平田一さんの映画レビュー・感想・評価

平田一

平田一

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

何でネタバレだっつんてんのに、観る前に見ちゃうかねw

椅子から引っくり返ったかって本気で思ったサプライズ、出だしの冒涜続編からの、デップージーザスクソッタレw なawesome(素晴らしい、スゴい、
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.2

男は決して越えられない「ノー・マンズ・ランド」において軽やかに前身するワンダー・ウーマン/ダイアナに当時以上の感動を覚えてしまいましたね。現実でもプレゼンに首をかしげる首脳陣をダイアナ同様一歩一歩納得>>続きを読む

ストライクウィッチーズ 劇場版(2012年製作の映画)

2.5

要は「目的地への道中と501再起動」。ながら見ではあったけど、大体こんな感じかな。

単独の映画としてはご都合主義を感じるし、そもそも一つの話としてもどうにもパッとしませんね。何か大きな転換点を描写す
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.4

実年齢は40才の名優アダム・ドライバーにどうしてわざわざメイクをしてまでフェラーリを託したか? 劇中のフェラーリは59才だったから、実年齢に沿った役者を託せば良いのにがちらついて、正直ずーっと疑問符で>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.5

『前章』より絶望的に蔓延する地獄絵図。寸分の狂いもなく転落する世界の中で、肯定的バッドエンドへと辿り着く『後章』に、終わったあとひたすらに、

「今日」を生きようと思った。

それが例え恥知らずの、み
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魔法使いの嫁 星待つひと 後篇(2017年製作の映画)

3.7

選ばれてしまった青年の果たせなかった後悔、青年から託された思いを汲んで駆けるチセ。この時からチセの「誰かのために」って思いとか、後悔を誰かに味わってほしくない一心が生まれたって考えると、スゴく美しいで>>続きを読む

ターミネーター2/特別編(1993年製作の映画)

5.0

1984年に封切られた『ターミネーター』の続編で、16分の未公開シーンを加えた特別編(正直ボクには本作こそが公式の映画です)。調べたところ、T-800が学習のため頭部にあるプログラム・チップをサラに書>>続きを読む

ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.3 アルンヘムの橋(2015年製作の映画)

3.6

3章はペリーヌとリーネコンビの物語。疎開地で必死に生きる少年ユリウスと妹ローズと出会った二人の戦いと相互理解が軸ですね。

この回でペリーヌさんの印象が変わったし、素直になれないツンデレぶりがしっかり
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ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.2 エーゲ海の女神(2015年製作の映画)

3.6

シャーリーとルッキーニが主人公の第2弾。珍しくルッキーニが必死になっていたりとか、シャーリーが冷静に軍人として判断したり、前回に負けず劣らずの見所が盛り沢山。

けど一番ビックリなのがロンメル司令官で
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ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.1 サン・トロンの雷鳴(2014年製作の映画)

3.4

「2」後の501部隊メンバーにフィーチャーしたスピンオフ劇場版シリーズ第1弾。初陣はハルトマン、バルクホルン、ミーナの三人とウルスラの物語。

バルクホルンのある一件から不機嫌なハルトマン。その理由も
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魔法使いの嫁 星待つひと 中篇(2017年製作の映画)

3.7

どこにも居場所が無かった時に、読書に癒しを求めているの、ボクもそういう子供だから、気持ちスッゴく分かるよ。演者が櫻井さんだから、どうしたって胡散臭いところは感じるんだけど、何かにスッゴく苦しんでいるこ>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ アクセル・フォーリー(2024年製作の映画)

3.8

マーヴェリックが未だに現役最前線であるからこそ、アクセル・フォーリーも現役で、現場を調べて、追いかける。断片的には見てきたけれどこれが初のビバヒルシリーズ。初見ももれなく堪能できる映画で安心できました>>続きを読む

魔法使いの嫁 星待つひと 前篇(2016年製作の映画)

4.1

本棚を整理すれば「少しは秩序が保たれる」って、棚整理でそういう言葉、聞いたことなかったよw

内容は30分ほどの短編映画だし、導入も導入だから作品としては様子見。けど母親の自殺から直後の話というとこが
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

4.1

『Pig』が非常に素晴らしかったサルノスキ監督だけに、音を立てたら即死世界の本シリーズはピッタリです。同時に「死」と「喪失」が根底に宿っている、マーク・フォースター監督の『チョコレート』に通じている、>>続きを読む

ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003年製作の映画)

4.9

今年で日本初公開から20周年突入なので、それを祝して再投稿も兼ねての再鑑賞です。

何度観ても140分にも及ぶ長尺なのに、その長さを苦痛に感じることが一切無いうえに、無駄なシーンが一つも無かった素晴ら
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バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

3.8

開幕からマイクの身に起こった大きな変化とか、臨死体験でマーカスがスピリチュアルに目覚めたり、4作目なのに前作以上にクレイジー待った無し。けれど劇中の根底に「悔い」のドラマが宿ってて、シリーズ史上クレイ>>続きを読む

カウントダウンZERO(2010年製作の映画)

3.8

「事故」
「誤算」
「狂気」

という上記の3つに観ている間、納得するしかなかったのは、この映画が初めてです。

10ヶ国目の核保有国が一体どこなのか? 被爆国たる日本すらも保有国になり得そうな、恐ろ
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.5

自分も書きたい話のために、並行して絵を書いて、昨日の頃より成長したくて“逆らってる”人間だから、藤野のパートで4回以上は涙が流れて戸惑った。京本と初めて出会って、そこで明かした表明からの雨が代弁してい>>続きを読む

