ゆうすけさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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未来のミライ(2018年製作の映画)

4.0

世評の低い作品だけど『時をかける少女』以降の作品では「時かけ」の次に面白かった(それ以前の作品はたぶん見てない)。

相変わらず危機的状況(今回の場合はくんちゃんが親の愛情を見失っている)を作り上げる
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやーもう最高であった。こういう映画を見たいから映画を見ている。あとでなんか書くかも。

■以下追記
「頭のゆるい大学生がヤバい村に行ったらヤバい目に合いました」というのはB級ホラーにありそうな設定で
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

徹頭徹尾いい加減に作られた映画で全く面白くなかった。

まず主人公の鈴をはじめ、登場人物全般的に行動原理が謎すぎて誰にも感情移入できない。というよりも、この物語は鈴が歌声を失い自己表現ができずに苦しん
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

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オーソン・ウェルズが鳴り物入りでハリウッドにやってきたころの時代の空気がよく捉えられていて、浸っているだけで幸福な気持ちになれる映画なのだが、語られている内容は創作が多くて、フェイクニュースを告発する>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

エヴァは今月風邪を引いて寝込んでいるときに旧アニメ〜旧劇〜序破Qを一気に見た新参もいいところなのだが、ものすごく感動してしまって最後のほうはずっと泣いていた。登場人物たちみんなにきちんと落とし前がつい>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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なんだかよくわからず、設定が語られずに流されるのは良いとして、シンジくんの行動原理が全くわからないのは良くないと思った。途中から解説ブログを読みながら見ていたので多少理解はできた。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.5

序は拍子抜けだったのだが、破はめちゃくちゃ面白かった。旧版の面白ポイントを的確に抽出しつつ、より観客を揺さぶるドラマティックなアレンジがなされている。脚本的な練り込みが素晴らしく、丁寧に前フリ(食事会>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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ストーリーラインはTVアニメ版と同じなのだが、全く違う親切設計のエンターテインメント。作家は動いていくものなので、最初に作ったときには切実だったはずのものを10年後に語り直すのはどういう気持ちなのだろ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

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面白かった。ストーリーはよく判らないのだが、ノーランもたぶん「逆行人間と順行人間が一緒に戦争したら面白いと思うZE!」くらいのノリで作っているだろうから、真剣に考えてもバカを見る気がした。頭の悪いノリ>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コロナやらなんやらで10ヶ月ぶりの映画館。鬼滅キッズたちが映画館を占拠する中、おっさんひとりで鑑賞。どれみ本編は36話まで履修。

かつて「おジャ魔女どれみ」が好きだった女性3人が、ひょんなことから知
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キンブルが病院から脱出するあたりまでは追う・追われるのサスペンスでメチャクチャ面白いのだが、そこから先の犯人探しになるにつれどんどん緊張感が失われていく。これは「キンブルの友人が真犯人」というどんでん>>続きを読む

さびしんぼう(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

既存のメソッドに全く当てはまらない自由闊達な映画で、大林宣彦の異質さを改めて感じた。ストーリー自体は極めて閉じており「過去の恋愛に囚われ続ける親子」がテーマなのだが、それが演繹して近親相姦的なところま>>続きを読む

薄暮(2019年製作の映画)

4.0

ストレートな青春映画で好感を持った。ドグサレ人生の暗夜行路を歩んでいる40歳の敗残兵の心は綺麗に洗われた。少女はベートーヴェンを演奏することで、少年は絵を描くことで、己の衝動を芸術にたくして大切な相手>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

1.0

クソ駄作。見ていて久々に腹が立った。原作を消化できず右往左往しているだけ。

波止場(1954年製作の映画)

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ストーリーのテンポが悪くそんなに面白くなかったのだが、1955年の映画がいまの格差社会とダイレクトに接続している部分もあり(例えばケン・ローチの『家族を想うとき』)、人類さんは進歩しねえんだななどとも>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

久々に再見。シンプルなプロットの1に比べ、視点人物がふたりに増え、人間関係も複雑なお話になっている。マフィアが義賊として生きられた幸福な時代のヴィトと、複雑なパワーゲームの中汚い仕事をせざるを得ないマ>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

久々に再見。超絶面白いのだが、ネットドラマで10時間20時間の作品が当たり前ないまになって見るとプロットがかなりシンプルに感じる。もっと15時間くらいかけて見たいなと思わされた。

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

再見。面白いのだが長い

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

5.0

あまりにも最高すぎてホドロフスキー熱がいま高まっている。4/24に新作公開だ!

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

再見。まあまあ面白いのだが、出てくる4組のうち3組くらいが同じ行動原理(空売りで儲けたい)で動いているので、群像劇の面白さがいまひとつ出ないまま進んでいく。空売りをしているのに、しきりに「持っているC>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

序盤とクライマックスの会議、そのあとのシークエンスが出色の出来なのだが、それ以外があまりにもメタクソでバランスの悪い映画だった。とりあえず心理状態をなんでもかんでも台詞で説明するのは本当にやめてほしい>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すごい映画だったがあまり好みではなかった。

以下追記。
戦場を疑似体験できるという点では最高の映画。IMAXレーザーの劇場で見ていたのだが、没入しすぎて心底ぐったりした。

ただ、ドラマとしては非常
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

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なんでこんな非効率的な潜入捜査をしているのかがよくわからなかった。実際はこうではなかった気がする。コメディアンとしても盤石の働きを見せるアダム・ドライバーは本当に素晴らしい。いまなお問題は続いているこ>>続きを読む