にしてしまう中、出演者たちも訳の分からないまま踊っていることにほっとするとこ>>続きを読む
思考することがもたらすのは、知識の風ではなく善悪の判断と美醜の判別。
客観性を失わない思考の元、大切なものを失いながらも自らに従って突き進むハンナ・アレントの凛々しさに身につまされる思いがする。苦しい>>続きを読む
ぐちゃぐちゃだと思った。
人ひとりの内面には慈悲深くまばゆい面も弱く醜い面もその両方とも備わっている
それらがいつどんな場面で 誰とどう作用し合うのか、つかめないまま人生は続いていく きらめいたり絶望>>続きを読む