Jさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

色ぼけ欲ぼけ物語(1963年製作の映画)

4.3

やっぱこういうドタバタてんこ盛り喜劇はノレるぅ。リアリズムもクソもねえ!
チンピラ同士の取っ組み合いがかなりのデタラメ。。結婚式の花嫁の顔怖すぎる。。

個人的にはこの辺の脚本を勉強したいところ。

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.7

んんー。おこがましいし恥ずかしいけど、感情を抑えつけた演出やオートマティックで作業的な運動からモデルに内在する本当が滲み出してるようには思われへんかった。これはいろんな人と話したいなあ。

僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「本当のおじいちゃんみたい」「その言葉忘れないよ」そして真っ白な雪。くうぅ。

ミリキタニの記憶(2016年製作の映画)

2.3

見んでいいやつ。ミリキタニをへんに美化しないために真実を見せたいという作者の意図もわかるが、ミリキタニの水墨画が結構いいってこと以外たいした驚きも発見もないし何より『ミリキタニの猫』を観た後やと興醒め>>続きを読む

ミリキタニの猫(2006年製作の映画)

4.3

ミリキタニの時間が再び動き始める瞬間、それが彼の憎んでいたアメリカの力を借りて成されるところとかいろいろ泣ける。監督の人間愛がミリキタニの憎しみを解いていった。
編集もしゃしゃらんけど的確で泣ける要因
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出発(1967年製作の映画)

4.0

楽しんで撮ってるのが画面から伝わってくる。

大阪物語(1999年製作の映画)

3.7

会話から滲み出る生活感。
メインのキャスティングとロケ地がめちゃ良くてノレる。池脇千鶴を信頼しきってる横顔の寄り。市川準は人間の横顔に託すなあ。

あと素材・雑観をめちゃめちゃいっぱい撮ってて編集で膨
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つぐみ(1990年製作の映画)

3.3

物語のためにいる人間じゃなくて、そこに映ってる人間の瑞々しい息遣いを捉えようとしてるのは好きやった。けど、もしかしたらやりすぎかも。これが酷くなってくと雰囲気映画になってしまうんやなって。

特に中盤
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早春(1970年製作の映画)

5.0

すべてが最高なダイヤモンドみたいな映画。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.5

演出という「作為」が、それを実行する側の役者(主に臼田あさ美)の運動や発話からところどころ想像できてしまうのが残念やった。
そこに映ってるのはカメラや物語のための人間、って事は分かってるけど観てる間は
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ハル・ハートリー短編集(1991年製作の映画)

2.8

この人は突発的な邂逅とか運命を描くのが好きやな。
しかし文学的なやりとりにはどうも回りくどさを感じてしまう。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

印象薄い。そういう緊張感におれが鈍感なのはある。

腰辨頑張れ(1931年製作の映画)

3.9

成瀬さん、後半の編集時はラリってはったんですか?

害虫(2002年製作の映画)

4.2

再見。死の気配を匂わせ続ける宮崎あおいの「顔」はやはり戦場化してた。
母親の愛人に襲われるとこ怖すぎ。

エキストランド(2017年製作の映画)

2.3

メインアクトのキャラ造形が余りにもフィクショナルでどうでも良くなってしまった。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.4

あの菓子パン食いながらおっさん電柱に当てるゲームしてえ。。
画面設計素晴らしいなあ。

ウイークエンド(1967年製作の映画)

4.5

高層マンションのバルコニーから路上の殴り合いを見下ろしていた不倫中ブルジョワ女の顛末。

泣きぬれた天使(1942年製作の映画)

3.4

なんかすげえ惜しい。、
時間経過が分かりにくかった覚えがある。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

3.7

話の結末をはたしてどう捉えるべきなんか何日かボヤッと考えてたけど、やっぱあれはカウリスマキが込めた希望やと素直に受け取っていいんかも。
ぬるすぎるぐらい温かい。

レット・ザ・サンシャイン・イン(2017年製作の映画)

3.5

くだらなすぎて笑えてはきたものの
わざわざ見に行く程ではなかった。
何も刷新されてないなーと。
話はちょっとロメールっぽかった。

リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

4.3

孤独な男の心の内の話。
ジャームッシュはいつも僕らに生き方を示してくれる。

ライブテープ(2009年製作の映画)

3.7

松江哲明の、人の話を聞く態度がウザい。あいつは画面内に出てこんでいい人間。
輝きの瞬間は映り込んでた、ようにも思えたのに。

追記:松江哲明は自分は画面から切ってもらえると思っていたそうだ。まあどちら
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