けんイチさんの映画レビュー・感想・評価

けんイチ

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スーパーマン(2025年製作の映画)

3.7

酷評が散見され興行的にも期待以下だった本作、私も劇場鑑賞を見送ったクチでようやく配信鑑賞。やや薄味のジェームズ・ガン作品といった趣で、そう悪くはない。やはりここでも父と息子の関係性が重視される。ジェー>>続きを読む

We Live in Time この時を生きて(2024年製作の映画)

4.0

フローレンス・ピュー演じるスター料理人アルムート、アンドリュー・ガーフィールド演じるITエンジニアのトバイアスが出会い、結ばれ、子を産み育て、悲しい別れの後を描く物語。
病に侵されながら長年の夢に挑戦
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Mr.ノボカイン(2025年製作の映画)

3.3

ジャック・クエイドは好きだし、ライトなコメディとして楽しめたが、無痛無感染症をまるで特殊能力のように扱う本作の姿勢はひっかかる。痛みを感じないから酷い怪我に耐えられ、愛する女性を攫った強盗犯を追い続け>>続きを読む

WALK UP(2022年製作の映画)

3.7

不思議な映画。イザベル・ユベールがちと苦手で「3人のアンヌ」を途中離脱したため、本作が私にとってのホン・サンス作品。
クオン・へヒョ演じる映画監督ビョンスがある小さなビルへ知人を訪ね、フロア毎に彼を取
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.4

「成長物語」の一種と言える。良い意味での青臭さはあるも人間関係がドロドロで、特に主人公が父の愛人と逢瀬を重ねるのは生理的に厳しい。主人公の母親が呪縛から解放され、希望を感じていることが救い。
個人的に
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

2.8

ドラマ版の2時間スペシャル特番て感じの作品。
多くのファンは井之頭五郎の食事シーンをスクリーンで見られれば満足なのだろうけど、SUPで五島列島の奈留島から福江島へ15km余りの島間移動を試みるとか、途
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

4.0

主人公のローレンスは映画好きで社交性に難のある、いわゆるナードの高校生。親しい友人であるマットとつるんで、ビデオレンタルで映画を観たり、「ごっこ」遊びではしゃいだり。大学進学間近の彼らは、度々進路につ>>続きを読む

"Sr." ロバート・ダウニー・シニアの生涯(2022年製作の映画)

3.8

ロバート・ダウニー・Jr(以降、Jrと表記)の父、ロバート・ダウニー・シニア(以降、シニア)の伝記かつ晩年の記録。
シニアが幼いJrに禁止薬物を摂取させたとかいう文章を以前何かで読んでどんな毒親かと憤
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エクスプローラー 世界最後の秘境テプイ(2022年製作の映画)

3.8

衝撃的だった「フリーソロ」でその名を世に知らしめた究極のアスリート、アレックス・オノルドが、自らの冒険心よりやや公益のために、前人未到のギアナ高地、テーブルマウンテンに挑む。
相変わらず恐ろしいことを
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MR. JIMMY ミスター・ジミー レッドツェッペリンに全てを捧げた男(2023年製作の映画)

4.0

美しいドキュメンタリー映画。
本作を知るまで、本作の主人公であるジミー桜井の存在を知らなかった。よって、当初はモノマネ芸(と言えなくもないけど)の人かなと思った。本作鑑賞前に、それだけではないことを知
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あの歌を憶えている(2023年製作の映画)

3.0

心に傷を負った中年男女が惹かれ合う話。
公式サイトには「心に染みわたるヒューマンドラマ」とあり、もちろん観る者の感性の問題ではあるのだが、私にとっては「心がざわつくヒューマンドラマ」。

主演二人の演
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.1

続編も観たが、こっちがだいぶ良い。
別荘を訪れた父娘と、父が再婚したいと願う女性と息子が滞在する別荘に忘れ物を探し脱獄犯たちが訪れる。彼らはただの脱獄犯ではなくさらに厄介なのだが、残念ながら惨劇に見舞
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ベッキー、キレる(2023年製作の映画)

2.8

珍しく下調べせず衝動視聴しうっかり2作目を先に観てしまい、あとで1作目「BECKY」を観たのだが、特に問題なかった。
サバイバリスト的にあれこれ稽古はしているもののベッキーは特殊能力の持ち主でもなけれ
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

歴戦の傭兵、タイラー・レイクの第二章。
ひたすら近接格闘、銃撃戦で変化に乏しい前作の教訓を活かしたのか、今作改善が見られ、満足感が増した。

前作直後で瀕死の状態から徐々に回復中の今作タイラーであって
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本日公休(2023年製作の映画)

4.0

理髪店の女主人アールイとその子たち、そして顧客との何気ない日々を美しい映像で綴る。
病で通えなくなった常連客のため遠路車を走らせ訪問施術、が物語のトピックなのだが、道中ちょっとした出会いや昔馴染みとの
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

3.0

それなりに楽しめたが、なんだか「ドント・ブリーズ」において若者達が忍び込んだ家を宇宙研究施設「ルネサンス」に、盲の老人をアンドロイドのルークとエイリアンズに置き換えたような筋、と思ったら同じ監督だった>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

3.5

「エイリアン:ロムルス」でも観てみようかと、前日譚たる本作を再鑑賞。
初めて観たのはおそらく小学校高学年の頃だったか、当時は怖くて仕方なかった覚えがあるが、今回拍子抜けするほど怖くなかった。遠い記憶で
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型破りな教室(2023年製作の映画)

4.0

実話ベース。
主人公のホアレスは創意工夫しつつアクティブラーニングを多用する児童・生徒ファーストな教師。教師としての姿勢や力量たるや素晴らしいが、メキシコ国境付近のマタモロスという魔境でこの姿勢を貫い
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MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.3

