平田一

ウォートンズ・ウェイクの平田一のレビュー・感想・評価

ウォートンズ・ウェイク(1962年製作の映画)
3.8
2024年70本目。

愛しあってるカップルにバーナーを食らわせたり、ちょっとどころか相当にトチ狂ってる彫刻家(ウォートン)。彼が女性に身を変えた彫刻を追いかける…ざっとこんな内容ですが、何度か観なくちゃ分からんな…

ピグマリオンコンプレックス(?)を思い出すところとか、他人を壊す行為自体が彼の快感のような、デ・パルマらしい変態性に溢れたお話でしたね。随所に戦争の影を忍び寄らせる描写とか、もっと見れば発見がありそうだと感じました。

当初は同じくデ・パルマの『愛のメモリー』を観るはずが、時間が取れずBlu-ray(制作40周年記念コレクターズ・エディション)に収録の短編を。この後に拝見した短編もそうですが、まだまだデ・パルマ初期短編、味わいたい限りです。
平田一

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