大原麗子が主人失踪して浮気疑うところで画面奥手に子供入れる構図がいい、というよりとにかく大原麗子が最高
クストリッツァをもっと混乱させたような、カメラがものすごい動くからそらに拍車かけてる 壁蹴ったらカメラまで揺れたりするへなちょこユーモアは本当に好き
ただし、要再見
集中力が切れたのもあったが全二作比べると外連味が足りない印象 映画見る場面は面白い、なかなか見ない撮り方
ながら見ながら名作、アスペの子が主人公なだけに結構過剰な演出しててそれがたまにキズなところもあったが総じて泣ける
こう簡単に比べるのはバカな気はするが、アンチクライストより面白いミソジニー映画
男は女の全てを欲し、女は男の部分を欲する、カメラワークだけでもお互いの欲求一致してないのがわかるのがいい
徹底した固定ショットが映画に品をもたらしてる 極端なアップの後に来るロングの落差もいい
サイコモノながら過剰な演技と映像表現とが相まって完全に笑わせに来てる、しかしながらメチャクチャ面白い
パラパラとサイコパスの説明をする男のモンタージュなんて絶対死ぬまで忘れない
このレビューはネタバレを含みます
連続性を重視しない編集にかなり独特な動きをするカメラに終始乱される、一種のユーモアすらあるその混乱に戦争の狂気が表れていていい
直後に焼き殺されるのにご丁寧に自己紹介して、映画的に署名される村人たちの>>続きを読む
敢えて再現ドラマに徹してるんだろうが、その割には冒頭で雅楽流したり、桜のインサート入れたり通俗的な解釈を入れているような箇所があったのは残念
しかし最後の演説の場面はかなりいい、井浦新の映像に対して>>続きを読む
メロドラマの名作、会話を切り返しで撮ると変な色気が出てきてそこに二人並んで歩くショットがあると情のもつれが見えてくるような気がする なんでか知らんがただの何気ないアップが視点ショットにも見えてしまう
いい場面は確かにいいが全体的な軍配はカラー版に上がる
過激にした駅馬車だしハッタリのかまし方なんてレオーネと見紛わんばかりの技巧、要はメチャクチャ面白い
劇中なんども童謡が流れ、いかにも大船調のロングで豆みたいに撮られている子供の姿には可愛らしさもあるが内容はそんなホンワカとしたものではなく、当時の残酷さが容赦なく描かれる
ほとんど三味線とセリフだけで音響が成立してるのはすごい 黒子の存在を考慮に入れたカメラワーク(単体のアップまである)も面白い セットであることを最大限生かした演出は今見ても新鮮
ぶつ切りなカット割りの中に入る暴露的なアップやズームがたまらない 子供を望みすぎた不妊症の女のブラックコメディ
くだらない内容だが、ちゃんと各場面に見せ場があってダレないし面白い 曲調が似てると思ったらギララの逆襲と同じ音楽監督だった
まだこの映画を面白いと感じる年ではなかった、トントは可愛いけどあんまし目立たないしね
やけに俯瞰が多いなあ、と思ってたらそういうことだったのかと気づかされる 将棋台とちゃぶ台はよく似てる
アニメでこの間を持たせるのはすごい 静かな間の中に短く鋭利なショットが入るのがまたいい
設定は面白いんだがいかんせん物語に動きがなさすぎる、短い説明的なショット繋げて内容を分かりやすく描写するのもいいんだが、それのせいで映画の流れが単調になってる
このレビューはネタバレを含みます
撮影がかなり上手い、かなり極端なカットばかりだが構図がしっかりしてる分奇をてらうだけに終始してない テンポもよく進むし30分あっという間に終わってしまう
スマホ画面に唾吐きかけるのは射精意識してるのか
モキュメンタリーを見慣れた現在の我々からすると目新しさはなかったりするが ウディアレンらしいユーモアが所々冴えててやっぱり非凡で面白い
ハリウッド嫌いな映画オタクがハリウッドに反旗をひるがえすという内容 たかが映画のために死人がバンバン出るというぶっ飛びぶりには笑える ハリウッド映画の撮影、編集法でこの強烈な反ハリウッド映画が撮られた>>続きを読む
FAKEもそうだったが単純な二項対立を脱構築しようとする姿勢には賛同する 爽やかな音楽とともに語られる青春ドキュメンタリーとして完成させたのには驚いた
ロングで撮られる暴力描写はとにかく圧巻、ここまで完成されてると下品さを強調させるために時折入るアップが邪魔にも見えてくる