予告編観て思っていたイメージよりもだいぶシリアスに心に響いたのが意外な作品。
徐々に心を揺さぶってきて終盤にグッと重みを深めるような展開が素晴らしかったし、鑑賞後もしばらく引きずってあれこれ想いを馳>>続きを読む
エルヴィス・プレスリーについては詳しくなくて、有名な曲はもちろん耳にはしていたけれども、ちゃんと聴いたことはなかったし、彼の伝記もよく知らない。
スーパスターだったことはわかるけれども、過去の映像と>>続きを読む
『パンチドランク・ラブ』を観たとき同様の(以上の?)インパクトあるラブストーリーで、さすがPTAですねぇ。
冒頭の、二人の出会いの描き方がとにかく鮮やか。
アラナとゲイリー、それぞれの絶妙なルック>>続きを読む
「ヘンな家族」だけど、この束の間の疑似家族に情が移ってしまって、このまま幸せになって欲しいなぁなんて願ってしまった。
でも、勿論そうはいかなくて、はたしてこの赤ちゃんにとって一番幸せな道は何だったの>>続きを読む
『殺さない彼と死なない彼女』の小林啓一監督作品。
私は『殺さない…』がめちゃくちゃ大好きだったので、今回の作品もとても楽しみにしていたら、期待通りこれまた大変にチャーミングで爽やかな作品で魅了されまし>>続きを読む
なかなかにえぐい会話の応酬がきっつい(褒めてます)。
その生々しさとか下世話さがあまり好みではないんだけど、主役二人の演技は絶品でした。
特に藤原季節くんは、直哉のイヤな感じ・ズルい男ぶりが余りにも>>続きを読む
これはめっちゃ面白い…!けど底意地が悪すぎるにも程がある(笑)
もう終始けっこう笑えるんだけど、笑えないほどの切なさや痛々しさも感じるし、刺さる台詞もある
人間の弱いところ、ダメなところ、ダサいと>>続きを読む
これは脚本も演出も演技も本当に素晴らしい。
細かいところまで実に上手いと思った。
というか、上手すぎて、かなり身につまされたし、しんどくなった。
まるでこれは現実の社会でもこうなり得るんじゃないかと>>続きを読む
舞台となるデンマークのフォーレ島は、巨匠イングマール・ベルイマンが愛した島として有名で映画ファンにとっての聖地とのこと。
確かに、ロケーションが最高で絵になるような風景ばかりで、とても美しい。
いつ>>続きを読む
思っていた以上に、胃が痛くなるようなヘヴィーでブラックな話だな…
結局、見栄を張ったって、いいことなんかないってこと
きっとタクシー運転手が言ってたことが全てなんだろう
父親として最低限のことを>>続きを読む
凄く良かった。
まるでノンフィクションであるかのようなリアルさも、抑えた演出も、役者さんたちの真に迫った演技も、何もかもが素晴らしくてしみじみと胸に迫るものがありました。
けっこう泣けてしまった…。>>続きを読む
誰にも知られたくないことの重み
誰とも繋がれないことの絶望
文の穏やかな優しさと、抱えていた苦しみ痛みを、これほどまでにヒリヒリするような生々しさをもって表現出来たのは、やはり桃李くんだからこそだ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』観て本郷奏多くんに沼落ちしてしまい、ハガレンなんてこれまで全く興味がなかったけど、ただただエンヴィー役の奏多くんをお目当てに鑑賞。
しっかり前作観て、予習して挑んだ。>>続きを読む
シン・ゴジラみたいな作品なのかなと思ってたら、ちょっと雰囲気が違っていたのが予想外
何というか、全体的にチープで馬鹿っぽい(褒めてます)のはわざとなのかな
シリアスさとか緊迫感が微塵も感じられない>>続きを読む
モノクロの映像が生々しくリアルな人間模様をシャープに映し出す。
ジャック・オーディアールらしい濃密さとドライさのバランスが絶妙な作品だった。
パリに暮らす今どきの男女、みんなそれぞれに孤独や虚しさな>>続きを読む
序盤の一族が集まっての外での食事のシーンとか、みんなそれぞれに個性が強すぎて、そしてこれぞイタリア人!的なラテン系の奔放なノリが強烈で、なんかいろんな意味でさすがだな…と感心してしまう。
ナポリを舞>>続きを読む
カラックスが絶賛していた作品ときいてからずっと観たいと思っていた。
劇場で観ることが出来て嬉しい!と思っていたのですが。。
ブレッソンは何本か観ていて、どれもけっこう好きだったけど、この作品は難しい>>続きを読む
前作が本当に素晴らしかったので、続編をとても楽しみにしていました。
またあのお父さんお母さんに会えて嬉しい。
これぞ、究極の夫婦の愛のかたち。
その美しさと絆の強さに、終始涙が止まらない。
嗚咽を>>続きを読む
ようやく観れた…感無量…。
はぁぁ…。こんなん、満点しかつけられないでしょ。
ダイナソー Jr.は私の最愛のバンド。
私はJ・マスキスをこよなく愛する者です。
劇場の音響とても良いし、けっこうな音量>>続きを読む
冒頭いきなり登場するカラックスめちゃ格好いい!…からのオープニング、映画観てあんなに胸が高鳴ったことはないってほどマジでドキドキした。凄い映画体験。
本当に、あのオープニングだけでも震えるほど素晴らし>>続きを読む
カラーでの美しいベルファストの街並みの映像からモノクロへと変わる冒頭の部分で一気に引き込まれたけど、ドラマ的には期待していたほど響かず…。
ケネス・ブラナーの自伝的ストーリーということで、思い入れは>>続きを読む
これは猫ちゃんの演技(?)が、本当に素晴らしいです。
なんておりこうなんでしょう…と猫飼いとしてはやはりそこに一番注目しながら観てしまいます。
カンタとミミちゃん、本当にかわいかった!
