元空手部さんの映画レビュー・感想・評価

元空手部

元空手部

星4以上は個人的なオススメです
レビューや採点に統一性はない

映画(870)
ドラマ(3)

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)

4.0

権力に抑圧される女の話である以上に、囚人服にポンチョを着た女囚達と目の潰れた署長との、けものの部屋と同じく異形の人々のお話
片目の署長はあくまで法が介在しない私怨による殺害法を選び、けものの部屋の成田
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女囚さそり けもの部屋(1973年製作の映画)

4.0

普通に生きていく事のできない、腕がなかったり、脱走犯だったり、兄弟姦をする、異形の人々達の友情であり、復讐劇
それに対して、おそらくゲリラロケで撮影された普通の人々で構成される街中の場面が良い、梶芽衣
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.2

オリジナル版にあった黒沢年雄とかのスプラッター映画紛いの過剰さはなくなり、かわって大人のエンタメにふさわしい映像のダイナミズムがある 窓越しに近衛兵覗くカットなんて凄い、緊張感とユーモアが混在してる>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

ただし、要再見
人物のショットを、画面前方にボヤけた対象物を置いて、角度つけていかにもドキュメンタリータッチですよ、と撮影するのはいかにも是枝らしい、人物の距離感の表現でもあるんだろうが ソフトフォー
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.2

オープニングに代表されるように、クリストファー・プラマーが映る時だけ、ボケた不安定さを象徴するためにカメラは縦に揺れるんだが、単純な手法なのにかなり効果的な演出になっている
往年のハリウッド映画みた
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

ただし、要再見
タバコの吸い殻やカラスの動きまでしっかりと捉えるあたり、これまでの東映映画にあった勢いに任せた雑さは薄れている 少なからず、ただのパロディではない
逆にいうと演出演出しすぎていてわざと
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

4.8

あの有名な場面、カメラは黄金を求めて狂うイーライ・ウォラックの姿を追いかけず、上へ上へとズームアウトしていき、お宝の埋まっている墓場の全景を映す、これを西部劇の夢と言わずして何と言う

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

描写を深めていくと、どうしても生々しくなっていくゲイ映画だが、今作は驚くほど爽やか 出てくる人物がみんな善人だし、これは大きな第一歩だと思う 父と子の話であるのも話に深みをもたらしている
綺麗な田舎の
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

パゾリーニみたいに極端な遠近感が映画の中に韻を作っていて、大胆な画面の余白が思春期の不安定な心情を表していた
ただし、換喩として入れるアップがスカートばかりなのは気になった、女子高校生=制服というのは
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告白(2010年製作の映画)

3.7

たまに入る俯瞰がいい、これのおかげで映像がダイナミックになってる
かといって、色調落としてスローモーション入れて、叫んで露悪趣味にすれば面白いわけではない
しかも、松たか子だけが悪意のある描写されない
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

遂に最強の装備を完成させた工藤
市川も大概キレっ早い
春琴抄ばりの倒錯した純愛映画

戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.7

パンツ脱がせる場面の見事なPOVとオフスクリーンの不一致によるダイナミズム
けど工藤がメインじゃないと面白くない

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.2

トイレの花子さんから始まる感動巨編
こんな胡散臭いのに現実感があるのがすごい
ワンカットの運転場面がこんなに面白いとは思わなかった

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.0

ISのメディア戦略に対し同じ映像で抵抗するRBSSの姿を追った良作
でも、演出カッコつけすぎ、これじゃISと同じ穴の狢、相手の喧嘩に乗っかってどうする

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.7

あのラストといい、宮沢りえの行動力に振り回される人々のホラー映画
お涙頂戴の場面でもそこまで引っ張らず、安易にカメラを揺らさないのも良い 臨終を見せない切り方も良い
ただ、優しい雰囲気出したかったんだ
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78/52(2017年製作の映画)

3.8

これだけでショット分析の教科書になるくらい、あらゆる角度からサイコのシャワーシーンを語り尽くした映画
レイジングブルにまで重なるすごさ
いくら好きすぎるからってモノクロ画面にする必要はないけど

おとし穴(1962年製作の映画)

4.0

タバコを吸う場面の力強さ、生きているって感じますね

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー展開がティーンズの理想って感じがして、大の大人が騒ぐ映画ではないような
例えば仮にも育ててくれたおばさんが死ぬところがやけにあっさりとし過ぎていて、大して悲しんでなかったり、学校の描写が皆
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ピープルvsジョージ・ルーカス(2010年製作の映画)

4.0

オールドファンとジョージルーカスの、面倒くさい飽くなき戦いを主題にしたドキュメンタリー
人種や国籍をこえた様々な人のインタビューを編集した作品だが、部屋のレイアウトとか、服装や話し方でその人の人となり
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アメリカ消防夫の生活(1903年製作の映画)

4.1

時系列の処理の仕方が独特で、犬を配置するユーモアも良い

小麦の買占め(1909年製作の映画)

3.8

狭い屋内と広々とした農場、縦移動と横移動の対比
アンチ資本主義ではなくアメリカ的な自由を尊ぶ作品にする辺り、グリフィスは良くわかってる

紅葉狩(1899年製作の映画)

3.7

カットの概念がない時代ならではのハプニングが可愛らしい

これは映画ではない(2011年製作の映画)

3.7

映画製作を禁止された監督が映画ではないを言い訳にして映像を撮る作品
どこまでが映画であるかないかなんて決められない訳で、そこを突いた子供みたいな皮肉っぽさがあるのが良かった記憶

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

自己愛が強すぎるのと無関心はダメだよね、というお話
ズームやパンなどのゆったりとしたカメラの動きが良い、作品に不穏な雰囲気を醸し出している
大人が全員クズだし、全部スマホのせいにしたり、全体的に露
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

4.3

90分ワンカットは見ていて疲れるが、それに見合ったラストが訪れる名作
初見は情報なしの方がいい
この映画の主役は在りし日のロシアですね

ニッポン国 vs 泉南石綿村(2017年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

多種多様な人物がいる泉南石綿村の原告団が、官僚機構のニッポン国を相手取って裁判を起こした過程を8年間追ったドキュメンタリー
原告団側にユーモアがあって、悲壮なだけじゃないのが良い 所々体感時間が長いと
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ヘドローバ(2017年製作の映画)

4.0

デット寿司ファンとしては避けては通れぬ作品
劇薬・ピーピースルーが出てくるのはピーピースルーK教信者としては最高の展開
まあ面白かったけど、インディーズレベルでしか評価できないのが悔しい 映画に対する
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