slvさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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バビロン(2021年製作の映画)

2.9

極端に賛否が別れてるなぁ~と思ったらなるほど。。

これは私もいろいろキツかった。

描写は過剰なのに、浅い…。

3時間観て、結末があれかよ…と虚しくなった。
どこにカタルシスを感じろと?
あのラス
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.0

ピタッとハマったキャスティングがまず見事。
そしてそれぞれの役者陣の落ち着きと貫禄ある演技も素晴らしく、正統派の良い時代劇で、安定感のある仕上がり。

セットも映像も、細部まで丁寧に作りこまれている感
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

モリコーネが手掛けた数々の映画作品とその音楽の素晴らしさに改めて魅了され、157分という長さもわりとあっという間に感じる程の見応え。

その天才の功績と人生に心震わされ、90歳でもエネルギッシュでチャ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

ある日突然、親友だと思っていた相手から「お前を嫌いになった」とか言われて絶交されるのは切ないし、そりゃ納得もいかないよね。。
キツすぎる話でした。

精神的にじわじわ削られるような不穏さが、しだいに恐
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.8

序盤の、彼女の里美とのやり取りと、友人の伸二宅での振る舞いを観てて、そのクズ男っぷりになんか共感性羞恥みたいな感情が発動して、「キツい…観てられない…」って思ったけど、その後の先輩の家ではちゃんと家事>>続きを読む

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.3

ホロコースト系の話だから、重いのはもちろん覚悟していたけれども、しんどさよりも面白さの方が勝る秀逸な作品でした。ほんとに観て良かった。

もちろん残酷な描写が多くて心を削られるけれども、バレたら一巻の
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ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

ノア・バームバック監督×アダム・ドライバー×グレタ・ガーウィグってことで楽しみにしていたけど…なるほど、これは評判通り、よくわからなかった(笑)。

「死と向き合う恐怖」をテーマに、パニック映画の要素
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そばかす(2022年製作の映画)

3.5

アロマンティックアセクシャルをテーマにしたところの描き方はわりとしっくりくるものだったし、佳純が抱える居心地の悪さには凄く共感出来る部分も多かった。

特に、あのラーメン屋の男性との「え!友達だよね…
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あのこと(2021年製作の映画)

4.0

覚悟して挑んだつもりだけど、やはり相当にしんどい話で描写も壮絶。。
ほんとに、生半可じゃなかった。

予期せぬ妊娠をしてしまい、中絶も許されない社会で、大学生のアンヌが自らの未来と夢のためにした選択は
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

ボクシングジムの会長が言うところの、ケイコの『人間としての器量』に胸打たれる。

逃げ出したい気持ちも、逃げ出したくない気持ちも、痛いほど伝わってくる。

自分は特別強い訳じゃないし、もちろん怖いし、
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冬の旅(1985年製作の映画)

4.2

昨日観てからずっと引きずっています…。
あんなに容赦ない話だと思ってなかったから、鑑賞後はかなり気持ちがどんよりしてしまった。
冬の日曜日の夕暮れ時に観るにはちょっと重すぎた。

冒頭で彼女の行く末が
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.6

佐藤泰志原作ということで楽しみにしていた作品。

微妙な距離感をキープしつつ、危なげでもあり、脆く壊れそうでもあり…な関係性の、その一線をいつ越えるのかと、ちょっとドキドキしつつ見守っていた。

山田
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.8

世界はこんなにも美しいのだということを、愛する人が教えてくれる。
それを表現するかのように、時おり絵画のようなシーンが印象的に映し出され、その途方もない美しさに目を見張る。

愛する人と愛する猫が傍ら
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.7

いくつになっても、夢を見ること、叶えようと努力することは本当に素敵なことだ。

家政婦として働くミセス・ハリスが、Diorのドレスに一目惚れし、自分も手に入れたい!と一途に突き進むストーリーで、その情
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ある男(2022年製作の映画)

3.6

役者さんたちの演技はとても良くて申し分ないはずなのに、凄く勿体無い仕上がりで自分的には期待はずれな作品でした。

ミステリーの要素も人間ドラマの要素も、どちらも描かれ方が中途半端で物足りないし、深みが
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.8

不倫の話だし、瀬戸内晴美(寂聴)さんの小説を読んだことがあったのでその印象から、もっとドロドロしているのかと思ったら、意外とそうでもなくて、普通なら決して理解出来ないようなあの3人の不思議な関係性に納>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

稲垣吾郎さんの役へのハマり具合いが絶妙。
キャラクターが馴染みすぎていて、その佇まいや台詞が余りにナチュラルで、今泉監督の当て書きの巧さに感動。

テーマ自体はビターなんだけども、稲垣吾郎さん演じる市
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

3.8

かなりストレートに社会や政権を批判しているので、もちろん賛否はあるだろうけど、個人的にはこの作品に込められた製作陣の怒りや想いは、私には共感出来るものでした。

この作品のモチーフになっているあの事件
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.8

冒頭、あの曲が劇場に大音量で響きわたる時点でもう気持ちが上がって、ノリノリになって観てしまう。

堅い家、厳しい父親の元に育った青年が、デヴィッド・ボウイを神と崇め、ピストルズでパンクの洗礼を受けるく
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.0

