この映画はいわゆる安楽死制度の是非を問う作品ではなく、その安楽死制度を利用する社会の在り方に対する問題提起だと思う。
表面上はあくまでも「国民の皆様ひとりひとりの意志を尊重した素晴らしいサービスを提供>>続きを読む
虐げられる広瀬すずを観て既視感があったのだけど、そうだ、『怒り』で観たんだ。調べてみたら同じ監督だった。とても重厚感があって心に訴えかけるものがある映画だと思うけれど、役者の方々の演技は素晴らしかった>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冷めたつまらない大人の私は、この熱い映画の熱量に微妙にハマれず、粗が気になってしまった。嫌な大人になってしまったな…。
ここからはめちゃくちゃ嫌な大人の感想です。
原作未読ですが、まず話の構造がわ>>続きを読む
・ストーリーは東京の上流階級と地方の庶民出身の女性の対比というかたちで進んでいくが、美紀が「うちの地元でも親の人生をトレースしてるやつがたくさんいる」という言葉どおり、核のテーマとしては出身や出自がど>>続きを読む