映画の根幹は役者が支えてるんだよなと、改めて思えた作品だった。
奇を衒うことなく、キャストの魅力を余すことなくカメラに収め、丁寧に丁寧にショットを紡いでいくことで、映画はここまで面白くなるんだなと。震>>続きを読む
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どうしても気になってしまったのは、物語の根幹である狂児の歌声が"そこそこ上手い"という点。
そのまま出場しても絶対最下位にならくないか?と、、、
そして子分たちの歌声も具体で提示されるので、相対的な上>>続きを読む
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マルチバース演出って、α世界線の主線が強くあるからこそ、それを改編できる可能性に胸が踊る気がするのだけど、本作は初手から改編のオンパレード過ぎて、全然乗れなかった。。。
この煩雑な世界線の交錯をよく脚>>続きを読む
作劇としてはなかなかに歪に感じるほどひたすらにサスペンスの持続で魅せていく映画。投げっぱなしだけど、瞬間瞬間の面白さがあって最後まで惹きつけられた。
ハリウッドドラマの作劇を映画の尺に当て込んだような>>続きを読む
喋らない人物を主人公に据える難しさを感じる映画だった。
言葉(に限らず、心の)キャッチボールが発生しない作品は、やはり自分には厳しい
。身体は進んでいるのだけど、意識がずっと同じところに留まっている感>>続きを読む
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本質的な意味で格差を体感してない島国の人間からすると、この拭いようのないコンプレックスを完全に理解することはできないけど、かなり面白かった。
サイコパス感が肉感的すぎて、もう少し精神的な部分での執着>>続きを読む
主人公が必ずしも喋れる必要はないけど、ワンイシュー過ぎて、そもそもこの映画自体に物語がないような気がした。
そこが一番乗れなかった。
社会不適合とか、生き辛さというけども、人に許されてきた人間の癇癪に>>続きを読む
アリシアがキュート過ぎるという感想が一番。
こんな女性と出会ってしまったら惚れ込む気持ちもわかるが、初手から生粋のストーカームーブのペニグノには同情の余地が微塵もない、、、
途中で"挿入"されるサイレ>>続きを読む
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「Syntynyt suruun ja puettu pettymyksin」という楽曲と出会えたことが何より良かった。
シンプルなお話だった分、もっと二人の色々な揺らぎを見たかった。
アル中という>>続きを読む
傑作中の傑作!
セリフの一言一句に至るまで洗練されていて、ここまで世界への憧れを感じられる映画に出会えて幸せでした。
演出、編集、カメラワーク、どれをとってもめちゃくちゃ素晴らしかった。
役者には技術の他に存在感の指標があって、やはりこの時代の俳優の顔つきには鬼気迫るものがある。
こういう人間の心の弱さとか、取り繕えない人間性とかに焦点当ててるのが、性格悪くて好きすぎる。最高でした。
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とにかく脚本と編集のテンポが心地よく、最後まで集中力が削がれることなく観ることができた。
これまでの作品と明らかにリズムが違って、やはり坂元裕二さんの息遣いが色濃いということなのかもしれない。
物語>>続きを読む
環境の違いを二項対立的で描くのではなく、全ての人達が自分がいまいる場所で、その人なりの出力で生を燃やしていることの美しさたるや。
この作品に出会って、初めて女性同士の友情が羨ましいと思った。
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もう徒歩でゆっくり迫ってくるという発想を思いついた時点で勝利な気がする🚶
(桃鉄のボンビー神を思い出した)
呪いを移した相手が死ぬと、再び自分に返ってくるという設定も素晴らしく、「本当申し訳ないと思>>続きを読む