水墨画の奥深さに引き込まれたし、映像美にも癒されたし、爽やかで美しくてしみじみと感動出来る素晴らしい青春映画でした。

主役の横浜流星と清原果耶ちゃんはもちろんのこと、脇を固める役者陣の存在感と演技力
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

天使かっ!ってくらいに可愛いすぎる女の子二人、エンディングのクレジットで気付いたけど、やはり姉妹なのか
どうりで…似てる…
どっちも超かわいい

2人のお洋服の色味とか、インテリアとかの細かいところも
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

クリステン・スチュワートのなりきり具合いが凄くて片時も目が離せない。
ダイアナの精神的な不安定さや抑圧の中でもがく姿を演じるクリステンの、その繊細な演技にずっと釘付け。

終始緊張感が張り詰めるような
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.0

現実と妄想の境が曖昧に入り乱れるような様子はマチューの過去作『バルバラ』にも通じて、ちょっと難解と感じる人が多そうな作品です。

しかも、時間軸もバラバラで、まるでパズルのピースを少しずつ繋ぐようにし
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

うーん、期待していた作品だったのに、いまひとつ入り込めず…

原作は未読だけれども、何となく永野芽郁も奈緒も、役柄に微妙に合ってない気がした(特にやはり永野芽郁ちゃんはやさぐれ演技が似合わなすぎて、迫
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.9

中島歩くん目当てに鑑賞。

劇中での話し方や佇まいがわりと自然で、『グッド・ストライプス』の時みたいに役柄にナチュラルにハマってる感じがとても良かった。
何となく覚悟はしていたのだけど、飛坂がそんなに
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.1

これは良かった、とても好き

癒しの映画でありつつも、生きること、死ぬことにもしっかりと向き合わせるような深みのある作品

いろいろと心地が良いし、クスクス笑えるけれども、じわりと滲みるし、どしりと刺
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

2.9

これは私には合わなかった

初っ端の演出から何もかもがわざとらしく白々しく、リアリティが感じられなくて入りこめず
登場人物たちの感情にも寄り添えず、行動にも共感出来ず

リアクションや心情がいまいちズ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

怖いの苦手なのでこの監督の作品は避けていたのですが、今作はさほど怖くないと聞いたので、身構えつつ観てみたら、あらほんと、全然怖くなかったです。
さほど面白くもなかったけど。。

冒頭の謎の落下物?事故
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.2

主演を務めるケリー・オサリヴァンが脚本も手がけているとのことで、グレタ・ガーウィグに続く才能と言われているらしいが、なるほど、これは素晴らしい作品。

リアルながらもユーモアとチャーミングさのある脚本
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

子供時代の描写や、「普通って何?」を問うてくるあたり、なんとなく先日観た『こちらあみ子』と重ね合わせてしまったけど、こちらのほうが全てがより優しい世界という感じで温かかった。

沖田監督らしいコミカル
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

4.0

昨年急逝したジャン=マルク・ヴァレ監督の2005年作。
ポップでロックな青春映画であり、家族ものとしても良作でさすがのクオリティー。

好きな音楽にわかりやすく影響受けまくる主人公ザックに共感!
その
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.6

待ちに待っていたギヨーム・ブラック監督の新作!

今作もまた、あの傑作『遭難者』『女っ気なし』に通ずるような、可笑しくて切なくて幸福な最高のヴァカンス映画でした。

楽園のような最高のロケーションでの
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.9

今作は私の推し(=本郷奏多くん)が出ていないのでスルーしようかと思ったけど、やはり評判が良いので劇場鑑賞。

全編通して、広大な野原や丘を舞台にした戦のシーンがほとんどなのだけど、このスケールの大きさ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.7

いやぁこれは凄い作品

『大人は判ってくれない』をマイベストムービーにあげている私にとっては、今作もまた傑作だと思った

淡々としているし飄々ともしているのに、何故にこんなにも胸を締めつけられるのか
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

大がかりでド派手なアクションシーンの連続でもはやお腹いっぱい。。

ストーリー的にはベタ過ぎて何ら新しさもなかったけれどもライアン・ゴズリングのキャラクターは、らしくて良かったし、何よりアナ・デ・アル
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破戒(2022年製作の映画)

3.8

間宮くんの真摯な演技がとても良かった。
丑松が実直な青年であるからこその苦悩と葛藤がヒリヒリするような切なさで表現されていた。
佇まいや言葉遣いも美しかった。

特に、教え子たちに隠していた秘密を打ち
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