シュンギクさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シュンギク

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宇宙戦艦ヤマト 劇場版 4Kリマスター(1977年製作の映画)

2.5

TVシリーズのダイジェスト版ではあるが、内容としては本作を押さえておけば問題なしというくらいにはまとまっている。

展開が駆け足かつナレーションが強引なのはTVシリーズから引き継ぎ。

当時としては設
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仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦(2023年製作の映画)

2.5

マンネリ気味だったライダー映画にこの大胆な構成を持ち込んだのはチャレンジスピリットを感じた。

しかしゲームが部分がかなりおざなりでその後の展開に活きない
ラストバトルも消化試合じみていてイマイチ。
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.0

見た目・設定はアイアンマン+アイアンスパイダー、ストーリーもどこかで見たアメコミヒーローのソレで新鮮味皆無。

不殺を貫く主人公がいる一方でギャグのように人を殺す見方がいたりとその瞬間のノリ重視で作
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(2023年製作の映画)

3.5

シリアスとコメディのアンバランスさが不思議な鑑賞体験だった。

笑ってはいけないのに笑わせてくるシーン・ふんだんに盛り込まれたブラックジョーク・お約束をすっ飛ばしてくる展開や尺配分などすべてがギリギリ
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

キャラクターも今となっては少し弱めだし、先の展開も読みやすい。カルト人気を得るような凄まじい展開やアクションも少ない。いわば「王道」。

にも関わらず、ただひたすらに面白い。ベタにベタを重ねているだけ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

今作の最大の魅力は尺。昨今長くなりがちなヒーロー映画に対してテンポ良くコンパクトに納めたのは見事で、ダレる前に劇場を後にできた。

その分ヴィランの印象は薄く、モニカの存在意義もやや薄い。
そもそもカ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

人間のエグい醜悪さのつるべ打ちながら、重くなりすぎない絶妙な塩梅。「面白かった」と劇場を後にできる。

怪奇ファンタジーとしての映像の面白さもありエンタメとして上質。傑作。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償 HDリマスター(2007年製作の映画)

1.5

第3部まででだいぶおかしな方向に飛びきっていたものの、今作でさらに高いところへ飛んで行ってしまっている。
TVシリーズよりも大幅に尺が圧縮されていることが唯一の救い。
ポエムなナレーションも意味がなか
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

2.5

福原遥のスター性はやはり輝いている。

けれども「綺麗すぎる衣装に感じるコスプレ感」「シーン数の少なさに感じる窮屈さ」「演技過剰なキャスト陣」という邦画特有の悪いポイントも同時に健在。

序盤こそ有機
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

TVドラマとしては中々リッチな画を作っていたシリーズだったが、映画になるとこれがどうして。ルーヴルでロケをしたこと以外、非常にチープで尺も間延びしただけの印象を受けてしまう。

ドラマそのものはTVシ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

ハリウッド顔負けのVFXが素晴らしい。『シン・ゴジラ』を超え、ハリウッドと肩を並べられるゴジラ作品に仕上がっている。

反面、人物造形や過剰な演技、カットのテンポの悪さは気になった。ドラマパートが「ゴ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.5

SFのガジェット類のデザイン・描写はさすごのギャレス・エドワーズ。キャラクター描写やカットの繋ぎなど、クライマックスのキレなども冴え渡っている。

反面、このSFガジェットや設定がアクションに活きてお
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.5

イコライザー完結編。

シリーズを重ねるごとにアクションや規模が過剰になっていくアクション映画が多い中本作はそれとは対照的な作品に。
「規模を小さくせざるを得なかった」…というよりは、「終わりを描こう
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.0

『tri.』〜続く昨今のデジモンシリーズはなぜこうも辛気臭いのか。当時のTVシリーズはもう少しカラッとした冒険劇で、もう少し「あのときの雰囲気」を体感したい。

成長した子供たちとデジモンの絆云々のス
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

10代女子の変化や成長を描く…と書くとあまりにも陳腐な内容に感じるが、思春期特有の眩しさも恥ずかしさも誰もが共感できる描き方かつ今の時代に合わせた内容に仕上げているのはそうそう無い。

それでいて飽き
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.0

当時のシリーズの同窓会的な側面がありつつ、面白さそのままにきちんと現代に向けたアップデートも施されてる。隙のない続編。

7年経っても一線級の役者が揃っているし、どの役者も演技が光る。安藤サクラの感情
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

過剰に拡大していくストーリーの規模とアクションの数々。シリーズを重ねるごとにその規模はインフレを起こしていき、今作で完全に到達しきってしまっていた。どのアクションも新鮮味と恐怖とキレとドラマチックさが>>続きを読む

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

3.0

1本の映画として起承転結はあるものの、シリーズ化を見越したせいで消化不良感は残る。

グリフハンガーで丸っと続編に投げられるのも気分は良くないが、それでも今作の「続編多分やるけどやらないかもしれない」
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 鳴動の宇宙 HDリマスター(2020年製作の映画)