ストーリーは>>続きを読む
唐突な告白を仕掛け、その後も絶妙な感じにアプローチしてくる高校生の岬、純粋なのか駆け引き上手なのか…。なかなか凄いな。
でもあんなにまっすぐに想われたら、そりゃあねぇ…。とはいえ、最初はきっぱりと断>>続きを読む
パティンソンがバットマンなんてときめく予感しかしない…とめっちゃ楽しみにしておりました。
そして、予想通りのハマり具合で最高!
パティンソンバットマンはとにかく愛おしいな。
キャラクター的にもビジ>>続きを読む
取り壊しが決まった「ガガーリン団地」に一人取り残される青年の孤独が、まるで遠い宇宙の彼方に独りぼっちでいる宇宙飛行士の姿に重なるかのような、そんな描写が何とも切なくて、いたいけで、そしてロマンチックで>>続きを読む
前作がとても良かっただけに、今回は続編としてちょっと無理やり感は否めないしいろいろと弱いけど、ボブの可愛い姿を観ているだけでもめっちゃ癒されます。
肩に乗ってるボブ、ハイタッチするボブ、サンタクロー>>続きを読む
軍人役のマッツがめっちゃゴツくて、『アナザーラウンド』の時とはまるで別人のよう。
このしっかりした役作り、さすがとしか言いようがない。
そして、今作はかなりハードでシリアスなバイオレンス描写と、笑え>>続きを読む
ミュージカルでも映画でも、名作と名高い『ウエスト・サイド・ストーリー』、しかし私は今までちゃんと観たことがなかった…。
ので、今回のスピルバーグによるリメイク版を楽しみにしていました。
冒頭の工事現>>続きを読む
フランス映画『エール!』は凄く好きな作品だったけど、そのハリウッドリメイク版のこちらの作品もとても素晴らしかった。
設定は少し変えながら、家族それぞれの葛藤や想いをわかりやすく丁寧に描き、恋愛描写も>>続きを読む
冒頭からジャームッシュの『ナイト・オン・ザ・プラネット』
そのオマージュみたいな、タクシーのシーンが好きだな
え、こんな人も出てたの?って感じに、いろんな役者さんがちょっとずつ顔出してるのも楽しか>>続きを読む
阪本順治監督の前作の『一度も撃ってません』はけっこう好きな作品だったんだけどなぁ…。
せっかくトヨエツ様が主演なのに…なんかちょっと残念な仕上りの作品。
ストーリー的には何となく『フランケンシュタ>>続きを読む
これは凄く好みなやつ。
モノクロの映像と、飄々とした独特な雰囲気、とても好きなセンス。(大好きな『フランシス・ハ』と似た雰囲気)
お洒落で大胆不敵で最高にクールな母娘の生活が、実はかなり切実な状況>>続きを読む
『岬の兄妹』が合わなかったので、今回はどうかなと思ったのですが…
軒並み高評価が多いですが、私にはやはり全く合わなかった
この監督の作品は、なんか生理的に無理な部分があるようです
設定>>続きを読む
今作もまたドキュメンタリーとして抜群に面白いし、やはり何度も泣かされてしまった。
ご本人はもちろん、ご家族の大変さ、苦労に凄く共感しながら見入ってしまう。
今回は昨年の10月に行われた衆議院選挙に>>続きを読む
あんな人やこんな人、豪華キャストが次から次へと続々出てくるのがとても楽しい。
見どころは本当にたくさんあるけど、冒頭のレア・セドゥとベニチオ・デル・トロのちょっとびっくりなやり取り、カラックスオマー>>続きを読む
R.I.P. ギャスパー・ウリエル
絶句してしまった
ギャスパー・ウリエルが37歳の若さで死去なんて
その衝撃に打ちひしがれています
凄く好きだったのに
先日、未見だったこの『かげろう』を>>続きを読む