序盤の宮殿のシーンやメキシコに入ってからはよかった。テクニカラーならではの色彩美もあった。
しかし、最後のシーンに顕著だがとにかくアクションシーンのキレの悪さがひどい。ストーリーの語り方も説明くさく>>続きを読む
ありのままに生きるアナへの憎悪と愛のはざまで引き裂かれるエルサの無意識の物語としても観れる、というか自分にはそうとしか観れないのだが劇中にそれを説明するようなシーンが無いのでどうなのだろう・・オラフは>>続きを読む
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世界の終わりはメソメソとやってくる。という地獄の黙示録のデニスホッパーの言葉のように彼らが夢見た世界の終わりは失恋を引き金にやってくる。
しかし、主人公の脳内で描かれる世界の終わりは恋人への未練と性>>続きを読む
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子供ウケはしないだろうが紛れもない傑作である。
物語自体はすごく地味である。しかし、そこにこの映画の素晴しさがある。大人にとってささいなことでも子供たちの中では悲しみや葛藤や怒りや寂しさがうずまいて>>続きを読む
佐伯清監督の最終作。うーん、くどい。マキノ監督の作品経ているので冗長に感じる。
しかし、弾丸喰らっても倒れない鶴田浩二と涼しい顔でエンコを詰める安藤昇を観れるだけでもいいでしょう
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浮雲にくらべて会話中の動きが多く、カッティグインアクションを多用することでふたりの会話のテンポが噛み合い、二人の相性がいいということを印象づける。
加山雄三に告白されてからつんけんする高峰秀子がとて>>続きを読む
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高峰秀子の所作が美しい。襟や帯を直す姿に惚れ惚れする。
仲代達也のこの棒読みというか無表情の演技がたまらなくいい
暗闇とランプやネオンのコントラストが美しい映画
ショットを切り詰めてほぼ会話だけ>>続きを読む
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ロッキーのイズムをまったく新しい形で提示してみせた完璧な作品。
冒頭からこれがロッキー?と思わせるような展開。みていくと引きの画面も多く、演技も自然である。
ロッキーもそのリアリズム重視の落ち着い>>続きを読む
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エイドリアンの墓の前で座っているロッキー。その顔をななめうしろから撮っているカットが素晴らしい。ロッキーの寂しさを一発でわからせてくれる。
とにかくわかりやすさを重視したド直球な映画である。セリフが>>続きを読む
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この作品を当時のロッキーファンはどう観たのだろう。私には最悪の終わりに思える。
まずロッキーを現役に引きずり出すためにあんなめんどくさい方法をとる意味がわからないし、そもそもなぜそこまでロッキーを>>続きを読む
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カッコいいクルマやダンスパーティー、そしてめくるめくような恋。ここには美かったアメリカを象徴するものがたくさん写しだされている。
しかしルーカスはそれがもはやノスタルジーでしかないのだということもま>>続きを読む
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高峰秀子の憂いを帯びた目が印象的な映画。演技も完璧である。
二人はなかなか目線を合わせず、目を反らしながら抑揚なくしゃべる。しかし、しゃべる内容は相手を皮肉ったり、厭世的なものでそこがこの映画の退>>続きを読む
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連続殺人事件のミステリーかと思いきや序盤はいろいろな変態ばっかり出てきて楽しい。女の子にいたずら電話をする男の口がアップになるのが気持ち悪いんだけどたしか「夕陽のギャングたち」でも口のアップをつなぐシ>>続きを読む
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前作に比べカット数は少なくなっている。冒頭のマラソンの馬鹿馬鹿しさはすごい。スコップを地雷を踏んだと勘違いしてへたりこむシーンで同じカットでその横スレスレをトラックが通り抜けて次のシークエンスに進むと>>続きを読む