2.0

『機動戦士ガンダムSEED』ダイジェスト版第3作。
2004年の放送当時物議を醸し出したヘルメットの消失、尺調整のための雑な改変などなど改悪がとにかく目立つ。
ギリギリ1本の映画としての体が取れていた
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 遥かなる暁 HDリマスター(2019年製作の映画)

3.0

『機動戦士ガンダムSEED』ダイジェスト第2弾。

前作よりシーンの繋ぎ方が下手くそになり、回想シーンの挿入も雑。今作がドラマ面で一番盛り上がるはずなのだが、何一つノリきれない。フレイ周り、トールやニ
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.5

邦画でなかなか見ることのできないロケやセットのリッチさ
アクションの規模の大きさは健在…ではあるものの、
コロナ禍の影響かやや画は軽い。

主人公自身のドラマにフォーカスが当たっている分
前作よりも
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.5

傑作。

陰惨な事件を丁寧に描いた作品。
語弊を恐れずに言うが、素直に面白い作品である。

群像劇として、収束していく終盤の流れはもちろん見事のこと、
時代背景や登場人物たちの描写が丁寧かつ飽きず
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.0

『シティーハンター』復活。

往年のファンに向けた懐かしい同窓会作品に留まらず、一歩進めたストーリーにハードボイルドとコメディバランス感覚は過去最高に冴えている。

やや古びてしまった価値観やキャラ
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爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ(2023年製作の映画)

4.0

不覚にも涙してしまった。こんなはずではなかった。

20周年を記念して作られた本作は
10周年記念作も作られたハリケンジャーと違い、
より同窓会のような記念作品感は強い。

対象年齢低めの描写とや
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソン監督作。

虚構であることを予め提示し虚構に虚構を重ねてくる構造の面白さがあり、思わぬ方向に物語が進む奇天烈さもあった。

だが、中心のドラマそのものはそれほど面白みを見出せず、淡
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春に散る(2023年製作の映画)

2.5

肉体作りをきちんと行なった横浜流星(プロの資格まで取得!)が見事。

不要なキャラクター、シーンが多くストーリーの中心はボヤけてしまうし、セリフが小説のソレで実写にチューニングされていない陳腐さが目立
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

1.0

これは酷い。

わざわざCG映画にした醍醐味が感じられないのは志として低すぎるが、それはいい。

問題はストーリー。日本のどん詰まり感も社会の絶望を描くのもいい。いじめを描くのもいい。
それに対して「
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機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター(2019年製作の映画)

3.5

『機動戦士ガンダムSEED』ダイジェスト版。

初見で楽しむには説明が足りていない、にもかかわらず妙に必要のないナレーションや説明・シーンは入るチグハグさ。だが手軽に復習できるのは悪くない。

キラの
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地球防衛軍(1957年製作の映画)

3.0

タイトルとはやや乖離しているストーリーどが、特撮部分のこだわりとエモで押し切った部分は嫌いじゃない。

モゲラの活躍をもっと見たかった。

映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐(2023年製作の映画)

3.0

良くも悪くも『仮面ライダーギーツ』TVシリーズの1エピソードを、長く少しリッチにした。そんな印象。

4人のエースよりも、きっちり印象を残したチョコプラはさすがと言うべきか。

映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン(2023年製作の映画)

4.0

キングオージャーの最たる魅力とも言えるLEDウォールやグリーンバックによるCG撮影による異世界の描写は今作でも健在。独特の世界観はやはり唯一無二。

個性の強いキャラクターたち、今一度戦いの理由を問う
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

1.5

行定勲監督が撮るアクション映画…そりゃあこうなっちゃいますよね、という出来栄え。

凝っているようで特にカッコよくもなく、意味もない演出の数々で全体のトーンはバラバラ。
テロップで解説をする必要もない
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

シンプルかつストレートなラブロマンス。後半のストーリーは近年のディズニー・ピクサー作品でよく見られる展開&テーマということもあり、正直目新しさはない。

にもかかわらず、巧みすぎる映像表現でこれでもか
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

4.0

ややお下劣度が増しているものの、ここまでの“シティハンター感”を醸し出していること、多種多様で面白いアクションを見せていること、短尺ながらしっかり面白くまとめあげていることは素直に素晴らしい。劇場で観>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.5

マイケル・ベイ以外の監督が手がける実写トランスフォーマー 第2作。

マイケル・ベイのカタルシスたっぷりの演出は継承しつつ、整理され見やすく編集されたアクションシーン、キャラクター紹介〜集結までのテン
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THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット(2015年製作の映画)

3.5

『機動警察パトレイバー2 the Movie』の焼き直しに過ぎなかった劇場公開版から大きく印象が変わった本作。素直に面白い。

しかし編集のキレの悪さによるテンポの悪さや、あくまでも傑作『2』の亡霊の
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