上上さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

上上

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正欲(2023年製作の映画)

3.9

これ、劇場に観に行ってたら、最後絶対声出して笑ってるわ😄
そっと閉じてく301の部屋。

自分では理解が及ばない、なかなかピントが合わない群像劇がずっと続きますが。

ようやくピントが合うようになるラ
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

一番超越したのは、自分がこの作品に用意していたハードル。ハードルをめちゃくちゃ超えてきた面白さでした。

4組のクズ男持ちカップル👫のクズエピソードを順に見ていって、たまにそれぞれに接点があるぐらいの
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パレード(2024年製作の映画)

3.1

設定は、「今際の国のアリス」であったり「死役所」であったり、古いとこで言うと「死神くん」とか。

キャラは、リリーさんは「バトルロワイヤル」の川田くん、森さんは今どきのステレオタイプの女子高生のイメー
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.3

コメディですよね?これ。

どう観たらいいか観ながら迷いましたが、しっかりとした間(ま)をとったあとにグッチャグッチャ、間(ま)→グッチャグッチャ、間(ま)→グッチャグッチャ...
やっぱコメディです
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.7

光GENJI語で言うと、壊れそうなものばかり集めてしまうよなガラスの中1ですね。

友情と愛情の境目の曖昧なところを、セリフ少なめの表情の演技で的確に描いていました。

ジャケットのレオくんの表情は、
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半のつまんなさがもったいない!
実在の本人たちのインタビューがちょいちょい挟まれ、バチェラーみたいに当時の感想を話す構成は新しかったですが、それが話のテンポを妨げてもっさりさせてるっていうか。犯行計
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.8

アダムドライバーが長崎に来てたのは、心躍りました。特にファンじゃないけど、え、え、そんな近くにまでって、なんだかミーハーしました。

しかし、日本史の教科書📕で踏み絵をしている1枚の写真でしか覚えてな
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.6

割と真っ正面の正攻法で元カレを見返すのですね。格好だけがぶっ飛んでただけで、地頭めちゃくちゃ優秀とか。

もっと、色仕掛け💋とか色仕掛け💋とか色仕掛け💋とかで上り詰めていくって勝手に予想してた自分は、
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

絶句。これほどの絶望が他にあるんかいな...

成長したあとも探せるように、祖母👵🏻が気遣って入れてくれた三点の入れ墨。入れなければ、こんな絶望のさらに底の絶望を知らずに済んだのかもしれません。

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偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.6

あらすじやジャケットは「善き人のためのソナタ」のパロディちゃうかってぐらい似てて。
で、観てみたら「善き人〜」から段々と「レッドファミリー」に寄っていって、オチはまた「善き人〜」に戻るみたいな。

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ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

4.2

オモロ。ずっと面白かったです。

クレアさんが嫌がりそうなことを何手先も読んで、躊躇なくかつ確実に罠を仕掛けていくペイトンさん。スゴイ才能やないですかね。藤井聡太さんと張り合えそうです。

その才能を
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ふたり(1991年製作の映画)

3.6

昔、レンタルCD💿ショップで借りて聴いた中嶋朋子さんVer.の「草の想い」が強烈に記憶に残っていて、何十年たった今も時々口ずさみます。

で、ようやくその「草の想い」が主題歌の映画「ふたり」を観ました
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャケットのあまりの渋さに惹かれて観ましたが。

有刺鉄線に爆破💥って大仁田厚やん...
マジカルミステリーツアーってネーミング、ヒトシくん人形出てくるやん...
って、ちょいちょいボソっとツッコミな
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ビッグ(1988年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

小気味良いテンポに見事な構成、パパパと手際よく回収されてく伏線と、脚本のお手本みたいなお話でした。

スーザンの(中身は子供なのに)「アナタって大人ね」ってジョッシュに言うセリフとか。

ジョッシュの
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

2.7

「サンクチュアリ」は、やっば面白かったんやなと再認識しました。

竹中直人さんのお腹激弱キャラと、全体的にムダ毛の処理が激甘な印象しか残りませんでした。

やっぱ、敵役がモッくんの3倍ぐらいデカくて、
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

3.9

あらすじから「ギルティ」みたいな内容を想像してワクワクして観ましたが...そうですよね。事故機のボイスレコーダーの話だし、限りある音声だけではそんなに二転三転と話がもたないですよね。

でも、音声を色
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

名探偵コナンさん、全否定されてましたね。「真実は、いつもひとつ!(ドヤッ)」って、どの口が言ってんねんみたいな。

てか、予告編の友人弁護士🧑‍⚖️さんの言葉がだいぶ重要&ネタバレ気味ですが、まぁ、ギ
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これ、タイトルやジャケットから想像するトランプ話ってのを早く頭から切り離さないと、メインテーマの贖罪話になかなか集中できませんね。

