水しか飲まないさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

水しか飲まない

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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.4

この撮影方法!本編のほとんどが主人公サウルのアップで、周りの景色は常にぼやけていて、彼にのみピントが合っている。周囲のざわざわした音や話し声、叫びや怒声で何が起きてるか、想像させる。目にはっきりと見え>>続きを読む

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

4.0

以前見た世にも不幸せな物語を思い出した。童話のようなゴシックホラーな世界観。

主人公を取り巻く人々や街なみの色のトーンがほとんど同じで暗く、汚い。その画面の中でキラキラ透き通る赤毛の少女や鮮やかな果
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.5

ハリウッドが丁寧に作った家族ドラマ。対立したり、悪態をついたりするけど、深いところに何故だかどうしても消えない愛情があるんだな。
昔の家族ビデオとか見るとダメ…涙腺が

(2007年製作の映画)

4.0

2007年、ドランが主演を務めたショートムービー。
まだあどけない表情のドランが瑞々しい。

マイ・マザー(2009年製作の映画)

5.0

息子に向いていない息子と、母親に向いていない母親。

周りの人の些細な言動で傷つき、訳もなくイライラするティーンエイジャー。客観的にみることで、分かることがある。

親離れ、子離れするとき初めて親子間
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

5.0

ニコラの容姿の美しいこと!くるくる巻き毛の金髪に高い鼻、本当に彫刻のようだった。

恋に落ちた人々の嫉妬と欲望と純粋さ。それは時に滑稽。ドランの恋愛賛歌。

知的な会話やマシュマロやウィンク、細かい仕
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.3

映画館の座席で叫びだしたくってしょうがなかった。車がないとどこにも行けず、電波も届かない、閉鎖的な町。嫌なものから目を背けて狭い行動範囲で生きる人々。そんな田舎町から飛び出して生きている人はトムにがっ>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.8

巨匠エンニオ・モリコーネ(祝・オスカー!)の美しい音楽にのせて5分間続くオープニングクレジットから心もってかれ、セルフオマージュや名シーンの引用に笑みが止まらない。

物語の終盤のほうまでは会話が多く
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.4

45日以内にパートナーを見つけないと動物に変えられてしまう世界。シュールの皮を被っているけれど、愛と孤独を観客に深く考えさせる。

静かでじわじわくる映画。最初はその独特の世界観に笑いながら見ていたけ
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WISH I WAS HERE/僕らのいる場所(2014年製作の映画)

3.5

働く妻と、2人の子供達をもつ売れない俳優、エイダン。彼の父の病をきっかけに変化していく家族を描いた物語。

いい話なんだけど、他のいい話映画と同じような内容だったからちょっとガッカリ。

父の病気をキ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.5

金融とかお金の話に疎いので置いてかれました。画的に大きな動きが無いので、専門用語を理解できないと楽しめないかも。でも、個人的に観客に向かって話しかけるショットが好きなので嬉しかったのと、セレーナゴメス>>続きを読む

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

4.5

映画を見てこんなに腹を抱えて笑ったのはいつぶりだろうか。
ヤるかヤらないか、食うか食わないかの人生。人間の生理を描いた立派なドキュメンタリー。

エール!(2014年製作の映画)

4.0

予想に反してかなり笑えて楽しかった。

冒頭のティンティンズの曲からもうノリノリ♪でもだんだんたわいもない細かいシーンで胸が熱くなって、最後30分は涙が止まらなかった。笑いながら嗚咽レベルで号泣すると
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ラヴレース(2013年製作の映画)

3.0

中盤までは話の振りきれなさにイライラしつつ、クロエかわいいなあとなんとなく見てたけど、途中から意外な展開に。結構ちゃんと作られてるのか、と。

脇役が豪華!クロエ・セヴィニーとかジェームズ・フランコと
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.8

原作愛読者なので配役等いろいろ心配はありましたが面白かった!

プロジェクションマッピングとか技術的なとこは文句ないし、二人の童貞っぽい厨二病な雰囲気も微笑ましい、話のまとめ方も潔くて◎
大根さんは原
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

題材もよく、せっかくの3Dなのだから、もう少しハラハラさせてくれよ…と思った。予告を見てこれは!と思ったけど、もっと心を掴ませる演出が欲しかった。

日本人の登山客が頂上でありがとうっていうシーンはグ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

4.3

マカロニウエスタンへの愛と尊敬プラスガイリッチー節。

ガイリッチーのセンスがすごく好みなのでこれももちろんとっても楽しめた。ファッションと音楽のチョイスはいつも通り最高。コメディ要素の散りばめ方もオ
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天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

キャスティングが◎。愛おしくて、おかしいキャラクターばかり。

ウェス・アンダーソン2作目だけど、ここから現在まで一貫してるということがわかるアートワークと音楽。

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

-

優しい気持ちになれるウディ流ミュージカル。アメリカのホームビデオみたいなゆるさがある。

葬式のシーンとハロウィーンのシーンがお気に入り。
ドリュー・バリモアとナタリー・ポートマンがとってもチャーミン
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処刑人(1999年製作の映画)

3.1

???ってところが多かったけど、ノーマンリーダス目当てで見たので良しとしよう。

当時流行りの小洒落た映画を目指し、スタイリッシュに作ろうとしすぎて細切れシーンが多くパッとしない印象。

悪童日記(2013年製作の映画)

3.4

残酷なシーンは全然無くても丁寧に描くべきところを描けば伝わるものはしっかり伝わるのである。

登場人物の個人名が一切出てこないとこもポイント高。双子、お姉さん、おばあちゃん、妻、夫。特に外国名だと登場
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

青年の成長と、ポルノにまつわる物語。

フィリップシーモアホフマンがこれまた最高クレイジーです。

ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

3.7

気を抜いて観れる笑える映画だけど、映像がなかなかオシャレでよかった。オープニングは可愛くて、エンドロールまで気が利いてて笑えた。

ルパートグリント、こんなに大人になったのかぁとタバコを吸ったり酔っ払
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パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

4.5

10代の時、ソフィア・コッポラ監督作を見てひどく影響を受けた。ソフィアの姪のジアが監督した今作、10代の時出会っていたら大事な一本になっていたかもしれない。

知りたいことがいっぱいで、知らないふりし
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

Qちゃんを、ありがとう。
ハビエル頑張った。怪演です。

私の少女(2014年製作の映画)

4.5

美しい画に見えて非常に恐ろしいシーンが多い。韓国映画のパワーが炸裂。

TAXi(1998年製作の映画)

3.4

曲のセンスの良いこと!
マリコちゃんが完成されてなくて若くてカワイイ。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.8

トムハの車内での一人芝居なので、ほとんどが同じような画の連続、でも電話でのスリリングなやりとりが続くので集中して見てられる。

トムハがmad連呼するシーンはさすがに笑った。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.5

試写にて。さすがコーエン兄弟の脚本、骨太でずっしり。ドラマティックな展開、グッとくる伏線がたくさんあり、胸が熱くなった。

綺麗な物語に仕上げず、話に奥行きを持たせる配慮も素晴らしいんじゃないでしょう
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.5

入場者プレゼントでQちゃんポスターをゲットし、興奮状態での鑑賞。

冒頭の芸術的な長回しから、ヘリアクションでグッと心掴まれたけどそのあとのサムスミスでポカーン。蛇?蛸?あまりセンスを感じず……。
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