utakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

3.6

紛争の地で家族を失い子供兵になったアグーという少年の話。殺戮は新たな殺戮を生む。どうしたらこの連鎖を止められるのだろう。ドキュメンタリータッチで生々しく久々にズシンときた。

さくらん(2007年製作の映画)

3.0

安野モヨコさんも蜷川美香さんも好きなんだけど、ヘルタースケルター同様、どうしても1本の映画としてはドラマ性が映像に負けちゃうのが残念。華美な映像作品としては大好きです。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8

音楽+カーアクション。
アクションシーンはもちろん、主人公のロマンスや会話の何気ないシーンでもカメラワークや画角のセンスが良くてオシャレだなぁと観た記憶。また観たいな。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

犯人に仕立て上げようとするFBIやメディアのやり口がほんと汚すぎるけど、屈せず無実を訴え続けたジュエル、それを側で信じ支える弁護士と母。味方は少なくても真実を盾に戦い続ければ正義は勝つ。
この結末は当
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人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.0

シニカルでやりすぎな6編のオムニバス。
普通そこまでしないことをやってます。結果はやはりどれも最悪なので、思うだけにしておいたほうがいいねと思いました笑
1本目がわかりやすくて一番好き。煽り運転の対決
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI(2015年製作の映画)

3.7

個人的に『蜘蛛巣城』クライマックス、本物を使うことを知らされず弓矢襲撃の撮影をした後のエピソードがとても好きですが、保険かけてなかったのか笑
危険だったからこそ何度観ても迫力が色褪せない。と語るスコセ
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最後の追跡(2016年製作の映画)

4.0

代々続く貧困からの脱却。兄弟・家族の絆。父として男として。泥臭い男の生き様を観せてもらいました。
無限に続く荒野と秀逸なカントリーブルースの選曲が主人公の背負う哀愁を盛り上げ多くを語っていた作品でした
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の外科医と、ある少年との交流。
少年は主人公の怠慢で殺してしまった患者の子供。彼との関わりから外科医一家に次々と不幸が起きていく。

カメラワーク、音楽、演出…全てが終始不穏で不気味。感情を抑え
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アダム・ドライバー好きで観ました。
9.11以降、テロリストに過敏になったCIAの非道の実態を正義を持って法廷に持ち込んだ実在の人物のノンフィクション。
ビンラディンを殺害するまで安心などない。とはい
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西部戦線異状なし(1979年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トロイヤ戦争時の引用『祖国に捧げる死は甘美である』冒頭、兵士たちを鼓舞する言葉とは相対する前線で戦う若者の苦しみや悲しみが淡々とリアルに描かれる。
『個人的野心は捨てるべき』『将来に夢など持つな』と言
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.7

一見普通の悪者退治になりそうな話を、時間軸や相関の工夫を施し、ハチャメチャなストーリー構成にしている事でハーレイクインのキャラが活きまくっていて奇抜で楽しかったー。