途中、ここ、なばなの里やっけ?ってシーンも気になるし、余計に集中力
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ひとりぼっちじゃない(2023年製作の映画)

2.3

R指定みたいに、不思議(F)指定みたいな区分で前もって教えて欲しかったです...不思議過ぎる。

寝起きの人たちがずっとポツポツと喋ってるようなシーンが多く、あのずっといってるコポコポって効果音は、き
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ガキ使の蝶野ビンタが見れなくなって久しかったんで、ダニエルさんと牧師さんとのビンタ合戦は懐かしさと爽快さに溢れました。でもボーリングピン🎳のやつはさすがに引いたんで、飴細工のでやって欲しかったかな。>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.3

ジャケットのように、背景が絵画🖼️になったりするステキ演出を期待しましたが、そこは自分の妄想上手で。

なんだかすごくカジュアルなタイムトラベルでした。行きは車や馬車に乗るだけで、帰りは徒歩🚶‍♀️で
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かいじゅうたちのいるところ(2009年製作の映画)

3.2

モフモフたちが、メチャクチャ可愛かったです。
これ、CGじゃなく着ぐるみ🧸らしいですね。
急に引っ張られて宙に浮く動きなんかは夜店のヒモくじのようで、「なんやこれ、ハズレやん。いらんわ〜」って子供の声
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

今年に入って仕事でAIの力を借りるようになってきたところでしたので、このお話、かなりゾッとしました。

結局、セオドアさんは器が小さいっていうか、恋愛をする資格がないっていうか、中2こじらせっていうか
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

このジャケット、モー娘。の「ふるさと」のジャケットを思い出します。
なっちがどセンターで、中澤姉さんと圭ちゃんは安定の隅に追いやられ。で、なっちのみが目線をカメラの正面にすることを許されて、あとのみん
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.3

ダメだ...脚本がムリ過ぎる。

助けを待つだけでなく自ら乗り込む今っぽいピーチ🍑姫や、ドンキーコング、マリオカートと、観る側にどれか一つでも引っかかればいいやみたいに、ちょっと全部盛り過ぎやしません
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

予告編を見るかぎり、先日観たヨルゴスランティモスさんの「哀れなるものたち」になんか似ているなって思っていましたが。
ヨルゴスさんは予算が潤ったら独自のシュールな世界にキャッチーな要素を取り入れて昇華さ
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カラー・オブ・ハート(1998年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドラマの中の人たちが、与えられた役割以外のアドリブがきかへんのは「トゥルーマンショー」を思い出しました。

が、その人たちがジェニファーさんが持ち込んだ色(ここでは性的な)をきっかけに、色めく=白黒か
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

最初から途中まで、ほんまトラヴィスさんにイライラしっぱなしでした。

ダンマリを続け、ああ、なんか喋られへん事情があるんかな?と同情し始めた途端、なんや喋るんかい!って感じで少しずつ喋りだし。で、車🚗
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.5

タイトルからどんなストレートな話が観れるんかと思って観だしましたが、あ、ストレイトさんって名前の方のお話なんやねってすぐに気づき、その頭で以降観ていきました。

...ダブルミーニングですね。
ストレ
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

青春って、あとになって思い返すときが一番、その青春時代を輝かせると思うんですよね。

このお話も、そう。

クサイってイジメられるわ、てっきり冒頭の2人の恋物語かと思いきや、え、そっちが好きなん?って
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

3.3

「ファニーゲーム」以来のミヒャエルハネケさん作品を鑑賞。

ミヒャエルさんだから、やっぱ、そうですよね。皮肉にまみれたハッピーエンドですね。って、どのへんがハッピーエンドですか?エヴさんにとってかな。
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

家族4人を同じ俳優さんで12年間撮り続けるってビックリする企画ですが、お話自体が面白くなかったです。

12年分の家族アルバム +メイソン'sクセ凄ヘアカタログって、具合でした。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

コレ、昔ビデオ屋でレンタルして観ました。観てからは、満員電車に乗るときは吊り革を両手で掴んで乗るようになりました。

いや、それにしても裁判官🧑‍⚖️って、無罪にし過ぎると査定に響いて左遷とか、えらい
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の、巨象🐘のように、その巨体を傾き崩し沈没していく戦艦大和のシーンが強烈でした。コレ、劇場で観たかったな。

菅田さん柄本さんのナイスバディな関係も面白くて良かったですが、やっぱ田中泯さんがズバ抜
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.0

ディーンさんが現状維持の志向ってのは出会ったときにある程度わかっていたといえ、やっぱ今のどうしようもないディーンさんだと、まぁ、厳しいですね...

ディーンさんの出会ったときのステキ成分は、抜け落ち
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.4

団地×宇宙

ハァ?
って感じですが。
ホンマ、そう。

宇宙だけに、ちょっとお話はフワフワしていましたね。もう一歩踏み込んだお話が良かったかもです。

映像やセットは、芸術祭のインスタレーションを見
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