ビョンホン演じるヒョンピルの胡散臭さ、ウビン演じるチャングンのオタクかつ若気の至り感、それぞれ演技はすこぶる上質。シン・ジェンマ刑事役のオム・ジウォン、通称キムオンマ役のチン・ギョンも雰囲気出ていてよ>>続きを読む

テムガ 偉大なる巫堂<ムーダン>の歌(2022年製作の映画)

3.3

先が読めない、変な映画。
韓国映画には祈祷師(巫堂)がよく登場するが、ここまで物語の中心に据えている作品は初めての体験。シンナム(リュ・ギョンス)、チョンダム(ヤン・ファンミン)、ソンジュン(パク・ソ
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アマチュア(2025年製作の映画)

2.5

華奢で戦闘スキルのないCIAのテック職員チャーリー・ヘラーが知力で妻殺しに復習する設定はよくある巻き込まれ型スリラー類型とはいえ期待が膨らんだのだが、観ると実に看板倒れ。

妻の逝去後の憔悴やなんでも
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ベテラン 凶悪犯罪捜査班(2024年製作の映画)

3.4

前作から10年、ドチョルはじめオ チーム長やミス・ボン、ワン刑事ら凶悪犯罪捜査犯メンバーが皆揃っていることに笑ってしまった。10年も経てばメンバーの所属はバラバラになるはずだが、再結集のプロセスなど描>>続きを読む

ベテラン(2015年製作の映画)

3.6

「哭声/コクソン」での祈祷師役で初めて魅了されて以来、ファン・ジョンミンには毎度納得させられる。本作では情に厚い刑事を演じ、金と権力でアンタッチャブルな存在となった大企業経営者一族(韓国ではそれを財閥>>続きを読む

ヘッド・オブ・ステイト(2025年製作の映画)

3.4

イドリス・エルバ演じるクラーク英首相、ジョン・シナが演じるデリンジャー米国大統領が乗り合わせたエアフォースワン(米大統領専用機)がテロ攻撃に遭い、脱出した両首脳が共闘するドタバタバディー劇。
冒頭はや
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.0

韓国版スーサイドスクワット的なクライムアクション。
前章たるドラマシリーズを経ず本作を観てしまった。そこそこ楽しめたが、やはりドラマ版を観ていないと直感的にわからないシーンがあったりするし、マ・ドンソ
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甘い人生(2005年製作の映画)

3.4

イ・ビョンホンの雄々しさ、繊細さが堪能できる作品。
仕えていたボスから若い愛人(シン・ミナ)の監視を命じられ、若い男との逢瀬を見逃したキム・ソヌ(ビョンホン)は、悶着のあった別組織(ファン・ジョンミン
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ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

3.7

よりコメディ要素が増し、前作より親しみやすい作風。
なぜクリスチャンが婚活参加なのか謎だが、アプリのアルゴリズムを解析し婚活女性受けの良い人物像を設定するも高機能自閉症であるがゆえ空気が読めず会話がち
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ジャンルだけロマンス(2021年製作の映画)

3.6

大好きなリュ・スンリョン(有名作家/大学教員のヒョン役)を中心に展開する群像劇風ドタバタコメディ。
頼りなくだらしない中年男女、もがきながらも成長する若者たちの姿が好対象。ヒョンに秘めた想いを寄せるユ
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.4

元SPの女性オクジュが不審死した友人ミンヒの遺言を叶えるべく復讐する話。
オクジュとミンヒが過ごした日々の回想を除き暗いトーンだが、1時間30分程度の尺が作品の陰鬱さをやや和らげる。オクジュ役のチョン
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コンパニオン(2025年製作の映画)

3.6

アンドロイドが人間の制御下から逸脱し自律行動を取るとか暴走するとか、よくある話ではある。一方、創作上のアンドロイドは人間離れした屈強さを具備していたりするが、本作では戦闘能力が人間の女性程度であって新>>続きを読む

対外秘(2022年製作の映画)

3.6

成功(金、権力)のためには手段を選ばない男たちの戦い。
文句の付け所がない迫力のイ・ソンミン、このところヤクザ役ばかりのキム・ムヨル、気は優しくて力持ち(&食いしん坊)キャラだがヴィランも上手いチョ・
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ランサム 非公式作戦(2023年製作の映画)

3.4

勝手に韓国映画界の得意技認定している「中東もの」、他にも「モガディシュ 脱出までの14日間」「極限境界線-救出までの18日間」など、良い作品が散見される。
本作は実際にあった外交官誘拐事件をベースとし
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スンブ: 二人の棋士(2025年製作の映画)

3.9

一流棋士同士の師弟対決、新旧神童対決を淡々と描く、実話ベースの物語。
ドラマ「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」(囲碁公園!)「ミセン ー未生ー」等の作品でも取り上げられている囲碁、韓国での人気が窺い
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

3.8

カメレオン俳優セバスチャン・スタンの面目躍如、ではあるがジェレミー・ストロングによるロイ・コーンの役作りがやや上回る。YouTubeでロイ・コーン本人のインタビュー動画を見ることができるが、雰囲気は勿>>続きを読む

ヒットマン(2023年製作の映画)

3.8

主演・共同脚本を担ったグレン・パウエルの持ち込み企画で、持ち込まれたはリチャード・リンクレイター監督。「トップガン マーヴェリック」のハングマン役で名を揚げ、今や売れっ子の彼だが、本作に映画人としての>>続きを読む

セプテンバー5(2024年製作の映画)

3.6

米国の放送局ABCの現地スポーツクルー目線でミュンヘンオリンピック事件を描く。
誰でも知っている有名な俳優は一切出演しておらず、また登場人物を掘り下げることもなく、まるで観る者の感情移入を妨げているか
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