ボイリング・ポイント／沸騰のNishiumiのネタバレレビュー・内容・結末

巷のホラーよりよっぽど恐ろしい
職場崩壊をリアルに、これでもかと見せつけられるので、
正月明けの仕事しなくないモードの自分には
かなりキツい映画だった。

そもそもシェフが限界寸前。
プライベートが上手くいっておらず、
食材の発注も大事な書類の記入も出来ない精神状態。
本人も自覚しているはずだが、
周囲に当たり散らすことでイライラを解消させようとしている。
この時点でヤバい。

いよいよ店はオープンするが、
この日に限ってめんどくさい客が殺到。
スタッフ全員余裕のない状態で、
お互いを攻撃しあう。

案の定な伝達ミスで
ナッツアレルギーの客が倒れ、
救急搬送されることに。
ついに信頼を置いていたパートナーシェフにも店を辞めると言い出され、
限界に達したシェフはドラッグに走る。
ジ・エンド。

仕事にあたって心の余裕を作ること、
お互いを信頼し合うことがどれだけ大事か。
どんなに忙しくなろうとも
それがなくなってしまうと崩壊が目前に現れてきますよと。
ああ恐ろしい。