ケビン・コスナー チョイス!(2008年製作の映画)

3.8

是非とも多くの日本人が一度は見るべき映画では? って思うほどタイムリーな作品だと思います。主人公バドの日々が契約社員で給料を何とか稼ぐ人間と何ら変わってないぐらい、(派遣社員で日銭を稼ぐ)日本国内的で>>続きを読む

【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

4.2

来期スタートの2期を祝しての第1話リバイバル。初見の時点で圧巻だった84分のプロローグ、映画館で拝見するとやはり威力が段違い。

B小町のライブパートは迫力が増していて、苺プロの皆と過ごす時間は家族の
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数分間のエールを(2024年製作の映画)

4.0

“モノ作り”の初期衝動、一気に開けていくビジョン。だけど“かけ離れている”と突きつけられる瞬間の、“世界の終わり”の宣告みたいに、何かが“止まってしまう”時…モノ作りを志す、踏み出す自信を持てない人、>>続きを読む

バッドタイム(2005年製作の映画)

3.7

退役軍人の自堕落な日常ものではあるけれど、海軍に所属した経歴のデヴィッド・エアーが描く退役軍人ものは決してジョークにさせていない。後遺症に苦しんでいる退役軍人の精神を疑似体験させるような感触にしてるか>>続きを読む

ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

5.0

先週の『愛のメモリー』に続くデ・パルマ特集は、ジョン・トラボルタ、ナンシー・アレン主演のサスペンス・スリラー。B級ホラー映画の音声を担当する青年が、録音中に遭遇した車の転落に隠された陰謀に生き残った女>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

3.8

一番心打たれたのは、ブルイット・テイラー=ヴィンス演じるジーンとのやり取り。女をモノとしか見てない男ばかりと思っていたら、ジーンは自分に自信が持てず、けれど粗野な男じゃない。恐らく三十路を過ぎてもなお>>続きを読む

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:(2024年製作の映画)

3.8

『前編』クライマックスたる「あのバンド」シークエンスの“とある引き算”にとてつもない衝撃を受けました! 既に知っているものだった「ヒーローの到来」が引かれたことでTV版とは違ったセンセーションぶりに、>>続きを読む

マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

2.1

“おしえて、おじいーさん…じゃなく、やめてよ、おじいーさんw”

ハーレムのギャングスターみたいになってるペーターやw、タラちゃんみたいな口調とか、ヨーデルの使い方…結局予告がピークだった案件の映画だ
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.9

やっぱりマイケル・ベイ作品がボクは大好きなんだなぁ。

開幕からKKKをネタに暴れるところとか、ハイウェイでの車ポイ捨て、空中回転、車両大破。からのフランク・ルーカスがぶちギレそうな麻薬密輸、死体いじ
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愛のメモリー(1976年製作の映画)

4.2

ヒッチコックの『めまい』については残念ながら見ておらず、どれほどの影響を受けているかは知りません。しかし今年拝見した『悪魔のシスター』に続き、デ・パルマのテクニックとセンスにヤられちゃいました!

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

2.5

自分が寝不足の状態で観たのでフェアではないけれど、『怒りのデス・ロード』に比べ色々違いが目立った。フュリオサの15年が本題だからやむ無しだけど、にしたって前作より上映時間を増やしすぎ。前作は2時間以内>>続きを読む

ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

5.0

史上最高のウマ娘にこの映画をプッシュしたい!

強すぎる閃光が呪いのように心を毒し、それでもどうして走ることを、戦うことをやめないか…熱量から闘争心、迸る緊張感。間違いなく上半期を塗り替える傑作です!
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

2.5

天才が“温室の揺りかご”から抜け出して、エゴイストに覚醒する「ブルーロック」劇場版。凪のサイドストーリーから語られるのは良かったし、TV版とはまた違った角度で見られて良かったです。

ですがアニメ2ク
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Returner リターナー(2002年製作の映画)

3.7

“未来なんかにキョーミねぇよ!
タイムリミットは3日間。
たった2人で未来を救えるか!”

『ジュブナイル』に引き続いて、好きなものを詰め込んだ初期の山崎貴監督(『ゴジラ-1.0』)のオリジナルSF映
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.8

72本目。

来月には待望の最新作が公開される「バッドボーイズシリーズ」の記念すべき第1弾。マイアミ市警から強奪された大量の麻薬を追って、マイアミ市警の凸凹コンビが卑劣な悪党を追いかける。

今でこそ
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The Responsive Eye(原題)(1966年製作の映画)

2.5

2024年71本目。

こちらも同じくデ・パルマの『愛のメモリー』Blu-ray(制作40周年記念コレクターズ・エディション)に収録の短編で、ドキュメンタリー映画。ニューヨーク近代美術館で開催されたオ
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ウォートンズ・ウェイク(1962年製作の映画)

3.8

2024年70本目。

愛しあってるカップルにバーナーを食らわせたり、ちょっとどころか相当にトチ狂ってる彫刻家(ウォートン)。彼が女性に身を変えた彫刻を追いかける…ざっとこんな内容ですが、何度か観なく
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ソルジャー(1998年製作の映画)

3.1

2024年69本目。

40年間も戦場で老若男女を殺し続け、次世代の台頭でお役御免の旧式ソルジャー。捨てられた旧ソルジャー、トッドが自分を助けてくれた人々を救うために立ち上がるアクション映画。

やは
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