これを恋愛映画と括ってしまうのは何かが違う気がした。
ニヒリズムの沼に溺れた我々に、「人と出会い、交わり、向き合うことは豊かなことなのだ」と思い出させてくれる、男女の馴れ初めに留まらない、まさに人間>>続きを読む
友達以上恋人未満、愛とも恋とも言い切れない、"男女関係におけるあわいの関係"を、説得力を持って言語化した稀有な映画。
現代日本の性愛の実態を見事に捉えきっていて、恋愛映画が新しいステージに突入したと>>続きを読む
一言で表現するならば、まさに"臨死映画"
「死」をテーマに扱った映画は数多ありますが、考えさせる次元ではなく、肌で感じとれるまでに昇華させた作品は初めてでした。
生きながらに死を見た気がします。>>続きを読む
ローラという、世の男達の憧れと浪漫の集積のようなパートナーを得ている時点で、パターソンは相当にイケてる男だと思った。
この世界のどこかにローラが居ると信じたい。
言葉を持つ豊かさと、その世界に対して>>続きを読む